【ラブコメ】「五等分の花嫁」第七巻はみんなのために頑張る一花と期末試験の結果発表! 期末試験の結果とそれぞれの想い、一花の恋心・・・って、え? に、二乃さん!!??

はい、ということで「五等分の花嫁」第七巻のレビューです。

六巻では、いやー、二乃の一変っぷりでなんというかギャップが最高でしたね。

これまではツンツンしっぱなしでデレの一つもなかったけれど、こうして素直になってみると常識人で、けれど、いろいろと考えていて、可愛い子なんですよ。

今までがツンツンしていた分、明確な恋心とかを示しているわけじゃないんですけれど、そうした一面にちょっと心奪われそうになってしまいます。

そして、風太郎が家庭教師を辞める。

かと、思ったら、これまでは風太郎が五つ子を追いかけていたのに、今度は五つ子の方から風太郎を追いかけて、マンションを捨ててまで家庭教師を続けて欲しい!と。

なんだこれ、もう、あれやん、恋とかそういうレベルじゃないんですけど。

とはいえ、五つ子の方にもそれを叶えられるだけの財力とかがあるからこそ、できたことなんでしょうね。

さて、そんな感じで衝撃展開で終わっていった六巻でした。

が、七巻ではそんなマンションを捨てたみんなのために唯一の稼ぎ頭である一花の頑張りがここで見えてきます。

そして、来る期末試験の結果と、それぞれが結果に託した思いとは。

一方で、恋愛面では風太郎への想いがだんだんと強くなってきた一花ですが、三玖が風太郎を好きであることを知って悩んでいく・・・

って、え? なんですか、なんなんですか二乃さぁん!?

衝撃、再び

以下、そんな七巻のレビューです。

 

↓前巻ネタバレレビュー↓

densilife.hatenablog.com

↓次巻ネタバレレビュー↓

densilife.hatenablog.com

 

目次

1.五つ子のために頑張る一花とそんな彼女の恋心、そして、父親の新たな条件

 今巻のはじまりは五つ子の初詣と新しい家での暮らしの様子から始まります。

が、なんといっても、一花の映画撮影のシーンが序盤では最大のインパクト。

一花、可愛いじゃん・・・。

以下、あらすじレビューです。

 

新しい家での家庭教師中、一花が勉強中に寝かけたりしていることを気にする風太郎。

ある日、風太郎がスイーツ店でバイトしていると午後に映画の撮影があると言う。

撮影隊が到着すると、なんとそこには髪を二つ結びにしたぶりっ子風な一花の姿が。

「よろしくおねがいしまーす」

風太郎を見なかったことにする一花。

撮影が始まると・・・とんでもないぶりっ子姿の一花が。

リハーサルが終わり、本番の撮影。

そこで使用されたパイは、よく見てみると風太郎が作った失敗作(三玖の手料理みたい:一花談)。

それを食べた一花は、撮影中なので最高の笑顔を見せました。

それを見て、風太郎は一花の女優業をちょっとだけ認めたのでした。

撮影の休憩時間。

風太郎は、離れた場所で勉強をしている一花を発見しました。

「隠す必要ないだろ」

「こういうのは陰でやってるのがかっこいいんだよ」

そして、風太郎は先ほどの一花の演技の感想を述べます。

「なんというか、そうだな・・・じょ、女優らしくなったんじゃ」

しかし、いつの間にやら風太郎に寄りかかって寝ている一花を見て風太郎は呆れます。

けれど、一花は本当は寝てなどいなかった。

(こんな顔 見せられないよ)

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ところ変わって、風太郎、四葉、二乃が買い物をしていました。

