【ラブコメ】「五等分の花嫁」第五巻は四葉回&五つ子まさかの分裂の危機! そして、風太郎が勉強に打ち込むようになった理由とは・・・?

はい、ということで「五等分の花嫁」第五巻のレビューになります。

五巻は、ここまでにぎやかし役だったり、何かと便利に扱われてきた感のある四葉が、ここでようやっと大々的に取り上げられます。

四葉の可愛さを存分に堪能したところで訪れるのは、五つ子がまさかの分裂の危機?

それに頭を悩ませる風太郎。

そして、風太郎が勉強にここまで打ち込む理由とは・・・?

そうしたことが五巻では次々と語られていきます。

そんでなにより・・・五月が今回は良い仕事しているしカワイイ!!!!

マジ、今巻の五月は最高に可愛いわこれぇ・・・。

では、以下、レビューです。

 

↓前巻ネタバレレビュー↓

densilife.hatenablog.com

↓次巻ネタバレレビュー↓

densilife.hatenablog.com

 

 目次

1.四葉にお礼をしようと思ったらデートになった風太

今回は、四葉回!

の前に、病院での一コマやちょっとした事件もありましたが、なんといっても四葉回。

四葉は天真爛漫で可愛いキャラですが、そんな四葉風太郎がデートをすることに。

以下、あらすじレビューです。

 

一花と三玖がそれぞれ風太郎に一緒に出かけよう(デートっぽい)というメールを送りますが、これを勉強するからと無下に断る風太郎。

そして、勤労感謝の日

林間学校では四葉にいろいろと迷惑を掛けてしまっていた風太郎は、らいはに言われて四葉にお礼をしに行くことに。

贈り物をしようと思っていた風太郎ですが、四葉に連れられて一緒に出掛けることになります。

「デートですよ デート」

そう言う四葉と一緒に行くと・・・

まずは五月おすすめのレストラン、三玖がよく行くスパに、一花が出ている映画。

そして、最後はアパレルショップにて、二乃が欲しいと言っていた服。

四葉の欲しいものをあげたいと言う風太郎に、四葉は困ったように言います。

「私が欲しいものはなんでしょうか?」

と、そこに現れたのは一花と三玖。

一花と三玖の誘いを無下に断っている手前、四葉と一緒にいるところは見せられない。

逃げる風太郎と四葉

外も暗くなり、二乃や五月からも逃げて辿り着いたのはいかにも庶民的な公園。

「よくこんなところ知っていたな」

そう風太郎が尋ねると、落ち込んだ時にはよくブランコに乗るのだと言う。

久々の庶民感に浸りながらブランコで遊ぶ二人。

「全力で漕いだ時に見える この景色が好きなんです」

ブランコから見えたのは、公園のある丘から広がる街の景色でした。

ブランコから飛んで着地する四葉

四葉に煽られて、風太郎も飛ぼうとしますが勢い余って一回転。

「見たかよ! 何が起きたんだ今」

そう言って風太郎は大笑いします。

帰り際、結局、風太郎は何もあげられなかったのでらいはに渡す予定(断られた)だった小学生向けのテスト対策問題集を渡しました。

「ありがたくいただきます でも」

「欲しいものはもう貰いました」

 

はい、四葉回はここまで。

今回の四葉可愛すぎなんだよなぁ・・・。

これまでただお人好しで賑やかでバカな可愛い妹的なポジションの四葉でしたが、ここでそんな四葉にもいろいろと考えていることがあるんだと気付かされます。

そして、最後。

「欲しいものはもう貰いました」

ここ、四葉回は今巻が初だけれど、これだけでももう四葉好きになっちゃってもいいくらいですからねぇ。

いや、まあ、僕は五月推しですけれど(念押し)。

さて、この「欲しいものはもう貰いました」ですけれど、四葉らしいですな。

一見すると、単に風太郎の笑顔を見て嬉しかったくらいにも読み取れます。

けれど、これまでの四葉のお人好し具合や、自分が何を欲しいのか分からないけれど、他の誰かの欲しいものは知っているところとかを考えてみてくださいよ。

四葉は、単にお人好しなだけなんじゃなく、そうして見られる誰かの笑顔が、ただそれが欲しいからお人好しなのだと考えると、とても健気で可愛いじゃあないですか!

2.期末試験を前にして仲違いをしてしまい五つ子分裂の危機

期末試験が差し迫ったある休日のお話。

これまでは風太郎と誰かの間での仲違いこそありましたけれど、五つ子の中での仲違いはありませんでした。

ですが、今回ばかりはちょっと様子が違うようです。

以下、あらすじレビューです。

 

ことの始まりは、土曜日の家庭教師に遅刻した風太郎。

五月が見に行くと、風太郎が寝不足で倒れていました。

期末試験まで一週間だからと、五つ子用に分厚いプリントの束(問題集)を自作で用意したから倒れてしまっていたのでした。

五人を集めて勉強を始めると、ことあるごとに衝突する二乃と三玖。

喧嘩でも始まったら勉強に集中できないと懸念する風太郎でしたが、ついに三玖に怒って二乃は自室へと引き上げようとします。

風太郎にもキツく当たる二乃。

そんな二乃にムッとしながら、三玖は風太郎が作った問題集を二乃に持たせようとしますが、二乃に手を払われて問題集を落としてしまいます。

「拾って」

そう言った三玖に当てつけるように、二乃はプリントを破り捨てました。

いよいよ怒る三玖。

しかし・・・

パチン

と、二乃の頬を叩いたのは、五月でした。

「彼に謝罪を」

風太郎の作った問題集はすべて手書きで、五つ子に合わせた問題だったのを知っている五月は、風太郎に負けないよう真剣に取り組むべきだと言います。

ついに本当に怒った二乃は家を出ていくと言い出しました。

「こんなのお母さんが悲しみます やめましょう!」

「未練がましく母親の代わりを演じるのはやめなさいよ」

言い合いに発展した二人は、なぜか二人とも家から出ていくことに・・。

翌日、本当に出て行ってしまった二人を三玖と一緒に探していると、二乃がホテルにいることを突き止めました。

ホテルの二乃の部屋でドアに挟まれながらも、風太郎は二乃を説き伏せようとします。

「お前は誰よりあいつらが好きで あの家が好きだったはずだ」

「…こうなったのは全部あんたのせいよ あんたなんて来なければよかったのに」

警備員を呼ばれそうになり引き返す二人。

二乃の場所は分かりましたが、五月は財布も家に忘れており行方が知れません。

公園で腹を減らしているところを想像する風太郎でしたが、家に帰ってみるとなんとそこには五月の姿が。

他に行く当てがないところ、風太郎の家は五月しか知らないので隠れるにはちょうど良かったのでした。

 

五月いいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!! 最高かよ!

あ~^五月好き。

マジで、ここの五月は本当に大好きです。

行く当てがなくて風太郎の家に来ちゃうあたりも可愛いんですけども。

なんといっても、母親の代わりになろうと頑張って、そして、頑張ってくれた風太郎を思って、二乃を叱るくだりとか五月さんの意思とか芯の強さとか見えて好きです。

(それなのに普段は末っ子っぽくたまにポンコツなところがまた・・・良きかな)

はい、五月について語ったところで、ここの場面では、五月と二乃が仲違いをしてしまいます。

一花ほど柔軟でもないし、四葉ほど流されやすくない、むしろ、二人とも頑固で精神的に不器用で芯が強いからこそ、譲れないところで衝突してしまったんですよね。

二乃は風太郎によって五つ子が変わっていってしまうところで、これまでの五つ子のようにいられなくなることに不満を抱えていたんです。

それに対して、五月は五つ子が変わっていくことは逆に良いことだと考えており、加えて、一番真面目な彼女は風太郎の徹夜の努力を無下にした二乃が許せなかった。

男性読者的に風太郎の視点から考えると二乃の株が下がって、五月の株爆上りですけれど、二乃の心境を考えると不満なのも分かります。

これまで五つ子で心地よく過ごしてきたのに、そこに突然現れた風太郎とかいう男のせいで勉強やらなんやらで変わっていってしまっている。

みんながみんな不満を覚えないって方がおかしいんですよね。

けれども、それでもまず真っ先に二乃の安否の心配をする風太郎はさすがすぎる。

3.風太郎が勉強に打ち込む理由とは・・・そして、彼女が現れる

 さて、話は前後しますけれど、今巻では風太郎が勉強に打ち込む理由が語られます。

それには、五つ子の誰かが関わっているのかも・・・

そして最後にはちょっと予想外の展開が待ち受けていました。

以下、あらすじレビューです。

 

