【漫画考察】ラブコメ「五等分の花嫁」の写真の女の子、自称・零奈の正体をがっつり文系で作者の気持ちを考え尽くしている僕が様々な観点から徹底的に考えてみた
昨今話題のラブコメ、「五等分の花嫁」
この漫画、読んでいる方は当然ご存じでしょうが、ヒロインの五つ子の中で昔に会ったことがあるかもしない「零奈」と名乗る少女が登場します。
もちろん、五つ子の内の誰かであることは確実。
現在、五等分の花嫁は最近一気に可愛い二乃が表紙の八巻まで出ています。
ですが、八巻までの現在ではこの零奈が誰なのかは全く触れられていません。
一度、風太郎と会っているところから風太郎のことは全く忘れておらず、むしろ、風太郎が覚えていたのと同じようにはっきりと覚えている様子でしたから、今後触れられていくのも明らかではある。
だけれど、やっぱり自称・零奈は花嫁候補筆頭!
もう、気になりまくって仕方がない!
そ ☆ こ ☆ で
ここで八巻までに出てきた情報からもうとことん突き詰めて考えて、徹底的に零奈の正体を考察していきましょう!
なにを隠そう、この記事を書いている私は生粋の現代文得意マンなので、こうした物語の展開や作者の誘導から先を読むのは大の得意分野なのです。
そんな私が全脳力を結集して、徹底的考察していこうと思います。
注意点ですが、以下、五等分の花嫁八巻までの部分的なネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意してくださいね。
では、以下で考察していこう。
目次
1.まずはこれまでの物語から消去法で零奈候補を絞ってみよう
はい、まずはこれまでの物語の中から消去法で零奈候補を絞ってみよう。
零奈の顔や髪型からまずは考えて・・・
いや、分かんないよ。
変装スキルがあって、ウィッグでほぼ(五つ子くらいにしか分からないような)完璧な分身になれる五つ子。
そんな中から見た目で判断しようなんて無理なので、その他の要素から考えます。
では、順番に考えていきましょう。
・・・と、行きたいところですが、持論からすると一気に三人は候補から外れます、
まず一花。
彼女は候補から外しても良いでしょう。
次に二乃もあり得ません。
そして、三玖も候補にはなりませんね。
はい、この三人を外した理由はただ一つ!
心情がくっきりはっきり描かれすぎている!
これですよ。
まずもって、零奈は風太郎と過去に会ったことがある五人の中で唯一の存在。
そして、以前に風太郎の前に登場してお守りを手渡したところからも、風太郎のことは完璧に覚えていると言っても良い。
それを考慮に入れると、この三人は心情やモノローグが多すぎる。
多すぎる上に、明らかに風太郎に対して過去に知っていたような内容がない。
こうした点から、この三人はまず除外しても良いでしょう。
一方で、四葉と五月は風太郎と接している時でもモノローグや感情の描写がほぼほぼありません。
時たまあっても、風太郎を心配してのことや風太郎に怒ってのことだったりと、風太郎を知っているかどうかや風太郎に対する感情ってものは全く描かれていないのです。
まあ、候補から外した三人は現在、風太郎に恋愛感情を持っている三人ですから、これからの物語の展開的にも妥当だと思います。
2.零奈候補の動向を振り返りながら可能性の高さを探る
では、残った二人、四葉と五月について動向を振り返りながら可能性の高さを探ろう。
まずは四葉。
彼女は零奈が風太郎と別れた瞬間に現れたことから零奈候補筆頭だと言われます。
また、五人の中でも最初に「好き」(嘘だけど)という言葉を風太郎に伝えています。
これがもしかしたら、昔から風太郎を知っていて、嘘と言ったけど本心ってことなのかもしれません。
この辺り、モノローグが四葉は異常に少ないので本当のところが読めません。
しかし、四葉の性格と出てきた零奈の性格を考えてみると、筆頭とも言えないかも。
なぜなら、四葉は基本的にお人好しで嘘がヘッタヘタの下手くそです。
そんな四葉がボートから落ちた風太郎に対して「さよなら」と言えるでしょうか?
まあ、四葉の本心は全く描かれないので、もしかしたら四葉もそういうことができる一面を持っているのかもしれませんけれども。
では次に五月。
個人的に大大大好きな五月です。
五月も四葉と同じくモノローグや自分語りがほとんどなく、本心は読めません。
モノローグかと思ったら会話だったりするので、心の底では何を思っているか。。。
ただ、根が真面目すぎるので、本心しか言っていないのかも知れませんけれども。
さて、そんな五月ですが、可能性は四葉並みにあると思われます。
言葉選びや風太郎に対する声の掛け方が零奈っぽいところが多いのです。
↑の画像もそうですが、言葉の掛け方が零奈らしいんですよね。
四葉の裏表なくお人好しな性格とは違い、五月は真面目ながらも相手のためや意地を通すためにならしっかりと決別する意思の強さも持っています。
また、相手の気持ちを考えようとする心を母親代わりになろうとしている五月からは物語の中からも感じ取れます。
ですから、零奈が風太郎と別れようとしたことにも、これが五月であれば四葉よりは自然に思えるんですよね。
とはいえ、四葉とは違い五月は「否定する要素が薄い」って点で、ミステリーで言うところの「アリバイがない」レベルの候補でしかありません。
ですから、四葉と五月は同等としか現状は考えようがありません。
3.最新刊のとある描写まで深読みすると結論はこの子だ!!
さて、上で四葉と五月が同等くらいの候補だと書きましたが・・・
ここで、最新刊である第八巻のある言葉を見た僕は文系脳がビビッと働きました。
そのシーンがこちら。
旅行先の旅館のオーナーである五つ子の祖父から風太郎が聞いた言葉。
「零奈を喪った今となってはな」
これ、どういう意味かと考えてみますとある結論に辿り着きます。
五つ子の母親 = 中野零奈
この巻の中で五つ子の父親はこの祖父のことを「義父」の文字で呼んでいたことから、祖父は母方の祖父であることが分かります。
また、五つ子は昔の写真を見ていたシーンからも五つ子以外に兄弟姉妹がいるとは考えにくいと思われます。
であれば、零奈は母親の名前である可能性が非常に高い。
さて、ここで零奈が母親であることが示されたわけですが・・・これをちょっと深読みして、現在の零奈と母親に関連があると考えてみましょう。
つまり、「思い入れの強かった人があの人の真似をしている」という物語のベタな展開を念頭に置いて考える。
こうしたメタ的な視点から物語のベタを捉えてみると誰か思い浮かびませんか?
そう、五月です!
母親である零奈に対する思い入れが強く、母親代わりになろうとしており、そのせいで二乃と喧嘩までした。
第八巻では、母親が亡くなった時にもっとも傷ついていたのが五月だとも、一花と四葉に言及されている。
最後にダメ押しで八巻の五つ子の温泉でのこのシーン。
二乃から「隠し事してないでしょうね?」との問いにこの返し。
(あ^~温泉五月可愛いんじゃあ^)
ってなことは置いといて、この隠し事が明らかにありそうな様子。
これが風太郎に関連することであれば零奈の可能性が色濃い。
というわけで、八巻でのもろもろの動向から考えて最も零奈だと思われるのは・・・
五月
です。
以上、文系の僕が真剣に紐解いた零奈の正体でした。
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