帰りがけ、五月と五つ子の父親がカフェで話しているところを目撃します。

カフェに知らない人のふりをして入る風太郎と二乃。

父親は五月に言います。

「すぐさま全員で帰りなさい 姉妹全員に伝えておいてください」

しかし、それに風太郎の件で食い下がる五月。

「ではこうしよう 上杉君の立ち入り禁止を解除し家庭教師を続けてもらう」

「ただし 僕の友人のプロ家庭教師との二人体制」

そして、今の状況では赤点を回避できないと言い切る父親。

それに風太郎は立ち上がりそうになるが、二乃が手を握って抑えます。

代わりにそこに現れたのは四葉

「私たちと上杉さんならやれます」

「もう同じ失敗は繰り返しません」

それに対し、父親は言います。

「では、もし失敗したら?」

父親は、今回落ちたら知人が理事を務める高校に裏口入学させると言いました。

もし二人体制でやるのなら、こんなリスクは小さくなるはずだ、と。

「・・・わかりました」

五月はそう言いました。

これを二人体制を了承したと受け取った父親。しかし・・・

「いいえ もしだめなら転校という条件で構いません」

「素直で物分かりが良くて 賢い子じゃなくてすみません」

 

以上、前半ここまで。

一花は可愛い。

女優をしている一花を見られるのは多分、ここが初なんじゃないでしょうか。

まあ、女優にしてもぶりっ子な一花はまた違う一面が見られて面白いですけれど。

そして、一花の乙女な一面がいよいよ出てきています。

これまで風太郎をお姉さん的なところから見ているような振る舞いをしていたのに、ここれは風太郎に肩を預けて寝たふり。

(こんな顔 見せられないよ)

ここ、可愛すぎるんだよなぁ・・・。

んで、前半の後半は五月の真面目ターン。

五月は一番物分かりが良いからと父親に呼び出されて提案されるわけです。

ですが、これを断る五月。

いやー、可愛いだけじゃなくてこういうところが好きなんですよ、五月。

マジで好き。

普段末っ子っぽいところもいっぱいありますが、こうして父親に対してもちゃんと言えるところとか、ちゃんと芯があるところ好きです。

2.期末試験、これに想いを掛ける三玖、健気な四葉、決意を固める五月

さて、中盤からは期末試験の結果発表!

五つ子一人一人にフォーカスして一月と二月の出来事、そして結果を発表していくという話の構成は、なんだかレトロゲーの「街」みたいで面白かったです。

そんな結果発表の前半は三玖と四葉、五月の三人。

以下、あらすじレビューです。

 