 風太郎は小学生時代、金髪の見るからに悪ガキでした。

そんな風太郎は、自分でイケていると思っていたし、中心にいると思っていた。

けれど、京都への修学旅行の時、ひょんなことがきっかけで風太郎は自分は必要とされていない人なのだと考えるようになります。

そんなことなので、修学旅行では班のみんなを先に行かせて一人、京都駅で座り込んでいました。

 と、ここで風太郎は父親の仕事道具から持ってきたというカメラのせいで盗撮疑惑を掛けられて警察を呼ばれる事態になります。

しかし・・・

そこに現れたのは、現在の風太郎が持っている写真のあの少女。

少女に助けられた風太郎。

しばらく京都の街を班を探してうろつきますが、少女はそんな風太郎についてきます。

「人を捜してるんでしょ 私もなんだ」

「一人でできる 他を当たってくれ」

「他じゃだめだよ お互い一人で寂しい者同士仲良くしようよ 私には君が…」

そう言って、少女は笑いかけます。

「君が必要だもん」

ーーーーーーー

話は今に戻って、五月が風太郎の家にきたところ。

五月と外を歩きながら、風太郎は言います。

「あの日、京都であの子と出会い、いつか誰かに必要とされる人間になると決めた」

なんのために勉強しているのか? 五つ子から何度か尋ねられた質問。

「俺はそのために 勉強してきたんだ」

ーーーーーーー

その後も、二乃と五月をなんとか仲直りさせようと奔走する風太郎ですが上手くいきません。

池のほとりで落ち込んで、二乃の言葉を思い出します。

「あいつらに俺は不要だ」

「また落ち込んでる」

どこからともなく聞こえてきた声。

「やっぱり君は変わらないね 上杉風太郎君」

そこには、あの時、京都で出会った少女そのものの姿の女性。

「久しぶり」

 

はい、ここまで。

で、ここで風太郎が異常に勉強に集中している理由が分かります。

一つは、小学生時代に必要とされていないことを知って、それがトラウマになってしまっているから。

そして、もう一つは、少女に出会って、その少女に恋をしてしまったから。

そんな少女に必要とされたから、誰かに必要とされる人間になろうとしたのです。

それで勉強に打ち込むようになったわけですよ。

気持ちは分かります。

理由が単純? 現実でも、まあこんなもんですよ。理由なんて簡単です。

んでもって、最後。

まさかの衝撃展開、あの時の少女出てきちゃったよ・・・。

で、このセリフ。

「やっぱり君は変わらないね 上杉風太郎君」

ってことは、五つ子の内の誰かはもうすでに風太郎のことを初めから分かってた?

いや、そんな、まさか・・・。

ということで、どうなっていくのか先がめっぽう気になる第五巻の引き!

とはいえ、少女の正体はまたしばらく明かされることはないと思いますが。

以上、第五巻のレビューでした!

まとめ買いもあるでよ!

【オネショタ】「私の少年」第一巻は大人の女性と美少年の出会い、そして、彼女と少年が普通の、けれど心地の良い日常を知る物語【女性向け】

はいきました、私の少年のレビューです。

異質な恋愛漫画? ヒューマンドラマ?

正直なところ、第一巻では全くどう転んでいくのか分かりません。

始めに言っておくと、全体的に女性向けなタッチで描かれていくオネショタであり、ヒューマンドラマ的なものなのですが、実際読んでいると男性でも面白い。

なんていうかな、僕がヒューマンドラマや恋愛漫画といった女性的なものが好きってのもあるのだけれど、「私の少年」は雰囲気がドラマっぽいんですよ。

絵柄の雰囲気もそうだけれど、描きぶりとか大ゴマでの見せ場の選択が本当にドラマっぽいんですよね。

だから、「女性向け漫画だ!」という感じじゃなくて、そういう雰囲気や展開が男性でも問題なく楽しめる。

そうしたところも魅力的ながら、第一巻。

第一巻では少年(美少年)と私(30歳の女性)が出会い、お互いにこれまでの沈んだ日常やしがらみの中でただ心地の良い暖かな日常を手に入れる。

そんなところが描かれていきます。

では、以下で第一巻のレビューをしていきましょう!

 

目次

 

1.くたびれた日常、二人の出会いと約束

 主人公の多和田聡子は今年で30歳の会社員。

この30歳ってとこがリアルで良いですね。

20歳とかだと、「あんたまだ大学生だろ」って感じでちょっとしたラブコメ感さえ出てきてしまいますが、これくらいでこそ大人って意味で物語が展開できる。

なにせ、この「私の少年」は大人の女性による悩みとか、だからこそのオネショタ感とか、尊さとかが出てきているんですよ。

ただの男性が好きな意味での「オネショタ」ってのではなくて、そういうヒューマンドラマチックなイメージの展開なのです。

最高かよ、こういうの待ってたんだよなぁ!!!

以下、前半のあらすじ。

 

スポーツメーカに勤める多和田聡子は今年で30歳になる会社員。

毎朝、習慣になっている体温計で体温を測り、公園でサッカーの練習をしている少年を横目に会社へ向かう毎日。

会社には、大学時代、フットサルサークルの先輩で元カレだった椎川が飲みに行こうと誘ってきますが、それを断ります。

帰り道、公園に立ち寄ってビールを一缶飲み干す聡子。

そこでは、朝に見かける少年がサッカーをしていました。

上達しない少年に、サッカーを教える聡子。ふと、少年を見ると・・・

「 び し ょ う じ ょ ! 」

そう、そこでサッカーをしていたのは美少女・・・かと思って「女子サッカー部?」かと聞いてみたら美少年でした。

翌日は休日。

夜に目を覚ました聡子は、公園にビールを忘れたことに気付いて公園に向かいます。

公園に向かうと、そこには例の美少年とその手を引く不審な男!

「ゆーくん 帰るよー!」

と聡子は適当な名前を叫んで不審な男を撤退させます。

心配して美少年に近づく聡子。

「もうここで夜遅くまで練習しちゃダメ いい?」

「家でやったら怒られるし 来週の金曜日が本番だから」

そう言って食い下がる少年を見て、聡子はこんな約束をします。

「明日から ここで練習していいのは私がいるときだけです」

こうして、二人でサッカーの練習をする約束をしたのでした。

聞くと、少年の名前は早見真修、12歳

真修にはお母さんがいないらしく、夜まで練習しても大丈夫らしかった。

真修との練習最終日も無事に終わり、真修を送り出します。

翌日、椎川に誘われて行った飲みの席。

そこには、椎川とその婚約者が座って待っていたのでした。

帰り道。

(一体なんだろう この虚しさは)

何かを期待してたわけじゃないけれど。

何気なく公園に向かうと、そこには一人で座っている真修の姿が。

真修はレギュラーになれなかったことにとても落ち込んでいました。

「まだこれからでしょ どんどん練習して中学生になったら・・・」

「小学生のうちにレギュラーになれないなら 元々向いてなかったと思って諦めたほうがいい だから もう 辞めます」

そんな言葉に聡子は直感します。

(これは 親の言葉だ)

昨日と同じ服を着ている上に、お風呂にも入っていない・・・

それに気付いた聡子は、真修を家に連れていき、お風呂と服を貸してあげました。

お風呂から上がった真修に起こされて、体温計を手に取る聡子。

「もしかして 熱とかあるんですか?」

「朝起きたら体温測るクセがあって・・・もう何年かな ずっと続けてんだよね なんの意味もないのに」

そのクセは、椎川と付き合い始めてから始まったもの。

(あれからずっと 彼もわたしと同じものを抱えて生きているとばかり)

(勝手に思い込んでいた)

椎川が幸せそうに婚約者といたことを思い出して、涙が頬を伝う。

ぎゅっ、と真修はそんな聡子を抱きしめます。

「お母さんが 悲しい時は人の胸の音を聴くといいって」

 

前半ここまでですね。

長くなりましたけれど、正直、省けるところないんですよね、導入部分は。

いやーしかし、こういう出会い方ってのは、大人とショタの間柄で言うと王道中の王道ではありますよ。

サッカーなどのスポーツに打ち込んでいるけれど、環境には恵まれていない少年。

会社員として働いて、くたびれた日常を送るようになってしまった女性。

この構図はいつまでたっても変わらない王道です。

しかし、私の少年の少年、真修は単なるショタっ子ではありません。

最後に聡子を抱きしめたりと、ふとした時に大人びた一面を見せることのある、なんていうか、破壊力の高いショタなんですよ。

この子、正直、男の僕でもグッときますよ、こんなショタいたら。

けれど、主人公が30歳の大人な女性ってところがまた、この漫画をヒューマンドラマチックにしている要素でもあって。

そして、そんな二人だからこそ、この出会いは尊いのでしょうなぁ。

2.真修のこと

はい、中盤から徐々に真修のことが語られ始めます。

真修はどういう環境にいるのか、そして、聡子とはどういう関係になっていくのか。

以下、中盤あらすじ。

 

会社から帰ってきた聡子は、ドアの前で待っていた真修に会います。

真修を家に入れると、真修は喜んだようにある紙を見せてきました。

「お父さんがクラブ続けていいって」

「送り迎えとかユニフォームの洗濯とか何もしなくていいなら」

聡子はその言葉に、真修の父親に対する不信感を募らせながらも、真修の持ってきた練習試合のお知らせの紙を手に取りました。

場所は遠い。

父親は動かないし、友達に乗せてもらうのも父親が嫌がるのだという。

結果、聡子が乗せていくことに。

練習試合の会場に着いた二人。

聡子が真修にポジションを尋ねまずが、真修は多分出ないと答えます。

レギュラーじゃないから。でも、真修は落ち込んではいません。

「俺も応援頑張るんだ・・・」

試合に向かう真修を見送って、聡子は車の中で待機。

(「頑張ってね」って言えなかった)

(年下の子にレギュラー取られて その子の応援頑張るって言ってる子に)

(簡単に「頑張って」なんて言っていいのかなって)

しかし、暇なので試合をフェンスの向こうから眺める聡子。

そこには、必死で応援している真修の姿が。

それを見た聡子は、試合が終わった真修を思いっきりほめてあげます。

(「頑張れ」って言っていいに決まってるじゃん)

(だって 私 真修に頑張ったねって言ってあげたいもん)

