【ラブコメ】「五等分の花嫁」第五巻は四葉回&五つ子まさかの分裂の危機! そして、風太郎が勉強に打ち込むようになった理由とは・・・?

はい、ということで「五等分の花嫁」第五巻のレビューになります。

五巻は、ここまでにぎやかし役だったり、何かと便利に扱われてきた感のある四葉が、ここでようやっと大々的に取り上げられます。

四葉の可愛さを存分に堪能したところで訪れるのは、五つ子がまさかの分裂の危機?

それに頭を悩ませる風太郎。

そして、風太郎が勉強にここまで打ち込む理由とは・・・?

そうしたことが五巻では次々と語られていきます。

そんでなにより・・・五月が今回は良い仕事しているしカワイイ!!!!

マジ、今巻の五月は最高に可愛いわこれぇ・・・。

では、以下、レビューです。

 

↓前巻ネタバレレビュー↓

densilife.hatenablog.com

↓次巻ネタバレレビュー↓

densilife.hatenablog.com

 

 目次

1.四葉にお礼をしようと思ったらデートになった風太

今回は、四葉回!

の前に、病院での一コマやちょっとした事件もありましたが、なんといっても四葉回。

四葉は天真爛漫で可愛いキャラですが、そんな四葉風太郎がデートをすることに。

以下、あらすじレビューです。

 

一花と三玖がそれぞれ風太郎に一緒に出かけよう(デートっぽい)というメールを送りますが、これを勉強するからと無下に断る風太郎。

そして、勤労感謝の日

林間学校では四葉にいろいろと迷惑を掛けてしまっていた風太郎は、らいはに言われて四葉にお礼をしに行くことに。

贈り物をしようと思っていた風太郎ですが、四葉に連れられて一緒に出掛けることになります。

「デートですよ デート」

そう言う四葉と一緒に行くと・・・

まずは五月おすすめのレストラン、三玖がよく行くスパに、一花が出ている映画。

そして、最後はアパレルショップにて、二乃が欲しいと言っていた服。

四葉の欲しいものをあげたいと言う風太郎に、四葉は困ったように言います。

「私が欲しいものはなんでしょうか?」

と、そこに現れたのは一花と三玖。

一花と三玖の誘いを無下に断っている手前、四葉と一緒にいるところは見せられない。

逃げる風太郎と四葉

外も暗くなり、二乃や五月からも逃げて辿り着いたのはいかにも庶民的な公園。

「よくこんなところ知っていたな」

そう風太郎が尋ねると、落ち込んだ時にはよくブランコに乗るのだと言う。

久々の庶民感に浸りながらブランコで遊ぶ二人。

「全力で漕いだ時に見える この景色が好きなんです」

ブランコから見えたのは、公園のある丘から広がる街の景色でした。

ブランコから飛んで着地する四葉

四葉に煽られて、風太郎も飛ぼうとしますが勢い余って一回転。

「見たかよ! 何が起きたんだ今」

そう言って風太郎は大笑いします。

帰り際、結局、風太郎は何もあげられなかったのでらいはに渡す予定(断られた)だった小学生向けのテスト対策問題集を渡しました。

「ありがたくいただきます でも」

「欲しいものはもう貰いました」

 

はい、四葉回はここまで。

今回の四葉可愛すぎなんだよなぁ・・・。

これまでただお人好しで賑やかでバカな可愛い妹的なポジションの四葉でしたが、ここでそんな四葉にもいろいろと考えていることがあるんだと気付かされます。

そして、最後。

「欲しいものはもう貰いました」

ここ、四葉回は今巻が初だけれど、これだけでももう四葉好きになっちゃってもいいくらいですからねぇ。

いや、まあ、僕は五月推しですけれど(念押し)。

さて、この「欲しいものはもう貰いました」ですけれど、四葉らしいですな。

一見すると、単に風太郎の笑顔を見て嬉しかったくらいにも読み取れます。

けれど、これまでの四葉のお人好し具合や、自分が何を欲しいのか分からないけれど、他の誰かの欲しいものは知っているところとかを考えてみてくださいよ。

四葉は、単にお人好しなだけなんじゃなく、そうして見られる誰かの笑顔が、ただそれが欲しいからお人好しなのだと考えると、とても健気で可愛いじゃあないですか!

2.期末試験を前にして仲違いをしてしまい五つ子分裂の危機

期末試験が差し迫ったある休日のお話。

これまでは風太郎と誰かの間での仲違いこそありましたけれど、五つ子の中での仲違いはありませんでした。

ですが、今回ばかりはちょっと様子が違うようです。

以下、あらすじレビューです。

 