まずは三玖の場合。

三玖はバレンタインが近いので風太郎にチョコを食べさせまくって好みを探っていました。

しかし、好みは分かっても料理をしたらどうしてもドクロマークな酷いものが・・・。

それを見ていた一花は、料理が上手い知り合いがいるから教えてもらいなと言います。

そして、バレンタインの前日。

キッチンに立つ三玖の前に現れたのは二乃。

料理を見て呆れる二乃に、いつもなら怒る三玖が今回ばかりは泣きそうな顔に。

三玖は風太郎が料理を食べてくれないことを気にしていました。

「教えてください お願いします」

あの喧嘩しがちな三玖が二乃に頭を下げました。

「ほんと・・・面倒な性格だわ」

そう言いながら、二乃は三玖に料理を教えるのでした。

翌日、風太郎はいつも三玖がチョコを食わしてくるので、今日も食っていました。

「今日も食っといたぞ うまかった」

喜ぶ三玖。

同日、仕事から帰ってきた一花に三玖は言います。

「この期末試験で赤点回避する しかも五人の中で一番の成績で」

「そうやって自信をもってフータローの生徒を卒業出来たら」

「今度こそ好きって伝えるんだ」

そう言った三玖は見事、期末試験に合格したのでした。

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次は四葉

あまり根を詰めすぎても良くないと本で知った風太郎は、五つ子と共に遊園地に出かけます。

各々が目いっぱい羽を伸ばす中、四葉の姿がありません。

風太郎は、四葉のトレードマークであるリボンを見つけて観覧車へ向かいます。

観覧車の中では、四葉が一人、勉強していました。

観覧車に半ば無理やり相乗りする風太郎。

風太郎は、観覧車の中で四葉の話を聞きました。

それは、以前の学校ではみんなで落ちたので追試を受けることになった、と。

「まさか・・・お前だけ落ちたのか?」

「さすが上杉さんはなんでも正解しちゃいますね」

それで、みんなで転校することになったのだという話。

「もうみんなの足は引っ張りたくないんです」

そう言う四葉に、風太郎は言います。

「暇だしやるかマンツーマン授業 他の四人には秘密な」

そして、前回の国語の問題を教えようとしましたが、なんと四葉はできていた。

ここに風太郎は光明を見出します。

「国語はお前も教えるんだ」

そう、それぞれ得意な科目があるので、それを教え合えば効率的に勉強ができる。

「もう足を引っ張るだけの私じゃないんですか?」

「ああ今度は・・・お前がみんなの手を引いていくんだ!」

試験後、一番の懸念だった四葉は合格。

「私・・・初めて報われた気がします」

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 五月の場合。

五月は母親の月命日に母親のお墓に墓参りにきていました。

そこで偶然会ったのは下田という塾講師の女性。

彼女は学校の教師だった母親の生徒だったのです。

「お母さんがどんな人だったのか教えていただけませんか?」

下田が言うには、母親はとても美人で学校中の男子をメロメロにしていたとか。

感情を表に出さず、鉄拳制裁もいとわない教師だったという。

しかし、その一年がなければ教師に憧れて塾講師になってなかった、と下田。

それを聞き、進路希望に教師を書こうとする五月でしたが、下田に止められます。

 「お嬢ちゃんはお母ちゃんになりたいだけなんじゃないか?」

そして、先生になりたい理由があるなら、と言います。

時は過ぎて、翌月の母親の月命日。

五つ子に聞いていたので、墓にやってきて五月を見つけた風太郎。

全員家庭教師で、効率よく勉強できていることを話す五月。

「教えた相手にお礼を言われるのはどんな気持ちですか?」

「私はあの時の気持ちを大切にしたい」

「私・・・先生を目指します」

そういう五月も期末試験には合格していました。

 

はい、長いわ!

仕方ない、一人一人やっていくのだから、これだけ長くなるのもね。

さて、そして、来ました三玖のターン。

バレンタインでまともにチョコを風太郎にあげているのは三玖だけです。

しかも、二乃に頼み込んでまで作っているあたり、いかに風太郎に入れ込んでいるかがもう、よーくわかりますなぁ!

んで、衝撃の展開。

五人の中で一番だったら風太郎に告白する!

これが、一体どうなっていくのか・・・って今巻で答え出るんですけども、ここだけを見た時には一体どうなることかと悶々としていたものです。

次は四葉

四葉に関してはこれまで同様風太郎との恋愛的要素は他の五つ子に比べて薄い。

けれど、一番勉強にひたむきで、健気な子なんですよね。

観覧車でまで勉強って、前の部活事件といい本当に健気だ・・・。

最後、五月。

今回の五月は母親と五月の夢の話。

母親がめちゃ美人という、五つ子を見ていたらまあ、そりゃそうだろうなってことが判明します。

そんな母親になろうとしていた五月ですが、風太郎が提案した全員家庭教師案のおかげで先生になるという夢への意思を確かなものにしたのでした。

なんだかんだ、風太郎、いろんなところで人生に影響与えちゃってるんですよねぇ。

3.期末試験、一花の恋心の行方、二乃・・・二乃さんマジかっけー・・・

 期末試験の後半は風太郎に微妙な感情を抱いている二人。

三玖が風太郎を好きなことを誰よりも知っている一花。

そして、未だにキンタローの一件が忘れられない二乃。

さて、二人の試験結果はどうなのか?

以下、あらすじレビューです。

 

一花の場合。

一花は撮影での一件があってから風太郎の顔をまともに見れません。

チョコを作っている三玖と二乃を窓から眺めながら、ため息。

「なんで好きになっちゃったんだろ」

そこに現れた風太郎。

風太郎にびっくりして一花は手を打ってしまいます。

しかし、三玖がチョコを作っている家に入られるわけにはいかないので参考書を買いに行くことに。

本屋で、貯金もギリギリなのに風太郎の本をお姉さんぶって買ってあげる一花。

(でも これでフータロー君が喜んでくれるなら・・・)