ーーーーー

小学校。

サッカークラブのマネージャー的ポジションで、真修のクラスメイトの小片さん。

彼女が真修に前の試合で配られたプリントを渡そうと探していました。

真修がいたのはウサギ小屋。

本当は二人でやるはずのウサギの世話を、真修は一人でやっていました。

小片さんはプリントを渡すと真修に尋ねます。

「昨日、早見くんと一緒にいた人って誰? お姉さん?」

「お姉さんじゃない・・・けど・・・やさしいひとなんだ」

教室。

真修は地味で目立たない、というか、みんなからすればいないような子。

それに気付いた小片さんは、けれど、何もできません。

しかし、小片さんは真修にとあることを助けられて、真修が、真修にとっては誰にも相手にされないのが普通で、でも、やさしい人なのだと気づくのでした。

 

中盤ここまで。

小片さん、小学校での真修の話で出てきますけれど、真修に恋をする乙女ってポジションなんだろうと思います。

ここがきっかけで真修を意識するようになって、真修に恋をするようになっていく。

けれど、真修とはなにか知らないけれど、いつも一緒にいる聡子さん。

こうした関係になっていくわけですねぇ。

思春期の少年少女らしく、真修や真修の周りでも恋ってのはあるわけですよ。

それも、大人よりも多くね。

だから、こういった小片さんってのは、ある種、この物語の中にある一つのリアルな日常の要素になっていくわけですよ。

これのおかげで、真修の日常というか周りの日常、リアルってのが聡子と真修というちょっと異質な関係の中に割り込んでくる。

こういう雰囲気ってのがまたちょっと、この物語の雰囲気を透明感のある、雰囲気のあるものにしているのだろうな、と思いますねぇ。

3.それぞれ沈んだ日常の中で二人でいる時だけは幸せな日常なのだ

 さて、後半です。

これまでで二人の出会い、真修のことが少しずつ語られてきたわけですけれど。

最後では二人の関係性というか、二人がなぜこうした関係になれるほど相性が良いのかが分かります。

分かりますというか、見て取れるというか。

以下、後半のあらすじ。

 

小片さんからお礼を貰った真修。

真修は聡子にもお礼をしようと思い立ちます。

いつも会社帰りに会っていたからか、いつも会っていた時間に聡子を探し出しました。

「今 何かほしいものありますか」

「今まで お礼してなかったの思い出して」

小学生からのお礼などいいと断る聡子ですが、食い下がる真修。

「あ・・・土曜日のお昼ってあいてる?」

ーーーーー

土曜日の昼、真修と二人で回転ずしに来た聡子。

この回転ずし、三年位前にできたが、おいしいとは聞いていたがさすがに一人では入れなかったので、真修と一緒に紛れ込みたかったのだという。

「だから 真修の言うお礼 これにしてもらっていい?」

席が空くのを待ちながら、二人は話します。

「お父さん 朝いなかったから 仕事です」

「弟にも手紙とごはん置いてきたし」

聡子が弟のことを聞くと、名前は遼一だと言いました。

(弟にイチって・・・)

(どんな家が この子をつくったんだろう)

そんなことを思いながら、二人でお寿司を食べる聡子。

帰り道。

「美味しかったねぇ」

「はい! 全部美味しかったです」

「何が一番美味しかった?」

そんな他愛もない話をする二人。

「幸せだあ」

真修がそう言うと、聡子は大げさと言って笑います。

「お姉さんも 普通だから ですか?」

「へ?」

「人にやさしくするのは普通だから」

真修は、これまで聡子がしてくれたことを、「普通だから」しているのか尋ねました。

「普通こんなことしないでしょー 真修にしかしたことないよ」

グッ、と真修は聡子の手首を掴んで腕を引きます。

「聡子さん!」

真修は聡子の手に今日のガチャガチャで当たったカプセルを握らせます。

「これ 今日のお礼です じゃあ!」

そう言って駆けていく真修の後姿を、聡子は戸惑ったように眺めていたのでした。

 

はい、これで終わりですね。

最後の聡子のシーンは、ほんと一巻の最後の最後で聡子の心がグッと動いているところで、ここから二人の物語になっていくだと分かります。

これまでは聡子は真修のことをただの子供のようにしか思っていませんでした。

二人はそれぞれに少し陰鬱な日常を過ごしていますが、そんな中で、二人でいられるこの時間は確かにお互いに「幸せだ」と言える時間なのです。

そんな二人の時間があることを、最後の最後で真修に気付かされた聡子。

ここからですよね、これは、ここからですよ。

いやーこの二人がこれからどうなっていくのか、うまく行くのか?

いいえ、そうそうすんなりと上手く行くわけはありません。

だって、見れば分かる通りの異質な関係なのですから。

だけれども、この二人は確かに幸せなんですよ、二人でいる時間は。

まとめ買いもあるでよ!

【Youtube】Vtuberたちがこの先生きのこるには・・・Vtuberの行く末はどっちだ? Vtuberはもう落ち目なのか、それともこれからなのか?【Vtuber】

f:id:sololist:20190114203917p:plain

YoutubeVtuberが現れて久しい昨今。

今ではどうにも、Vtuberブームがどういう状況なのか気になるところです。

結局のところ、Youtubeって媒体に依存する形で活動している以上、Youtubeでの人気や個人ではなくその界隈自体のムーブメントによって栄枯盛衰。

そうしたVtuberはこれからどうなっていくのでしょうか?

最近ではVtuberはだんだん下火になってきているとか、閉鎖的で新規層を取り込めないとか、「バーチャルさんは見ている」というアニメの出来がイマイチとか。

まあ、いろいろとネガティブなことを言われていますけれど、本当にそうなのか?

でも、一度火が付いたものは冷めていって常温になって定着していくものですから、どこかのタイミングで落ち目になっていくのは仕方がありません。

ですが、そこでどう生きのこるのか? これが重要なわけですよ。

芸人の一発屋も、一芸だけで生き残るのは無理。

トークやリポート、営業、発信、などの力があると生き残れる。

そうしたように、Vtuberがどういう立ち位置に回っていくべきなのか考察していこう。

 

:関連記事:

※現状、収益化について焦点を当ててより詳しく今後を考えてみた↓

densilife.hatenablog.com

 

目次

1.Vtuberの現状はどうなっているのか? オワコンなのか?

 Vtuberの現状がどうなっているのか?

この辺りはデータもあるが感覚的な部分も多分にあるので大まかに考えていこう。

1-1.目に見えて分かるのが登録者数の増加率の低迷

まずもって目に見えるのはチャンネル登録者数の増加率が小さくなったってことだ。

これはもう分かりやすく目に見えてきていると思います。

けれど、これについては仕方がない。

なにせ、出てきたばかりの時にはチャンネル登録者数は0なわけなので、どんどんと軌道に乗るにつれて登録者数は増加していく。

だが、知名度が行くところまで行き、需要を大まかに満たしたあとは徐々に新規参入者が減っていく。

この流れは当然と言えば当然だ。

潜在的に需要があった視聴者層を取り尽くしたら、あとは緩やかになっていく。

これについてはVtuberだろうが落ち目だろうが関係なくある理なのでそこまで問題視することではないだろう。

が、Vtuberなどといったエンターテイメントではちょっと問題だったりもする。

このあたりの問題については後述。

1-2.企業のVtuberが上位を占めており、新規層が入りにくい環境

さて、次に目に見えて分かる現状は企業Vtuberが上位を占めていること。

まあ、今現在のネットビジネスとして簡単かつそこまでお金を掛けずとも継続的に利益を上げ続けることができるって点でビジネスとして参入しやすいのだろう。

そして、仮に失敗したとしてもリスクが低い。

また、VtuberVtuber同士での繋がりが多いという特徴があるため、一人成功すれば手を広げやすいって特徴もある。

企業的には「失敗してもいいからとりあえずやっておけ」ができる土壌なのだ。

企業は、個人よりもお金を投じてプロの絵師やグラフィッカーなどと協力して、いわゆるウケやすいキャラを構築することができる。

また、オーディションなどで一般からもVtuberの中の人を募り、話題性も出せる。

そんなこんなで企業系Vtuberが上位を占めているのが現状となっているわけだ。

この現状では、個人勢Vtuberがなかなか日の目を見られなかったり、企業系と水が合わない視聴者層は淘汰されていくわけだ。

無論、大半のVtuber好きは企業だろうが構わないのだろうけれど、そういう層は必ずいるってことは間違いない。

ただ、現状ではこういった企業系VtuberのおかげでVtuberYoutube上である程度の地位を占められているのもまた事実。

けれど、企業系とその囲いで固着してしまえば落ち目を迎えるのみであることは時代が証明している。

これをどうしていくべきか?

1-3.ネット文化がテレビなど一般に出る=ネット上ではもう全盛~落ち目

 最近では、キズナアイがテレビに出ているのを見かけたり、ニュースでVtuberが取り上げられたりってのを目にする機会が多いことだろう。

しかし、前々から言われていることだが・・・

 ネット上での何某かがテレビなど一般メディアに出ることすなわち

 ネット上ではもう全盛~落ち目へと向かっている途上である

これですな。

これは完全な感覚論でしかないのだけれど、たとえばネット上で話題になった動画がテレビのバラエティなどで紹介されて「もう知ってる~」となったことはなかろうか?