ことの始まりは、土曜日の家庭教師に遅刻した風太郎。

五月が見に行くと、風太郎が寝不足で倒れていました。

期末試験まで一週間だからと、五つ子用に分厚いプリントの束(問題集)を自作で用意したから倒れてしまっていたのでした。

五人を集めて勉強を始めると、ことあるごとに衝突する二乃と三玖。

喧嘩でも始まったら勉強に集中できないと懸念する風太郎でしたが、ついに三玖に怒って二乃は自室へと引き上げようとします。

風太郎にもキツく当たる二乃。

そんな二乃にムッとしながら、三玖は風太郎が作った問題集を二乃に持たせようとしますが、二乃に手を払われて問題集を落としてしまいます。

「拾って」

そう言った三玖に当てつけるように、二乃はプリントを破り捨てました。

いよいよ怒る三玖。

しかし・・・

パチン

と、二乃の頬を叩いたのは、五月でした。

「彼に謝罪を」

風太郎の作った問題集はすべて手書きで、五つ子に合わせた問題だったのを知っている五月は、風太郎に負けないよう真剣に取り組むべきだと言います。

ついに本当に怒った二乃は家を出ていくと言い出しました。

「こんなのお母さんが悲しみます やめましょう!」

「未練がましく母親の代わりを演じるのはやめなさいよ」

言い合いに発展した二人は、なぜか二人とも家から出ていくことに・・。

翌日、本当に出て行ってしまった二人を三玖と一緒に探していると、二乃がホテルにいることを突き止めました。

ホテルの二乃の部屋でドアに挟まれながらも、風太郎は二乃を説き伏せようとします。

「お前は誰よりあいつらが好きで あの家が好きだったはずだ」

「…こうなったのは全部あんたのせいよ あんたなんて来なければよかったのに」

警備員を呼ばれそうになり引き返す二人。

二乃の場所は分かりましたが、五月は財布も家に忘れており行方が知れません。

公園で腹を減らしているところを想像する風太郎でしたが、家に帰ってみるとなんとそこには五月の姿が。

他に行く当てがないところ、風太郎の家は五月しか知らないので隠れるにはちょうど良かったのでした。

 

五月いいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!! 最高かよ!

あ~^五月好き。

マジで、ここの五月は本当に大好きです。

行く当てがなくて風太郎の家に来ちゃうあたりも可愛いんですけども。

なんといっても、母親の代わりになろうと頑張って、そして、頑張ってくれた風太郎を思って、二乃を叱るくだりとか五月さんの意思とか芯の強さとか見えて好きです。

(それなのに普段は末っ子っぽくたまにポンコツなところがまた・・・良きかな)

はい、五月について語ったところで、ここの場面では、五月と二乃が仲違いをしてしまいます。

一花ほど柔軟でもないし、四葉ほど流されやすくない、むしろ、二人とも頑固で精神的に不器用で芯が強いからこそ、譲れないところで衝突してしまったんですよね。

二乃は風太郎によって五つ子が変わっていってしまうところで、これまでの五つ子のようにいられなくなることに不満を抱えていたんです。

それに対して、五月は五つ子が変わっていくことは逆に良いことだと考えており、加えて、一番真面目な彼女は風太郎の徹夜の努力を無下にした二乃が許せなかった。

男性読者的に風太郎の視点から考えると二乃の株が下がって、五月の株爆上りですけれど、二乃の心境を考えると不満なのも分かります。

これまで五つ子で心地よく過ごしてきたのに、そこに突然現れた風太郎とかいう男のせいで勉強やらなんやらで変わっていってしまっている。

みんながみんな不満を覚えないって方がおかしいんですよね。

けれども、それでもまず真っ先に二乃の安否の心配をする風太郎はさすがすぎる。

3.風太郎が勉強に打ち込む理由とは・・・そして、彼女が現れる

 さて、話は前後しますけれど、今巻では風太郎が勉強に打ち込む理由が語られます。

それには、五つ子の誰かが関わっているのかも・・・

そして最後にはちょっと予想外の展開が待ち受けていました。

以下、あらすじレビューです。

 

 風太郎は小学生時代、金髪の見るからに悪ガキでした。

そんな風太郎は、自分でイケていると思っていたし、中心にいると思っていた。

けれど、京都への修学旅行の時、ひょんなことがきっかけで風太郎は自分は必要とされていない人なのだと考えるようになります。

そんなことなので、修学旅行では班のみんなを先に行かせて一人、京都駅で座り込んでいました。

 と、ここで風太郎は父親の仕事道具から持ってきたというカメラのせいで盗撮疑惑を掛けられて警察を呼ばれる事態になります。

しかし・・・

そこに現れたのは、現在の風太郎が持っている写真のあの少女。

少女に助けられた風太郎。

しばらく京都の街を班を探してうろつきますが、少女はそんな風太郎についてきます。

「人を捜してるんでしょ 私もなんだ」

「一人でできる 他を当たってくれ」

「他じゃだめだよ お互い一人で寂しい者同士仲良くしようよ 私には君が…」

そう言って、少女は笑いかけます。

「君が必要だもん」

ーーーーーーー

話は今に戻って、五月が風太郎の家にきたところ。

五月と外を歩きながら、風太郎は言います。

「あの日、京都であの子と出会い、いつか誰かに必要とされる人間になると決めた」

なんのために勉強しているのか? 五つ子から何度か尋ねられた質問。

「俺はそのために 勉強してきたんだ」

ーーーーーーー

その後も、二乃と五月をなんとか仲直りさせようと奔走する風太郎ですが上手くいきません。

池のほとりで落ち込んで、二乃の言葉を思い出します。

「あいつらに俺は不要だ」

「また落ち込んでる」

どこからともなく聞こえてきた声。

「やっぱり君は変わらないね 上杉風太郎君」

そこには、あの時、京都で出会った少女そのものの姿の女性。

「久しぶり」

 

はい、ここまで。

で、ここで風太郎が異常に勉強に集中している理由が分かります。

一つは、小学生時代に必要とされていないことを知って、それがトラウマになってしまっているから。

そして、もう一つは、少女に出会って、その少女に恋をしてしまったから。

そんな少女に必要とされたから、誰かに必要とされる人間になろうとしたのです。

それで勉強に打ち込むようになったわけですよ。

気持ちは分かります。

理由が単純? 現実でも、まあこんなもんですよ。理由なんて簡単です。

んでもって、最後。

まさかの衝撃展開、あの時の少女出てきちゃったよ・・・。

で、このセリフ。

「やっぱり君は変わらないね 上杉風太郎君」

ってことは、五つ子の内の誰かはもうすでに風太郎のことを初めから分かってた?

いや、そんな、まさか・・・。

ということで、どうなっていくのか先がめっぽう気になる第五巻の引き!

とはいえ、少女の正体はまたしばらく明かされることはないと思いますが。

以上、第五巻のレビューでした!

まとめ買いもあるでよ!