【会社の話】我流・会社のちょっとした会議時間に無駄話している無駄な時間を司会担当としてどうにかする方法【社畜テクニック】
「あのさあ、その話、今することかよ??」
と、会議中に思ってイライラすることありませんか?
ありますよね・・・
ありますよね!!!!!
もう本当に、私は入って数年も経っていない新人なのですけれど、新人だからちょっとしたミーティング時間の司会みたいなことを担当しておるわけですよ。
そんなミーティングの中で、相も変わらず会議の内容から脱線して無駄話に花を咲かせる諸先輩方が何人か見えるわけですよ。
そういう先輩を見ていると、まあ、呆れるわけですよね。
「それ、今話すこと? なあ、ちゃんとさ、議題に沿った話ししてくれません? そのここにいない人間についての井戸端会議みたいなの後でやってくれない?」
おかげで、30分で済むような内容が1時間かかったり・・・。
普段は「会社のためー」とか「売り上げがー」とか言っているクセに自分の言ってることとやってること分かってんのかと。
ほんと無駄でしかありません。
と、完全に完璧極まりない愚痴を語ってしまいましたが、これ、結構な方々のストレスのタネにもなっていると思います。
んで、今回は、こいつを僕は普段どうやって角が立たないように諫めているかをちょっと紹介しましょう。
僕もそこそこミーティングでの司会をやってきましたので、この辺、心得はありますので、人にもよりますけれど試せそうなら試してみてくださいね!
目次
1.まずはミーティング中の無駄話パターンを考える
まあ、まずもって、無駄話と言ってもパターンがあります。
このパターンを把握しておかないと、無駄話をしている人から「いや、無駄じゃない」などと反論を食らって余計にストレスゲージが溜まる可能性があるので注意しよう。
この辺、何度か会議してれば見分けられるんじゃないかと思いますけれど。
1-1.パターン1:完全なる脱線した無駄話
エントリーナンバーワァン!
完全な申し開きのしようもない無駄話!
会議室に響き渡るおばちゃんの井戸端会議のような話。
いえ、道端で話してるおばちゃんはいいんですよ楽しそうですから、ゴシップ好きなんでなんなら混ざりたいぐらいなんですけども。
でも、会議中にする話じゃあねえよなぁ!!!!!(憤怒)
「これさ、○○が××であれなんだよねぇ・・・」
「○○といえば、Aさんってこれ関わってなかった? 今どこいったっけ?」
「あー確かあの部署でしょ。もうだいぶ前だよね?」
という脱線した無駄話。
(そんな話は昼休みにでもしとけよ、お前らなぁ)
僕もさすがに、普段は「○○さん」とか敬意表してますけど、こういう時には心の中では完全に「お前ら」とか愚痴ってますよ。
はい、もうこんな話は完全なる無駄なので即刻やめさせるべきですねぇ。
1-2.パターン2:話には関わるが今すべきではない話
エントリーナンバートゥゥゥゥウウウ!!
話には関わるけれど、今すべきではない話!!
はい、これね、止めづらい無駄話の最上位に食い込んでくる厄介なやつ。
なかなかよくあるんですよね、恐らく、話している側としては重要に思えるのでしょうけど、議題とは噛み合っていないんですよ。
今は「これ」であり、「それ」は後でまとめて話せよ、と思う無駄話です。
「進捗微妙だなぁ。これさあ、そっちの部署でどうにかできないの?」
「いや、ウチの部署は○○のツールがないから・・・あでも、申請すれば」
「そう言えば、ここで前出してた申請って許可下りた?」
はいこれぇ、関係ありそうでしょ? ないんだなこれが!
無駄なんですよ、今は「進捗の話」なんですから。
以前出した申請の話なんて、確かに絡んではいるけれど後で確認すればいいじゃん!
どうせ責任者もいないんだから正確な回答は出ないのですから!
1-3.パターン3:お互いの話が噛み合っていない議論
エントリーナンバースゥルィイイイイイイ!!!
お互いの話が噛み合っていない議論!!!
これ、ありますよ、良く。
一方は知識があって、もう一方は知識がない。
けれど、両者とも担当者と責任者の関係なので仕事に関わってはいる。
そんな状況だと話がもう、噛み合わないことが多いのなんの。
「これって○○を××すれば、☆☆ってことだよね?」
「いや、○○が××できるかどうかはやってみないと分からないから・・・」
「でも、それだったら○○から☆☆にするって合意取れてるんでしょ?」
「だから、☆☆になるかどうか分からないから確認するんだよ、これから」
「いや、最終的な納品物は☆☆なんでしょ?」
「いやだから、さっきから言ってるけど・・・」
はい、噛み合ってませんねこれ!
ちょっとSEなら分かるかと思うけれど、それ以外には小難しいところなんで解説。
つまり、「○○が××というツールを通して☆☆になるかどうかチェックしてくれ、☆☆のデータができたらくれ」という依頼がここに来ていると考えてください。
そうすっと、まず必要なのは「☆☆になるかどうかのチェック」ですよね?