これは一動画だからそういった感覚が生まれているだけであり、実際にはネットの一カテゴリなどについても同じような状況がある。

つまるところ、どうしたって

 ネット文化 -タイムラグー> テレビ・新聞

って状況があるわけだ。

そして、テレビや新聞が取り上げるタイミングは、そのネット文化が全盛になったところでようやっと大衆メディアは取材をまとめて報道を始める。

つまり、一般メディアが報道する「ネット文化の全盛」は、ネット的には「もうすでに少し前の全盛」であるってことになってくる。

そうなってくると、ネット文化がテレビなどに出る=全盛~落ち目ってのはあながち間違いではないのだろう。

現状、一般メディアでVtuberが取り上げられている状況を見ていると、もしかすると一般メディアが取り上げるほど大きいがそれ以上に成長する可能性ってのもなくはない。

けれど、そういったものはよっぽどな力がなければなかなか達成できない。

2.Vtuberというカテゴリについての考察

 では次に、Vtuberというカテゴリ全体について考察していこう。

Vtuberというカテゴリはこれからどうなっていくのだろうか?

2-1.Vtuberは現状では恐らく落ち目になっていくしかないと考えられる

まず最初に言っておくと、現状では落ち目になっていくしかない。

・・・これを防ぐためにどうするかって意味でこの記事を書いているので当然だが。

さて、なぜ落ち目になっていくのか?

これを以下で説明していくが、まずは上でも後述すると書いていた企業系Vtuberによって上位が占められている現状から解説していこう。

企業系Vtuberに占められた現状、まだ余剰の需要があるから良いが、確実にどこかで頭打ちになることはこれはネット人口に限界があることから当然だ。

そうなると、大半の需要を吸収している企業系Vtuberとその囲いによってVtuberカテゴリが維持されるようになってくる。

ぶっちゃけ、これはVtuberの基幹がエンターテイメントってことを考えると危険だ。

一時的で強烈な発火によって人気が出て、かつ企業が参入しやすいエンターテイメントは、必ず供給が異常に過多になってくる。

そして、その熱が落ち着いて定着段階に入ってくると、こうしたエンターテイメントで始まるのは「淘汰」である。

緩やかに人気が出てきたものであれば、緩やかに上り、緩やかに下って良い塩梅で定着するだろう。

しかし、急激な人気の上昇は、定着を通り越して冷却に向かう危険性がある。

これは、急激な人気の上昇によって「中心を成さない周縁を形作る層にもファンが付きやすい」って状況がまずあって。

そして、定着期になって始まる淘汰によって「ある程度ファンがいるはずの周縁を形作っていた層が消える」ってことから冷却が始まる。

急速な人気は目に見えて中心を成している層にしか目が行かないが、カテゴリ全体で見た時には周縁を形作る層も本来ならば人気を持っている。

しかし、それが淘汰されることで中心人物と囲いだけのガラパゴスとなってしまう危険性があるわけだ。

ガラパゴスには新たな需要が生まれないため、ゆるやかな終焉を待つだけになる。

これはいけない。

2-2.Vtuberは需要の範囲が狭い上にカテゴリとしての特色があまりない

Vtuberは需要の範囲が狭い。

これは別にネガティブな意味ではなく、ゲーム実況などといった一カテゴリでしかないという意味で当たり前のことである。

需要が小さいってことではなく、かき集められる需要が少ないってことだ。

上手い説明が思いつかないが、例えば芸能人であれば、歌、ダンス、ネタ、雑談、食レポ、ゲーム実況、旅行配信などなど何をやっても需要が出てくる。

しかし、Vtuberでは存在がヴァーチャルなのでゲーム実況、歌、雑談、作業配信といった程度で需要を満たせる範囲が狭い。

加えて、Vtuberはカテゴリとしての特色があまりない。

もともとあるゲーム実況や歌ってみた、雑談配信、そういったものに終始しがちだ。

それなのに、リアルな配信ではできることができない場面も多々ある。

Vtuber自身がヴァーチャル存在である制約のせいか、どうやってもこれまでネット上で築かれてきたジャンルを「Vtuberがやってみた」という、ジャンルに依存して存在できるカテゴリに落ち着かざるを得ない。

いうなれば、Vtuberだからこそ!」という特色がないのである。

これは新たな需要が開拓できないというエンターテイメントを持続させるために必須な項目がクリアできていないことになる。

また、ゲーム実況や歌ってみたというジャンルに依存する一カテゴリでしかない現状は、ファンに限りができてしまう。

どうしたって依存している先の親ジャンルのファンの一部を取る状況。

なんとかしてこの辺り、「Vtuberオリジナル」な新規視聴者層を開拓する術やシステムを構築していきたいところだ。

2-3.Vtuberは需要が増加しにくいわりに供給過多になりやすい

 Vtuberは需要が増加しにくいわりに供給過多になりやすい。

これは企業系Vtuberの話でもしたように、企業が参入しやすい土壌があるから供給過多になってしまうのは止められない。

また、個人でも参入障壁が低いので更に供給過多には拍車が掛かる。

これについてはお話ししたので良いとして・・

需要が増加しくい

問題なのはこちらだ。

供給過多でも需要が伸び続ければさして問題ではない。

けれど、需要が頭打ちになりやすいのがVtuberだと思われる。

これには、上でも書いたカテゴリの特色がないってところが深く関わってくる。

Vtuberを恒常的に見ている視聴者層は以下の三種に分類される。

・キャラが好きな層(ガチ恋勢など)

Vtuberが好きな層(Vtuberの多人数配信とか見る層)

・ゲーム実況や歌ってみたが好きな層(基本的にゲーム配信を見たいなどの層)

大まかに分けるとこの三層だ。

この三層の内、Vtuber人気が落ち着き出しているこの局面で新規に視聴者、需要を取り込める層はどこか?

それは三つ目のゲーム実況や歌ってみたが好きな層だけなのだ。

Vtuber人気が落ち着いてきた時期において、キャラが好きな層やVtuberが好きな層を取り込むことはできるだろうが、「始めからその層」として取り込むのは難しい。

一旦、ゲーム実況や歌ってみたが好きな層として取り込む必要がある。

ここに需要が増加しにくい要因がある。

上でも書いたように、現状のVtuberはそうしたゲーム実況や歌ってみたというジャンルに依存して存在している一カテゴリである。

Youtubeという一サイトの人口に限られている上に、更にその内のゲーム実況や歌ってみたというジャンルのファン層しか新規に取り込めなくなってくる。

このように、ジャンルに依存するというのは人気が落ち着き始めると「そのジャンルのファン層からしか新規層を取り込めなくなる」って需要の制限が発生してくる。

これによってVtuberは需要が増加しにくいって傾向を持ってしまっているのだ。

3.Vtuberがこの先生きのこるには・・・

 はい、ようやっと本題です。

Vtuberがこの先生きのこるには・・・これを考察していこう。

3-1.Vtuberが行く方向性は大まかに二つの方向性が考えられる

まずはこれまでの話から考察して、どういった生存戦略が挙げられるか考えていこう。

とはいえ、取れる方向性は少ない。

Vtuberというヴァーチャル存在はその特性上、動画でできることは限られてくる。

最近ではリアルイベントもできるようになってはきているが、それも他のファンイベと差別化できているとは言い難いものがある。

(まあ、初音ミクライブ並みにやれれば圧倒的な話題にはなるだろうけれども…)