と、そこにはたまたま一花のクラスメイトの男子が。

適当に話をしていると、一花の打った手が痛んできましたが、過剰に心配されます。

そこから逃げた一花は、次は風太郎にその打った手を見られてしまいます。

「ふーん やっぱドジだな 気を付けろよ」

過剰に心配されない、けれど、気には掛けてくれる風太郎に一花は・・・。

そして、三玖から「五つ子の中で一番だったら好きって伝える」と言われるシーン。

「三玖ならできるよ」

そう言ったのに、試験結果発表の日・・・

一花がそれまで一番だった三玖を抜いて一番の点数を取って合格していました。

「やった」

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最後、二乃の場合。

二乃は風太郎に会うたび、なぜかキンタローのことを思い出して気にしてしまいます。

(あいつは私のことなんてなんとも思ってない)

(だから もうあいつには会わない)

ところかわって、風太郎のバイト先のスイーツ店で祝賀会をするために集まっていた一花、三玖、四葉、五月、そして風太郎。

二乃を待っていると、店長から二乃から預かったという紙と伝言。

紙は試験結果で、二乃は合格。

伝言は「おめでとう あんたは用済みよ」の言葉。

一方、二乃がやってきていたのは以前のマンション。

そこで父親と会っていました。

「おめでとう どうやら上杉君を認めざるを得ないようだ」

「あいつとはもう会わない それと もう少し新しい家にいることにしたわ」

新しい家にきて、少しだけ前に進めた気がすると言う二乃。

それに対して、父親は理解できないと言う。

しかし、その言葉を遮るように現れたのは、原付に乗った風太郎。

「ここにいたか二乃 帰るぞ」

風太郎に言われるが、父親からは行かないように引き留められる二乃。

「・・・パパ 私たちを見てて」

そう言って、二乃は風太郎の後ろに乗ります。

「え、えーっと お父さん・・・娘さんをいただいていきます」

原付で走り出した二人。

試験の話になり、二乃は懐から風太郎の試験結果を見つけます。

それは、高得点なもののいつものように100点だらけではない風太郎の結果。

「一生の不覚 マジで恥ずい」

「私たちのせい?」

「ちげーよ」

(二乃の言う通り俺は用済み 今までの関係もこれでお終いだ)

「寂しくなるな」

そう言う風太郎に、二乃は危ないからヘルメットを寄越せと当たり散らします。

「あんたはずっとそうだったわね ほんと最低最悪 あとは・・・そうね」

「好きよ」

 

以上。

長い! っていうか濃いわ!

マジでこの二人のターンだと濃すぎるんだよ、内容がよぉ!!!

一花は三玖が風太郎を好きなことを知っている上で、自分まで惹かれていっているという複雑な関係だから、そうしたところで濃くなる。

んで、二乃の場合は言わずもがなで、キンタローを通して変わっていったことと風太郎を意識するようになっていったこと、そして、その心の大きな変化。

相変わらず、この二人が絡んでくると面白いですなぁ!!!

まずは一花。

一花は、三玖の告白するってことを知っているんですけれど、なんだろう、描写を見る感じ意識していないにしてもちょっと対抗しているような感じがしますな。

そして、ついには三玖を抜いて一位になってしまいます。

本人、あとで三玖に対して慌てていますが、三玖自身は気にしていないように、でもどこか諦めたように笑っていたんですよね。

ここ、この二人の関係がまたこれからどうなっていくのか、要チェックですわ。

そして、二乃。

最近の急上昇天元突破な二乃さんですよ。

最後の最後でやらかしてくれました。

「ほんと最低最悪 あとは・・・そうね」

「好きよ」

この流れで落ちない男おるぅう~~~????

いないですよね、こんなもん惚れるに決まっとるやろ、二乃さん。

ここで一花や三玖みたいに悩まずスパッと言っちゃうあたり、さすが二乃さんという感じでかっこいいし、惚れるわ。

さあ、この後の風太郎の反応やいかに・・・ってことで次巻が気になるところで、五等分の花嫁第七巻のレビューは以上です。

まとめ買いもあるでよ!