でも、管理的には「納品物:☆☆」になっているわけですよ。
作業者は「☆☆になるとは限らないからチェック必要」という前提で話しています。
管理者は「○○を××したら☆☆ができるから納品する」という前提で話しています。
はい、ここで噛み合ってないんですねぇ。
傍から見れば岡目八目。
でも、本人にしてみればこの前提が伝わっていないことが分からないんです。
2.パターン別、ぼくのかんがえたさいきょうの終わらせ方
いよいよ本題。
上で書いたパターン別のそれぞれ角が立たない終わらせ方です。
何度も実践しているので一定の効果は見られるとは思いますけれども、正直なところ、会議している相手次第でもあるので・・・そこは、ね。
とはいえ、試せそうだったらどんどん試してみてください。
2-1.パターン1:ガンスルーで合間を見て進める or はっきり言う
まずはパターン1の完全なる完膚なきまでの無駄話の場合。
これはもう、ガンスルーでOKです。
話に加わるだけ無駄なので、スライドに目をやって耳に入らない風をしつつ、話が本当に少しでも途切れた瞬間を見逃さず、自分の声を割り入れてやりましょう。
これ、不快に思われるかと思いきや、意外とすんなり戻ってくれます。
割り入れるのは感嘆詞でもいいですが、議題に戻すような一言、つまり
「えーと、で! ところで、これをどうしますか?」
とか、こういった感じのことを言えば良いですね。
無駄話をしている人は、それまで話をしていなかった人の声が聞こえたことでこちらに自然と静かに注目してくれるようになります。
そして、方法はもう一つ。
あまりにも無駄話が盛り上がってなかなか声を割り入れられない時はこう言おう。
「はい! じゃあ、無駄話はそのくらいにして・・・」
角が立つ? 立ちませんよ、正しいのはこちらですから。
管理者や責任者が同席していれば特に、正しい方に何か言うなんてできません。
それに、この一言はつまり「先生の一声」なんですよ。
学校教育の賜物ですね、大抵の常識人は悪いところを指摘されるとあっさりと「先生の一声」に従うしかないんです。
これが使えるのはひとえに、無駄話をしている彼ら自身も「無駄話だ」と自覚している部分があるからです。
無駄話をしている最中は盛り上がって気付けない可愛い子どもみたいなもんなので、そこに「先生の一声」で自覚させてあげることが大切です。
・・・可愛い子どもみたいなもんって書いちゃいましたけど、そう思うことで僕は会社でのストレスを減らしていますんで、ご了承ください。
↓そのストレス軽減方法の詳細はコチラ↓
2-2.パターン2:隙を見て議題について話をまとめる
はい次、パターン2の話には関わるけれど今すべきではない話。
これ、止めにくい無駄話No1の栄光を欲しいままにしています。
ほんと、最初の内はこれが止めにくいのなんのってところですよ、全く。
向こうは議題から逸れたつもりはないので下手に止めると「いや、関係なくはないんだけど?」と食い下がられて、また無駄に長引いてしまいます。
そういう止め方をすれば、角も立ちかねません。
いや、個人的には角なんて立っても良いって思っている方はどんどん積極的に止めていくべきだとは思いますけれどね。
さあ、では、この難題をどう切り抜けるかと言うと、
隙を見て議題について話を一旦まとめる
という手段を取ると高確率で上手く場が収まります。
どういうことかと言いますと・・・
「はい、じゃあ、まあ、とりあえず、これについては○○ということで、いいですか?」
無駄話の切れ間を見計らって、感嘆詞でもなんでもいいので口を挟んで、議題についてのまとめを一言言って先に進めようとしましょう。
そうすると、誰かこの議題で何か言い残したことがあれば、無駄話を切り上げてちゃんと議題に沿った内容を発言してくれます。
また、まとめることで「はい、この議題を進めますよ」と示すことになるので、相手に「無下に中断された!」という印象を与えにくい効果もあります。
2-3.パターン3:割って入り、両者の話をまとめて認識の齟齬を正す
パターン3の噛み合っていないディスカッションについて。
これは簡単ですよ。
どこでも良いので適当なタイミングで割って入りましょう。
感嘆詞でもいいです。
当事者同士以外の声なら彼らはすぐに静かになり聞いてくれますから。
「えっと、まあ、とりあえず・・・」
そして、注目を得たらこれまでの議論の内容から認識を確認しましょう。
「○○さん的には、これは××なんですよね?」
んで、最後に齟齬が起こっている根本を共通認識にしてあげれば完了です。
「なんで、☆☆なんですよね、結局ここでしたいところは」
こうしてあげると、ディスカッションはすんなり終わります。
大抵の場合、その齟齬が原因で議論が起きてしまいますから、そこさえ正してしまえば簡単に議論に終焉を迎えさせることができます。
3.実際に、やってみた(僕の実践例)
最後、ちょっとばかしお恥ずかしながら実践例をご紹介。