さて、では少なくとも現状で取れる方向性としては以下の二方向だ。

1.ジャンルに依存した、ジャンルの中の一カテゴリとして活動の幅を広げる

2.Vtuberオリジナルなエンターテイメントを作りジャンルとして確立する

簡単に書けばこの二つの方向性が挙げられると思う。

というか、Youtubeに限った動画サイトって話で考えていくとこれくらいしか考え付くことができないのだけれど。

では、以下で一つずつどういう方向性か考えていこう。

3-2.Vtuberはあくまでも他ジャンルの一種のカテゴリとして活動する方向

 まずは

1.ジャンルに依存した、ジャンルの中の一カテゴリとして活動の幅を広げる

これから。

これは簡単な話だ。

これまで通り、ジャンルの中での一カテゴリとして活動していく方針。

ただ、ゲーム実況や歌ってみたや雑談だけでなくもう少し活動できるジャンルの幅を広げていきたいところ。

この活動方針のメリットは、ジャンルを広げた時にある程度のファン層は獲得できるってところだろう。

ジャンルに参画した時点で、そのジャンルのファン層でありかつ潜在的Vtuberファン層を確実に獲得していくことができる。

そうすることで、Vtuberという存在を動画サイト上にまばらにちりばめて定着化を目指すのがこの活動方針だ。

そう、「定着」がこの活動方針の目的である。

ゲーム実況の中のVtuberによる実況

歌ってみたの中のVtuberによる歌ってみた

雑談配信の中のVtuberによる雑談配信

そういったものを増やしていくことでVtuber」という存在を「ゲーム実況者」「歌い手」といった形で定着させていくことができる。

ただ、現状では上で書いたように過剰な人気熱からの反動冷却や活動できるジャンルの狭さでちょっとこのままでは難しいだろうと思われる。

ジャンルを手広くすることでセーフティネットを広げ、新規ファン層を取り込み反動冷却を緩和させて結果的に定着させることが目的だ。

なので、ひとまずジャンルの開拓は急務だと思われる。

けれど、それさえできれば上手く定着化することができるのではないだろうか。

3-3.Vtuberオリジナルなエンターテイメントを創出し、ジャンルとして確立する方向

最後

2.Vtuberオリジナルなエンターテイメントを作りジャンルとして確立する

この方向性についてちょっと語っていこう。

これは簡単に言えば、Vtuberだからこそ!」なエンターテイメントを確立して現在のゲーム実況などと同等の一ジャンルとしてVtuberを活動させる方針だ。

Youtubeで見るのは? との質問に「Vtuberのゲーム実況」などではなく「Vtuber!」と答えさせられるようにしていこう、というそんな方針である。

この方向性は正直に言って難しいと思われる。

Vtuberってヴァーチャル存在の特性上、なかなか現在である程度熟している他ジャンルに依存して存在する以上の新たな価値の創出は難しい。

また、リアル存在ではないので視聴者を巻き込んで何かを行うのが困難。

ヴァーチャルなので炎上や何かのハプニングといったものがリアルに比べて非常に起きづらく話題になりにくい。

だから、難しいことはこの上ないのですよ。

まあ、VR空間とか使うのもアリだけれど、視聴者まで巻き込もうと思ったら視聴者もそれなりの機材いるしなぁ。

Vtuberの番組などもあるので、そうした方向性は良いと思うのだけれど、なかなかジャンルとして確立できるほどVtuber全体に広まっていないのもまた事実。

ゲーム実況などはポッと出てきたと思ったら個人がどんどん参画してきてジャンルとして確立されていきましたよね。

けれど、Vtuberは今の時点でジャンルに依存する形で始まった以上、全体で何か広められるものをしていかなければジャンルとしての確立は難度高いですよ。

ですが、確立さえしてしまえればVtuberは今後も落ち目を迎えずに安泰でいられる。

必要なのは、今とは違う変化です。

日々刻々と変化していくネット上の世界で、変化をしないのは相対的な退化です。

今後、Vtuberはどうなっていくのか?

見ものですなぁ。

 

:関連記事:

※現状、収益化について焦点を当ててより詳しく今後を考えてみた↓

densilife.hatenablog.com

【ラブコメ】「五等分の花嫁」第四巻はまるっとドキドキ林間学校回! 急速に迫る一花と風太郎、そして二乃と風太…金太郎!? てか、五月もトラブル…あーもうめちゃくちゃだよっ!

はい、というわけで「五等分の花嫁」第四巻のレビューです。

第三巻では、中間試験前に無事に五月とも良い感じに仲直り。

五つ子の父親から全員が赤点回避しなければ家庭教師をクビにすると宣言されるも、結果は五つ子全員、一科目以外は赤点の嵐。

しかし、そこで二乃が機転を利かせてなんとか父親を騙し、風太郎は家庭教師を辞めずに済むことになりました。

そして、迫ってくる林間学校でしたが、なんと当日に妹のらいはが病気で寝込んでしまったので看病をすることに。

そんな折、風太郎の父が看病のために帰ってきたところに五つ子たちが迎えに来てくれて、ついに林間学校が始まっていく・・・。

と、ここで三巻が終わっています。

続きとなる第四巻では、まるっと林間学校回!(温泉シーンもあるよ!)

という、イベントだらけのわたわたした巻となっています。

この巻、一番五つ子の個性が出てるし、五人とも可愛いから大好き。。。

さて、では以下でレビューをしていきましょう!

 

↓前巻ネタバレレビュー↓

densilife.hatenablog.com

↓次巻ネタバレレビュー↓

densilife.hatenablog.com

 

目次

 

1.六人でお泊り! って、え? まさかの一花から…そして新キャラ登場金太郎!

 はい、そんなこんなで林間学校始まっていくわけですが、ご存知の通り、五つ子+風太郎はバスに乗っていませんので車で行くことになります。

車で向かっていると、猛吹雪で立ち往生してしまい、近くの旅館に泊まることに。

風太郎と泊ることにちょっとドギマギしている五つ子。

しかし、風太郎は旅行など滅多に行かないので純粋にはしゃいでいるのでした。

そして温泉。

f:id:sololist:20190124214544p:plain
(みんなデカいな…何がとは言わんが)

誰が風太郎の隣で寝るかで一悶着あったものの、ひとまず寝ることに。

翌朝。

一花が目を覚ますと隣には風太郎が・・・

一花は自分が風太郎に恋していないことを確かめようと風太郎に近づきます。

f:id:sololist:20190124214658p:plain

その瞬間、先に起きていた五月が部屋に入り、そこを見られてしまいます。

が、寝る前に髪形を同じにしていたため五月は誰か気が付きませんでした。

その日、無事に学校の一行と合流し、林間学校が本格的に始まっていきます。

 

林間学校初日の夜。

風太郎と四葉は肝試しのお化け役に仮装して森に潜んでいました。

風太郎は金髪のピエロ男四葉は包帯巻いたミイラです。

そこへ二人一組でやってきた二乃と五月。

風太郎が脅かすと、五月が泣き出してどこかへ行ってしまいます。

f:id:sololist:20190124214651p:plain

(最高に可愛いここ大好き)

二乃は五月を探しに行きますが、それを心配して風太郎も探しに行きます。

森の中で風太郎と二乃が鉢合わせ。

しかし、風太郎は金髪に仮装していたため、二乃は気付かず、以前に風太郎の生徒手帳で見た写真の子だと考えます。

話す内に引っ込みが付かなくなった風太郎は自分を「金太郎」と名乗りました。

一緒に五月を探している内に金太郎(風太郎)に惹かれていく二乃。

ついにはこんなことを。

f:id:sololist:20190124214636p:plain

その後、無事に五月を見つけた二乃ですが、金太郎は姿を消していました。

 

さあ、風太郎、一花と二乃、どちらとキャンプファイヤーのダンスを踊るのか。

ここまでの話は二乃がメインですが、まだまだ「風太郎と」という点では先に進みそうにありませんね。

あくまで金太郎ですからねぇ。

あと、怖がる五月が可愛いので最高。

 

2.トラブルで急速に接近する一花と風太郎、そんな一花を見て五月は決意する

場面は変わって、キャンプファイヤーのために丸太を運ぶ実行委員会の面々。

 風太郎は五つ子からの好感度が低く家庭教師に支障が出ることを危惧して、率先して五つ子と関わろうとしていきます。

なので、四葉と一緒に倉庫から丸太を運んでいました。

四葉が他の手伝いに行き、倉庫で一人丸太を運ぼうとする風太郎。

そこには、たまたま一花がいました。

最後の一本を持ち上げたところで、話題はキャンプファイヤーのダンスの話に。

「なんか踊るみたいだね 私たち」

と言う一花に、一花と二乃とも約束をしている風太郎が悩んだ末に

「やめるか」

と言うと、一花はなぜか涙を流してしまいます。

そこへ生徒の何人かがやってきたのでとっさに一花と隠れる風太郎。

そうすると、なんと倉庫のカギを閉められて閉じ込められてしまうのでした。

なんとか出ようと試行錯誤するも無理。

ここで待つことになったので、苦労しながらも風太郎は火を起こすのに成功します。

「いいよ」

キャンプファイヤーのダンス 私との約束は無かったってことで」

f:id:sololist:20190124214627p:plain

そんな時、三玖が「キャンプファイヤーで踊った二人が結ばれる」ことを知っていると風太郎から聞いた一花。

三玖の気持ちを知っている一花は動揺してしまい、近くの丸太を倒してしまいます。

それを風太郎に助けられて・・・

f:id:sololist:20190124214617p:plain

(いや可愛すぎでしょ一花)

異常を察知して鳴り響く警報装置。

火を起こしたせいかスプリンクラーまで作動して全身びしょ濡れ。

それを聞きつけてか、やってきたのは三玖と五月。

そんなこんなで無事?に二人は発見されたのでした。

 

翌日、最終日のスキー!

スキーウェアで集まるみんな。

一花は風邪を引いてしまいましたが、マスクしながらなんとか顔を出せた様子。

少し時間は遡って、スキーが始まる数時間前。

五月は風邪で寝込んでいる一花から、旅館で風太郎に触れようとしていたのは一花だと聞かされて、風太郎が五つ子にとってどういう存在か見極めようと決意します。

f:id:sololist:20190124214609p:plain

(ここ可愛い)

 

あらすじを書くときはかなり端折っています。

ので、もっと話のメインではないキャラクターも可愛いところとかいっぱいあるんですよ? あるんですけどね、長くなっちゃうのでちょっと・・・

とはいえ、ここではやっぱりまた来た一花回。

なんだよ、三玖が初めに恋した後にはもっとゆっくり行くのかなぁと思っていたら、まさかのお姉さんポジションの一花が今度は風太郎に急接近。

一花はお姉さんポジションだけれど、自分の恋愛となると急に可愛いですなぁ!

