【ラブコメ】「五等分の花嫁」第三巻は中間試験に向けて奮闘?する風太郎だが、五月と仲違いをしてしまう・・・そして、近づくは林間学校!
はい、では「五等分の花嫁」第三巻のレビューとなります。
第一巻、第二巻と、五つ子たちに勉強させようと奮闘する主人公である風太郎が描かれてはいます。
ですが、当の五つ子は最初からヤル気のあった四葉と風太郎の必死な姿に心動かされた三玖の二人以外はそこまで勉強に向かってはいませんでした。
いえ、確かに五月は真面目で勉強にも真面目に取り組んでいましたが、風太郎を完全に認めていたわけではありませんし、風太郎と勉強をしようとは思っていません。
ですから、なんというか、家庭教師らしいところはあまり見られない。
まあ、一部、宿題をさせていたりはしますけど、それ以上はないんですよね。
んで、第三巻ではいよいよ中間試験!
中間試験では、風太郎の雇い主である五つ子の父親から難題を課せられます。
そして、五月とも仲違いをしてしまい・・・
(しかし、やはりそれでも五月は一番可愛い!)
以下、レビューです。
↓前巻ネタバレレビュー↓
↓次巻ネタバレレビュー↓
目次
1.迫りくる中間試験、父親から課せられる難題、焦る風太郎
さて、今回の物語はいきなり中間試験が迫っているところから始まります。
中間試験に向けて風太郎は学校で五つ子たちに声をかけていきますが。
五月は真面目にやっているけれど風太郎には教わりたくない。
二乃は普通に風太郎を無視。
四葉は試験のことを忘れている。
一花はのんびり構えすぎ。
三玖だけはヤル気を出して自分で勉強をしています。
帰り道、五月に呼び止められて電話を受け取る風太郎。
それは五つ子の父親からの電話でした。
「中間試験、五人のうち一人でも赤点を取ったら家庭教師を辞めてもらう」
そう伝えられる風太郎。
電話を終えて「無理だ」と思う風太郎ですが、今後にプレッシャーを掛けないためにもこれを五つ子には話さないことに決めます。
ひとまず五月に勉強を促す風太郎ですが、相変わらず突っぱねる五月。
それに対して風太郎は・・・
はい、この一言で五月と風太郎は仲違いをしてしまうのです。
いやー、言ってはいけない。これはいけませんなぁ。
しかし、風太郎の心情を考えると言ってしまうのも分かります。
なんといっても、中間試験は一週間後ですから、どだい、五人もの赤点ちゃんたちを全部合格点まで上げるなんて不可能。
お金が入らなくなってしまったら、妹にもまた苦労を掛けてしまう。
それは、風太郎にとっては絶対に阻止したいところなんでしょうね。
2.仲違いした五月との仲直り、そして、中間試験の結果は・・・
そんな折、一花(三玖が風太郎を好きだと直感で感じている)の策略で泊まり込みで家庭教師をすることになった風太郎。
一花、三玖、四葉とは仲を深めていますが、二乃は相変わらず不参加。
そして、五月は風太郎を無視していました。
しかし、ここでひょんなことから二乃に父親と風太郎との約束を知られてしまいます。
二乃が勉強に勤しまないことに勤しむであろうことを危惧する風太郎。
一花、三玖、四葉とドタバタ勉強会をしていると五月から冷たい目で見られます。
勉強が一段落して、風太郎は一花に呼び出されます。
「二人(風太郎と五月)は似た者同士だから」
「二人には仲良く喧嘩してほしいな」
五月は不器用だから・・・
翌日、みんなで図書館で勉強をしようという話になり、向かうことに。
当然、五月の姿はない。
一花が言います。
「忘れ物取ってきてくれる?」
この言葉から察した風太郎は五つ子の部屋に戻り、勉強しながらうたた寝している五月を見つけて声を掛けました。
「やっと見つけたぞ 三玖」
こうして別人だと勘違いしたようにすることで、お互いに前のことを気にせずに勉強をさせようとしたんでしょうね。
謝る風太郎。
それに対して謝る五月。
そして、二人は無事に仲直りをしたのでした。
ここ好き。
ここのシーンは五月推し抜きにしてもすごくいいですよねこれ。
大好きだわ。
そして、中間試験も終わり、結果発表。
テストの点数を見せてくれと言う風太郎に、見せたくないと言う五月。
(ここの五月可愛くないですか? 最高に可愛いと思うんだけど)
実は五月、あの後に父親に電話をして父親と風太郎との話を聞いていたのでした。
だから、見せたくなかったわけです。
覚悟していると言って、テストの点数を見せてもらう風太郎。
案の定、五人はバラバラに一科目ずつ合格しているものの、赤点だらけ。
父親からの電話に・・・
「次からこいつらにはもっと良い家庭教師をつけてやってください」
と言って風太郎は試験の結果を伝えようとしましたが、それを二乃が奪い取って一言。
間違ってはいない。
五人で一科目ずつ、合計で五科目とも赤点を回避したのですから。
はい、これで風太郎は退職の危機を免れたわけです。
この辺、二乃の立ち位置がいまいちちょっと分からないけれど、可愛いから構わん!