僕はSEなので、そこそこ同じような状況の人は多いと思いますけれど、こんな感じで上で書いたパターン別の対応をしていますよ、と。
3-1.パターン1:定例ミーティングでの実践例
パターン1:完全な無駄話のパターン。
定例ミーティングでのある日の一コマ。
僕 「えっと、ここで○○があって、この対応が期間的にちょっと厳しくて」
Aさん「そうか、その対応って前は誰やってたっけ?」
Bさん「確か・・・ああ、Zさんだよ、Zさん」
Cさん「Zさんって、あれ今どこいらっしゃいましたっけ?」
Bさん「あれ? 第1部署じゃないの? 帰りとか見掛けないし」
Aさん「ああ、あそこか大変そうだなぁハッハッ」
Cさん「あー僕も前いたところですね、そこぉ・・・」
僕 (何笑ってんだよ、議題戻んぞ)
僕 「はい、じゃあ、あの、無駄話は置いといて、これがですね見積もりを・・・」
Aさん「そうね、見積もり・・・再見積もりできるならして貰って」
はい、こんな感じで結構すんなりとこの手の無駄話は打ち切れます。
3-2.パターン2:進捗等の確認における実践例
パターン2:話には関わるけれど今すべきではない話。
ある進捗確認会での一コマ。
僕 「この業務の方が・・・え~、納期が○○日で、状況は」
Aさん「あれ、これ他社に投げるとか前言ってなかった?」
Bさん「あー、言ってたね」
Dさん「いや、投げられるんですけど、設備が大丈夫かなって」
Cさん「でも、設備申請通して貰えばいけるんじゃないですか?」
Bさん「でもそれ、時間掛かるから終わるまでには・・・」
Aさん「いいよ、申請通した方がいいなら通そうよ」
Bさん「あれでも、前申請した時って何日くらい掛かった?」
Cさん「たしか・・・えっと、あとで確認しますね」
Aさん「まあ、何日掛かるにしても・・・でも、これにはなぁ」
僕 (今は進捗確認が先だろ。 あ と に し ろ)
僕 「まあ、じゃ、とりあえず、現状これは××なんで・・・」
Dさん「ああ、設計までは今週中に進めちゃっていいと思うんで」
と、このように僕は議題に戻しています。
3-3.パターン3:とあるディスカッションでの実践例
パターン3:噛み合っていない議論。
とある会議中の一コマ。
僕 「こいつが、まあまだ未納品ですね」
Aさん「それ、データは納品してあるんでしょ?」
Bさん「うん、まあ、データはね。納品してあるけど」
Aさん「え、これデータだけじゃないの?」
Bさん「そうだけど、でもこれ本番データじゃないから」
Aさん「え? じゃあ納品してあるの何なの?」
Cさん「あれですよね。これぇ・・・このまま他社に渡すんですよね」
Aさん「だったら納品済みじゃない?」
Bさん「いや、でも本番データじゃないから、これテストデータ」
Aさん「テストデータでも渡すんでしょ? じゃあ良いんじゃないの?」
Bさん「それが、まだ分からないんだよなぁ」
Aさん「分からないって何が?」
Bさん「渡したいのは本番データなんだよ、向こうが欲しいのも」
Aさん「え? じゃあ、納品してあるの何?」
僕 (ねえ、君らさ、言葉足りてなさすぎじゃね?)
僕 「えっとぉ、これが・・・その、Bさん的にはこれ未納品なんですよね?」
Bさん「うん、まあ、そうだね」
僕 「これってのが、確か、テストデータ渡して、一旦それを処理して貰うやつで」
Aさん「ほうほう」
僕 「処理した結果がOKだったら本番データとして使うってそんなんでしたよね」
Bさん「うん、だから、まだ納品してあるのはテストデータで、本番が欲しいんだよ」
Aさん「ああ、なんだそういうことね。じゃあ、まあ、未納品でいいわ」
と、こんな感じで議論を諫めています。
4.まとめ:とにかく臆せず割り込もう
基本的に、割り込んじゃって良いんです。
向こうだって、多くの場合は「無駄話だ」という自覚はあるんですけど、話が盛り上がってしまって気付いていないだけなんですよ。
いやあ、可愛いですね(この考えがキモイがストレス軽減のため仕方ない)。
↓誤解なきようもっかい貼っておきますけど、「可愛い」はストレス軽減です↓
densilife.hatenablog.comなので、臆せずに割り込んでいって構いません。
無駄話をしている当の本人たちだって良い大人なんですから、無駄話を中断させられたくらいで角は立ちませんよ。
まあ、なんでもかんでも「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」と言ってしまうとさすがに角も立たざるを得ません。
ので、上で書いたパターンのように上手いこと相手の心理を突く(我ながら小賢しい)方法で無駄話をすんなり終わらせていきましょう。
それでこそ、無駄な時間なく、無駄にストレスを溜めることなく社畜ライフを送れるというものです。
会社員のストレスの中でも無駄な会議ってのは結構なものだと思いますので、こうした方法をぜひ使ってストレスを減らしてみてくださいね。