 

3.五月が遭難? 風太郎風邪でダウン? そして、五人の気持ちは…

 スキー場で風太郎と三玖が鬼ごっこしている四葉と金太郎と間違えて探している二乃から逃げて、かまくらに入っていました。

様子を見に出て行った風太郎。

そこで、何かを決心した三玖は一花に電話を掛けます。

f:id:sololist:20190124214603p:plain

(こういうデフォルメ顔めっちゃ好き)

が、一花は風邪を引いていたのであまりよく聞こえなかったらしく、三玖は呆れて部屋で安静にしているように言います。

そこへ戻ってくる風太郎。

風太郎と三玖に一花はこう言います。

「一人でいる五月ちゃんを見つけてあげて 本当は寂しいはずだから」

ふと、風太郎たちはスキーを始めてから五月を一度も見ていないことに気付きます。

五月を探しますが、どこにもいません。

まだ探そうとしますが、風太郎は一花と同じく風邪を引いていたようで、体が思うように動きません。

そこで、五月以外の五つ子を招集して五月のことを聞きますが誰も見ていないという。

「遭難・・・?」

危険なコースを探したり、先生を呼んだりしようとしますが、それを一花が止めます。

「五月ちゃんも大事にしたくないんじゃないかな」

と、風太郎はとあることに気が付き、心当たりがあると言って探しに行きます。

一花だけを連れて。

一花とリフトに乗って五月を探す風太郎。

しかし・・・

f:id:sololist:20190124214553p:plain

(やっぱり五月可愛くないですか? あと風太郎との関係も最高に可愛い)

そう、五月が一花に変装していたのでした。

マスクとスキーウェアのフードのせいで誰も分からなかったのです。

それでも、なぜ風太郎が分かったかというと、スキー場で風太郎のことを「上杉君」と呼んだのを覚えていたからでした。

そう呼ぶのは五月だけ。一花は「フータロー君」と呼びます。

そして、風邪で倒れた風太郎。

二乃を除いて、罪悪感を募らせる五つ子。

f:id:sololist:20190124214646p:plain

(ここ可愛い。二乃が姉ちゃんって感じですね。五月はほんと末っ子っぽい)

風太郎抜きで始まってしまったキャンプファイヤー

二乃は、風太郎が金太郎には外せない用事があると聞いて諦めていました。

一花と三玖はキャンプファイヤーの脇で座って話していました。

一花は三玖に謝ります。

「ごめんね」

「ダンス断るべきだった もっと早く気づいていたら良かったのにね」

「伝説のこと…三玖の想い…」

(そして この気持ちにも)

それに対して、三玖は答えます。

「ずっと気にしてた 私だけ特別なんて平等じゃないと思ってたから」

「でも もうやめた」

「私はフータローが好き」

「だから好き勝手にするよ その代わり一花もみんなも」

f:id:sololist:20190124214612p:plain

(三玖さん健気すぎて可愛いかよ。いや、こんな子に好かれる風太郎はちょっともう)

四葉と五月は風太郎の部屋で風太郎のしおりを拾っていました。

二人とも、無理に風太郎を連れ回してしまった罪悪感がありましたが、風太郎のしおりには楽しかった話(らいはへの土産話)がたくさん書かれていました。

風邪を引いても、それでも楽しかったのか・・・

「上杉さんに聞いてみる!」

そう言う四葉とともに、風太郎が寝ている隔離部屋へ向かう五月。

真っ暗で何も見えない隔離部屋ですが、電気を付けるとなんとそこには!

f:id:sololist:20190124214623p:plain

 

キャンプファイヤーのフィナーレ。

その瞬間、手を繋いでいたカップルは生涯結ばれるという伝説。

f:id:sololist:20190124214559p:plain

風太郎は全員と手を繋いでいたのでした。

 

はい、第四巻ここまで!

いやもうこれ、誰が花嫁になってくるのかわかんねえなこれぇ・・・。

いや、だからこそ良いんですけどね!

とはいえ、ここまできてようやっと二乃に恋愛っぽい動きが出てきました。

金太郎とはいえ風太郎と同一人物ですから、またどこかで恋愛に発展していくであろうことはもう、ラブコメを読んだことがある人なら推察できましょう。

そして、なんと言っても今回は一花の急接近ですよ!

一花カワイイ!

これで三玖に続いて一花が明確に、恋愛感情を見せてきたわけですなぁ。

さて、これに五月がどう反応してくるのか?

四葉は依然として妹っぽい天真爛漫っぷりだけどどこで意識してくるのか?

叶わぬ恋の二乃の行方は??

さあ、楽しくなってまいりましたよ!!!

というところで、四巻のレビューは以上でした!

まとめ買いもあるでよ!

【ラブコメ】「五等分の花嫁」第三巻は中間試験に向けて奮闘?する風太郎だが、五月と仲違いをしてしまう・・・そして、近づくは林間学校!

はい、では「五等分の花嫁」第三巻のレビューとなります。

第一巻、第二巻と、五つ子たちに勉強させようと奮闘する主人公である風太郎が描かれてはいます。

ですが、当の五つ子は最初からヤル気のあった四葉風太郎の必死な姿に心動かされた三玖の二人以外はそこまで勉強に向かってはいませんでした。

いえ、確かに五月は真面目で勉強にも真面目に取り組んでいましたが、風太郎を完全に認めていたわけではありませんし、風太郎と勉強をしようとは思っていません。

ですから、なんというか、家庭教師らしいところはあまり見られない。

まあ、一部、宿題をさせていたりはしますけど、それ以上はないんですよね。

んで、第三巻ではいよいよ中間試験!

中間試験では、風太郎の雇い主である五つ子の父親から難題を課せられます。

そして、五月とも仲違いをしてしまい・・・

(しかし、やはりそれでも五月は一番可愛い!)

以下、レビューです。

 

↓前巻ネタバレレビュー↓

densilife.hatenablog.com

↓次巻ネタバレレビュー↓

densilife.hatenablog.com

 

目次

 

1.迫りくる中間試験、父親から課せられる難題、焦る風太

さて、今回の物語はいきなり中間試験が迫っているところから始まります。

中間試験に向けて風太郎は学校で五つ子たちに声をかけていきますが。

五月は真面目にやっているけれど風太郎には教わりたくない。

二乃は普通に風太郎を無視。

四葉は試験のことを忘れている。

一花はのんびり構えすぎ。

三玖だけはヤル気を出して自分で勉強をしています。

f:id:sololist:20190122205129p:plain

帰り道、五月に呼び止められて電話を受け取る風太郎。

それは五つ子の父親からの電話でした。

「中間試験、五人のうち一人でも赤点を取ったら家庭教師を辞めてもらう」

そう伝えられる風太郎。

電話を終えて「無理だ」と思う風太郎ですが、今後にプレッシャーを掛けないためにもこれを五つ子には話さないことに決めます。

ひとまず五月に勉強を促す風太郎ですが、相変わらず突っぱねる五月。

それに対して風太郎は・・・

f:id:sololist:20190122205004p:plain

はい、この一言で五月と風太郎は仲違いをしてしまうのです。

 

いやー、言ってはいけない。これはいけませんなぁ。

しかし、風太郎の心情を考えると言ってしまうのも分かります。

なんといっても、中間試験は一週間後ですから、どだい、五人もの赤点ちゃんたちを全部合格点まで上げるなんて不可能。

お金が入らなくなってしまったら、妹にもまた苦労を掛けてしまう。

それは、風太郎にとっては絶対に阻止したいところなんでしょうね。

 

2.仲違いした五月との仲直り、そして、中間試験の結果は・・・

そんな折、一花(三玖が風太郎を好きだと直感で感じている)の策略で泊まり込みで家庭教師をすることになった風太郎。

一花、三玖、四葉とは仲を深めていますが、二乃は相変わらず不参加。

そして、五月は風太郎を無視していました。

しかし、ここでひょんなことから二乃に父親と風太郎との約束を知られてしまいます。

二乃が勉強に勤しまないことに勤しむであろうことを危惧する風太郎。

一花、三玖、四葉とドタバタ勉強会をしていると五月から冷たい目で見られます。

勉強が一段落して、風太郎は一花に呼び出されます。

「二人(風太郎と五月)は似た者同士だから」

「二人には仲良く喧嘩してほしいな」

五月は不器用だから・・・

f:id:sololist:20190122205017p:plain

翌日、みんなで図書館で勉強をしようという話になり、向かうことに。

当然、五月の姿はない。

一花が言います。

「忘れ物取ってきてくれる?」

この言葉から察した風太郎は五つ子の部屋に戻り、勉強しながらうたた寝している五月を見つけて声を掛けました。

「やっと見つけたぞ 三玖」

こうして別人だと勘違いしたようにすることで、お互いに前のことを気にせずに勉強をさせようとしたんでしょうね。

謝る風太郎。

それに対して謝る五月。

そして、二人は無事に仲直りをしたのでした。

f:id:sololist:20190122205025p:plain

ここ好き。

ここのシーンは五月推し抜きにしてもすごくいいですよねこれ。

大好きだわ。

そして、中間試験も終わり、結果発表。

テストの点数を見せてくれと言う風太郎に、見せたくないと言う五月。

f:id:sololist:20190122205033p:plain

(ここの五月可愛くないですか? 最高に可愛いと思うんだけど)

実は五月、あの後に父親に電話をして父親と風太郎との話を聞いていたのでした。

だから、見せたくなかったわけです。

覚悟していると言って、テストの点数を見せてもらう風太郎。

案の定、五人はバラバラに一科目ずつ合格しているものの、赤点だらけ。

父親からの電話に・・・

「次からこいつらにはもっと良い家庭教師をつけてやってください」

と言って風太郎は試験の結果を伝えようとしましたが、それを二乃が奪い取って一言。

f:id:sololist:20190122205043p:plain

間違ってはいない。

五人で一科目ずつ、合計で五科目とも赤点を回避したのですから。

はい、これで風太郎は退職の危機を免れたわけです。

 

この辺、二乃の立ち位置がいまいちちょっと分からないけれど、可愛いから構わん!