なんだかんだ言って、二乃も二乃で風太郎のおかげで一科目赤点を回避できている節があるので、そこで認めていたのかもしれません。
もしくは、五つ子を良い方向に変えているのだと、二乃は分かってきているのかも。
二乃はツンツンしていますが、それは五つ子の中でも特に家族愛が強く、姉妹のことが好きだからこそ風太郎を嫌っているきらいがあるんですよね。
この辺り、姉妹にとって必要だと思ったからこそ、二乃は個人的には気に入らないながらも風太郎を引き留めたかったのかもしれませんなぁ。
ところで、こうしたビシッと決めるようなところは大体二乃なんですよね。
二乃が一番客観的に見れているというか、何かこう、ツンツンしているだけでなく他の姉妹とはちょっと立ち位置とか立ち方ってのが違うような気がするんですよ。
良いキャラだよ、二乃。可愛いし。
3.迫る林間学校と揺れる二人の恋模様
さて、中間試験を乗り切ったら迫ってくるのは林間学校。
林間学校の肝試し実行委員にさせられた風太郎。
図書室でいつものように四葉、三玖といると、四葉からこんな話を聞きます。
「林間学校の最終日に行われるキャンプファイヤーのダンス」
「そのフィナーレの瞬間に踊っていたペアは縁で結ばれるというのです」
と、それを「くだらない」と無下にする風太郎と三玖。
そこに一花が現れますが、勉強させようとする風太郎をよそに女優の仕事に出かけてしまいますが、クラスメイトに呼び出されます。
一花は仕事があるので、三玖に変装してもらうことでやり過ごそうとします。
一花に変装した三玖の後を付ける風太郎。
そこに待っていたのは、キャンプファイヤーのダンスを一花と一緒に踊りたいというクラスメイトの男子でした。
「俺とキャンプファイヤーで一緒に踊ってください!」
戸惑う三玖。しかし、戸惑っていると三玖の変装を見破られそうになります。
そんな三玖を見かねて、風太郎が助け舟。
もちろん、その男子は良い気がしませんから風太郎に突っかかります。
しかし、三玖はとっさに風太郎の腕をつかんで言います。
「この人と踊る約束してるから」
どこが好きなのか聞かれ、三玖は言います。
(可愛すぎかよ、三玖)
さて、そんなこんなで一花とキャンプファイヤーを踊ることになってしまった風太郎。
林間学校当日、風太郎の妹のらいはが熱で倒れてしまいます。
父が働きに出ているため、風太郎しか看病できる人がいない・・・。
林間学校のバスを乗り過ごして、一人看病する風太郎。
父が帰ってきましたが、すでにバスは行ってしまっています。
だがここで急展開、なんと、五つ子が車で迎えに来てくれたのでした。
五月が暗い場所が苦手なのに実行委員会を任されたのだと言います。
(それだけで来るか? と思うが可愛いし健気なので許す)
(五月のやることならなんでも許したい所存)
そして、キャンプファイヤーのダンスを一花として申し込んだ三玖とキャンプファイヤーを風太郎と踊ることになった一花。
さあ、この二人のこの感情が、果たして恋なのか・・。
あーいやー、林間学校ではまたもや一波乱ありそうな予感。
三玖が風太郎に好意を寄せていることは、一花的には勘づいています。
それなのに、三玖が「良い」と言ったとはいえ風太郎と踊ることになった一花。
これはもう、いや、良いなぁ!
だんだんとラブコメが加速していくけれど、それでも三玖の健気で、そして、一花のお姉さんっぽく振舞っているけれど実は心は揺れているこの感じ。
最高かよ・・・。
まあ、今回の巻のMVPは五月ですけどね!(可愛い!)
中間試験編、五月の可愛さとか健気さとか不器用さとか、いかんなく発揮されていて控えめに言って五月推しとしては最高でした!
以上、レビューでした。
まとめ買いもあるでよ!