なんだかんだ言って、二乃も二乃で風太郎のおかげで一科目赤点を回避できている節があるので、そこで認めていたのかもしれません。

もしくは、五つ子を良い方向に変えているのだと、二乃は分かってきているのかも。

二乃はツンツンしていますが、それは五つ子の中でも特に家族愛が強く、姉妹のことが好きだからこそ風太郎を嫌っているきらいがあるんですよね。

この辺り、姉妹にとって必要だと思ったからこそ、二乃は個人的には気に入らないながらも風太郎を引き留めたかったのかもしれませんなぁ。

ところで、こうしたビシッと決めるようなところは大体二乃なんですよね。

二乃が一番客観的に見れているというか、何かこう、ツンツンしているだけでなく他の姉妹とはちょっと立ち位置とか立ち方ってのが違うような気がするんですよ。

良いキャラだよ、二乃。可愛いし。

 

3.迫る林間学校と揺れる二人の恋模様

さて、中間試験を乗り切ったら迫ってくるのは林間学校。

林間学校の肝試し実行委員にさせられた風太郎。

図書室でいつものように四葉、三玖といると、四葉からこんな話を聞きます。

「林間学校の最終日に行われるキャンプファイヤーのダンス」

「そのフィナーレの瞬間に踊っていたペアは縁で結ばれるというのです」

と、それを「くだらない」と無下にする風太郎と三玖。

そこに一花が現れますが、勉強させようとする風太郎をよそに女優の仕事に出かけてしまいますが、クラスメイトに呼び出されます。

一花は仕事があるので、三玖に変装してもらうことでやり過ごそうとします。

一花に変装した三玖の後を付ける風太郎。

そこに待っていたのは、キャンプファイヤーのダンスを一花と一緒に踊りたいというクラスメイトの男子でした。

「俺とキャンプファイヤーで一緒に踊ってください!」

戸惑う三玖。しかし、戸惑っていると三玖の変装を見破られそうになります。

そんな三玖を見かねて、風太郎が助け舟。

もちろん、その男子は良い気がしませんから風太郎に突っかかります。

しかし、三玖はとっさに風太郎の腕をつかんで言います。

「この人と踊る約束してるから」

どこが好きなのか聞かれ、三玖は言います。

f:id:sololist:20190122205050p:plain

(可愛すぎかよ、三玖)

さて、そんなこんなで一花とキャンプファイヤーを踊ることになってしまった風太郎。

林間学校当日、風太郎の妹のらいはが熱で倒れてしまいます。

父が働きに出ているため、風太郎しか看病できる人がいない・・・。

林間学校のバスを乗り過ごして、一人看病する風太郎。

父が帰ってきましたが、すでにバスは行ってしまっています。

だがここで急展開、なんと、五つ子が車で迎えに来てくれたのでした。

f:id:sololist:20190122205120p:plain

五月が暗い場所が苦手なのに実行委員会を任されたのだと言います。

(それだけで来るか? と思うが可愛いし健気なので許す)

(五月のやることならなんでも許したい所存)

そして、キャンプファイヤーのダンスを一花として申し込んだ三玖とキャンプファイヤー風太郎と踊ることになった一花。

f:id:sololist:20190122205105p:plain
f:id:sololist:20190122205111p:plain

さあ、この二人のこの感情が、果たして恋なのか・・。

 

あーいやー、林間学校ではまたもや一波乱ありそうな予感。

三玖が風太郎に好意を寄せていることは、一花的には勘づいています。

それなのに、三玖が「良い」と言ったとはいえ風太郎と踊ることになった一花。

これはもう、いや、良いなぁ!

だんだんとラブコメが加速していくけれど、それでも三玖の健気で、そして、一花のお姉さんっぽく振舞っているけれど実は心は揺れているこの感じ。

最高かよ・・・。

 

まあ、今回の巻のMVPは五月ですけどね!(可愛い!)

中間試験編、五月の可愛さとか健気さとか不器用さとか、いかんなく発揮されていて控えめに言って五月推しとしては最高でした!

以上、レビューでした。

まとめ買いもあるでよ!

【ラブコメ】「五等分の花嫁」第二巻は一花回! 確実に一花の心を掴んでいくイケメン風太郎、そして、風太郎たちは実は小さい頃に会っていた?

はい、ということで今話題のラブコメ「五等分の花嫁」第二巻のレビューです。

いやーほんとに今は乗りに乗っているラブコメですね。

「五等分の花嫁」は何と言っても、ヒロインが五つ子ということで、五人とも可愛い上に影が薄いキャラがいないってのがなんとも良い塩梅なんですよね。

それなのに、五人とも特徴があってとてもラブコメとして楽しい。

また、主人公の風太郎の性格が、基本的に嫌みっぽくていけ好かない野郎になっていないところも地味にポイント高いです。

さて、では以下で、そんな五等分の花嫁の二巻のレビューをしていきましょう。

 

↓前巻ネタバレレビュー↓

densilife.hatenablog.com

↓次巻ネタバレレビュー↓

densilife.hatenablog.com

 

目次

 

1.二巻のメインはお祭り! 五つ子の浴衣姿とはしゃぐところが可愛い!

二巻のメインはお祭り回!

f:id:sololist:20190121203552p:plain

はい可愛い。

 

お祭りのある日曜日、風太郎は勉強がしたいと思いながらも妹のらいはに言われて、結局お祭りに行くことに。

お祭り回では、五人が楽しく遊びながらも風太郎はこんな話を三玖から聞きます。

「花火は お母さんとの思い出なんだ」

「お母さんが花火が好きだったから毎年揃って見に行ってた」

「お母さんがいなくなってからも 毎年揃って」

そういうわけで、五人は花火を見ることを楽しみにしていたのでした。

ですが、花火が始まった途端に人が押し寄せて離れ離れになってしまいます。

ここでイケメン風太が発揮されます。

f:id:sololist:20190121204825p:plain

こういうときばっかりはイケメンなんですよね風太郎。

さて、そんなこんなで二乃と風太郎は花火を見るための待ち合わせ場所につきますが、二乃は一言。

「今年のお店の場所 私しか知らない…!」

二乃が電話をかける中、待ち合わせ場所から一花を見つけた風太郎は、一花を呼びにいきました。

しかし、そこには男の影が…

 

2.お祭りで一花の秘密を知り、嫌味を言いながらも協力するイケメン風太

一花を呼びに行く風太郎。

しかし、そこで一花を同じく探している髭のおっさんが現れます。

f:id:sololist:20190121205326p:plain

「一花ちゃんとどういう関係?」とおっさんに聞かれた風太郎のこのポーズ好き。

一花を引き続き捜索していると、三玖と五月に出会いますが、唐突に現れた一花に手を引かれて、風太郎はどこかの路地へ連れ込まれます。

「私は みんなと一緒に花火を見られない」

そう言う一花に風太郎は反論しようとしますが、一花にいさめられます。

「なんでおせっかい焼いてくれるの?」

「私たちの家庭教師だから?」

そう言われ、風太郎はハッと我に返ったように…

「確かに…ッ」

(ここで反論しないあたり、ぶれない風太郎好き)

しかし、路地裏で話していると先ほどのおっさんが三玖を一花と間違えて追いかけている声が。

そこで飛び出る風太郎。

f:id:sololist:20190121210227p:plain

もはやイケメンでしかない。

そして、おっさんが叫ぶ。

「うちの大切な若手女優を放しなさい!」

そう、一花は女優をしていたのでした。

そして、一花はオーディションがあるため今日は花火が見られないと言います。

***

三玖と分かれて、おっさんに連れられた一花の元へと向かう風太郎。

車を待つ一花と二人きりになって、少し話して笑う一花にこう言います。

「その作り笑いをやめろ」

そして、路地裏で二人でいたときに震えていたことを咎めました。

一花は、妹たちに何も言わず、花火の約束も破ってしまうことに罪悪感を覚えていたのです。

「これでオーディションに落ちたら…みんなに合わす顔がないよ…」

f:id:sololist:20190121211453p:plain

ねえ、やっぱり風太郎イケメンすぎますよね。

そして、一花はオーディションへと向かうのでした。

 

3.実は昔に会っていた可能性のある五人の誰かと風太郎・・・

さて、一花はオーディションに無事合格。

そして、妹たちに女優であることを話してすっきり。

そんなこんなで、一花の問題も一応は解決を見て、いつもの日常に戻っていきます。

一花に半ば脅迫のような感じで五つ子とメアド交換をさせられ、そのときに、生徒手帳を渡して二乃にメアドを書いてもらっていた風太郎。

家で生徒手帳がないことに気付きます。

二乃に返して貰おうと家に向かう風太郎。

部屋に向かうって取り返そうとすると、二乃に生徒手帳に入れてあった写真の半分を見られてしまいます。

f:id:sololist:20190121212835p:plain

 これを見て二乃が言います。

f:id:sololist:20190121212841p:plain

これ、実は風太郎の子供のころの写真です。

一番当たりがキツイ二乃にこれをタイプと言われた時の風太郎の心境たるや。

しかし、風太郎は後の半分が見られていないことに安堵します。

それがこちら。

f:id:sololist:20190121213237p:plain

 そして、五つ子の昔の写真がこちら。

f:id:sololist:20190121213231p:plain

 お互いにこれを見ていないのでまだ気づいていません。

しかし、五つ子の内の誰かと風太郎が会っていた可能性があるのです。

しかも、その時の写真を風太郎が大事に持っていて

「また 会えるといいな」

などと思っているのでした。

五等分の花嫁、五人のヒロインがいますけれど、すでにその内の一人は実は風太郎と会っていたというラブコメ的にはどうなっていくのか気になる結末です。

まあ、昔の話は別として進める展開もあるにはありますけれど、そこは五つ子。

誰になっていくのか分からないところが、またいつ明かされるのか見ものですな。

では、五等分の花嫁二巻のレビューは以上でした!

まとめ買いもあるでよ!

中学生時代からニキビや炎症、とびひ、めんちょうが顔にできやすい体質だった僕が、それを抑え続けるために今やっている対策を紹介しよう

f:id:sololist:20181015230836p:plain

私は中学生時代からニキビやめんちょうができやすい体質。

黄色ブドウ球菌という常在菌のキャリアで、炎症ができやすかったのです。

簡単に言うと、とびひです。

おかげで、思春期時代にはニキビとこの炎症のせいで顔はひどいありさま。

つまり、膿が大量にできていたわけです。

今考えると、今更ではあるけれど本当に抑えられて良かったなぁ、と。

さて、ではその辺の苦難について語って・・・

というのは以前の投稿でやったのでここでは割愛。

densilife.hatenablog.com気になる方は↑を見てみてください。

では、ここでは本当に僕がめんちょうや黄色ブドウ球菌による感染症を抑えるためにやっていて、実際に今現在抑えられている方法をご紹介していこう。

 

目次

 

1.あまり炎症やニキビがにひどい場合はまず皮膚科! これは絶対!

 まずは皮膚科に行って原因をはっきりさせ、ちゃんとした初期治療をしよう。

これはまずたとえニキビだろうが感染症だろうが初めは同じです。

1-1.皮膚科に行って初めてニキビか炎症か感染症か分かる

 皮膚科に行って初めて膿の原因が分かります。

アクネ菌によるニキビなのか?

傷病による炎症か?

黄色ブドウ球菌などの感染症か?

一口にニキビのような膿と言っても、いろいろな可能性があります。

ですが、これらはどうしても自分では診断することができません。

なぜなら、表に現れてくる現象としては「膿」でしかないからです。

確かに、膿がどれだけどのあたりに多いかなどで判断することもできますが、これは皮膚科の医師などその手の専門家でもなければ判断できません。

ですから、まずは皮膚科。

そこでやっと、ニキビか、傷病によるものか、感染症か。

感染症の場合はどんな細菌が原因か。

これが分かってくるので、やっと的確な対応が取れるようになってきます。

1-2.皮膚科に行くとこんなものがもらえるよ!

 実際に皮膚科に行った僕の診断は、結局のところ・・・

黄色ブドウ球菌感染症

でした。

これは黄色ブドウ球菌によって膿が出てきていたのであり、アクネ菌によるニキビや傷などによる炎症ではなかったのです。

ですから、ニキビ対策などしても無駄で、悪化するばかりだったんですね。

さて、相手が分かればやりようはありますし、薬も使えます。

皮膚科で僕が処方されたのは、

飲み薬 (黄色ブドウ球菌に対する抗生物質

塗り薬 (皮膚炎を抑える薬)

これが処方されました。

「え? 皮膚病なのに飲み薬?」

と僕も最初は思いましたが、細菌由来であれば抗生物質として飲み薬が処方されるのは当然と言えば当然ですよね。

これはニキビだと思っていたら絶対に考え付かないところでした。

1-3.大抵はかなり収まりますが、やっぱり少し残るなぁ・・・

 大抵は収まります。

さすが皮膚科!

思春期ニキビなど、思春期特有の体質的変化のせいで起こるものでもなく、細菌や傷病由来であれば皮膚科に行けば簡単に解決してくれます。

ですが・・・

やっぱり、たまーにぽつぽつと出来てきます。

それに、油断をしているとまたいくつか膿が出てくることもあります。

黄色ブドウ球菌などはキャリアにとっては、表皮に存在するただの常在菌であり、完全に滅菌することはできないからです。

これが傷などから侵入して悪質な働きをすると、また膿が出てきてしまうわけです。

思春期ニキビは体質的変化が収まれば収まってくることもあるでしょう。

傷病由来の炎症であれば治療によって治ることもあるでしょう。

ですが、皮膚炎を起こす可能性がある常在菌のキャリアという場合は寛解が限界であり、完全に殺菌して直すことはできません。

ですから、これは皮膚科で寛解した上でなお、肌環境を清潔に保ち、細菌が増殖しすぎない/悪質に活性化しない状況を作ることが大切になってきます。

もちろん、被害を抑えるために膿などが出てきたら即座に炎症を抑えていくことも大切です。

2.とにかく清潔に保つことが一番の対応策

とにかく肌を清潔に保ちましょう!

これが肌を改善するための汎用的な対策になります。

2-1.ニキビも炎症も膿が出ている以上は細菌の問題

 どんな場合でも異常があるのであればそれは細菌等の問題になってきます。

ニキビはアクネ菌

炎症であればその他外部から侵入してきた雑菌。

感染症によるものなら、そのままそれの原因菌によるもの。

特に、膿というのは何らかの要因で白血球が大量に死滅して溜まったものです。

ですから、なんらかの菌類もしくはウイルスの問題です。

思春期ニキビなど一時的な体質の変化によるものであれば放置しておけば治ることもあるでしょう。

ですが、こうした細菌の問題であれば放置した先に待っているのは悪化だけです。

2-2.清潔に保つことが抑制の最善策であり、改善の第一歩

 まずは清潔に保ちましょう!

これが僕達患者が最も簡単にできることであり、すぐにでもできることであり、そして、効果のあることです。

とにかく肌環境を清潔に保つことが細菌に対する最も効果的な方法です。

アクネ菌の活動を抑えるために皮脂を定期的に適度に洗い流す

炎症を抑えるためにアルコールなどで外部からの細菌を滅菌する。

感染症を抑えるために細菌を滅菌して細菌の増殖を抑える

細菌を抑える方法はいろいろありますよ。

塗り薬や飲み薬など、そうしたものも短期的に見れば劇的な効果を表すでしょう。

ですが、そうした薬品をいつまでも使っていては、今度は必要な常在菌まで殺菌されて肌が荒れる、強い薬だと表皮細胞が破壊されるなど副作用が出てくる危険もあります。

そうならないためにも、私たちにできる最善策はやっぱり、日常の中で清潔に保つことなのです。

2-3.抑え続けている僕がやっていること!

では、僕がどんな対策をとっているか紹介しましょう。

これでひとまず、以前に診断された黄色ブドウ球菌による感染症によるとびひ、化膿などは抑えられているので実践してみてください。

あ、皮膚科に行って細菌によるものであることを確認した前提ですからね!

さすがにそうでなければ清潔にしても効果がないかもしれませんから。

では、僕がやっていること。

・毎朝、晩と顔を石鹸を使って洗う

・顔を洗ったときは、例え風呂上りでも顔だけは別の清潔なタオルで拭く

・髭を剃るときには傷を付けないようゆっくり順剃りしてから剃る

・とにかく極力、顔を手で触らない

とにかく、極力、顔に余計な雑菌などを付けないようにしています。

また、注意点なのですが、最初の朝晩と顔を石鹸で洗うというのは僕の場合です。

僕は基本的に皮脂が多いので石鹸で洗い流してちょうど良いのですが、乾燥肌だったりすると朝晩と石鹸で洗うと過剰に皮脂が落ちる可能性があります。

この辺りは自分の肌と相談して何で洗うかなど考えましょう。

まあ、それ以外の点はどんな方でも有効だと思うので、やってみてください。

3.それでもぽつぽつできるニキビや炎症の残滓は塗り薬で抑えよう

はい、それでもどうしても出てくるものはありますよ。

特に僕の場合、元が常在菌である黄色ブドウ球菌によるものですから、完全に殺菌しようにもそうはいかないので、たまーに出てくることがあります。

3-1.やっぱりどうしてもぽつぽつと出来てしまう

やっぱり、どうしても出てくることはありますよ。

たとえば、誤って髭を剃っているときにちょっと傷つけたり。

たとえば、不摂生な生活をしてしまったり。

そうした時には、雑菌に対する表皮の免疫が弱まってしまい、膿や炎症がぶり返してきてしまうことがあります。

これは、はっきり言ってどうしようもありません。

以前よりもかなーり、それはもう天と地の差ほどトラブルはないですけれども、たまにぽつんとできることは、これはもう仕方がない。

膿や炎症などの肌トラブルが起きやすい体質なので、他の人よりも頻繁に出来てしまうのは仕方がありません。

そうしたものは、清潔に保って自然に収まるのを待つのもいいですけれど、皮下に侵入されていたら悪化する可能性もあります。

それに、意図せず触ってしまう可能性もありますよね。

3-2.塗り薬で膿や炎症を抑えよう

そうした膿や炎症は塗り薬で局所的に対応してさっさと抑えてしまうのも手です。

僕が使っている薬はコチラ。

こいつを使うことで局所的にできる膿や炎症を抑えています。

就寝前に患部に塗布しておけば、朝起きた時には収まっているので大変便利です。

これはステロイド(副腎皮質ホルモン)を使っています。

ステロイドは簡単に言うと、細菌や細胞を攻撃して患部をまっさらにしてしまうような効果を持っている強力なものです。

ですから、対細菌であれば高い効果を誇ります。

・・・ただ、ちょっと注意が必要で、あまり長期間、皮脂などの保護が少ない箇所に塗布し続けると肌荒れを起こす危険性があります。

まあ、強力な薬剤に副作用は付き物で、細胞まで攻撃するので仕方ありませんねぇ。

ですが、用法用量を守って局所的にたまに使う分には問題がないので、試してみてください。

 

以上、経験者からの肌トラブル改善方法講座でした!