会社などでイラッとくる相手に対してイライラを抑えつつ余裕を持つために僕が心がけている3つのこと
会社の職場や学校、そうでなくとも身近な人々に対して怒ってキレるほどではないけれどストレスになるようなイラッとするようなことありますよね。
現代はストレス社会ですから、イラッとするのは仕方がありません。
イライラをなくすのは非効率的。
どうしたって出てしまうものを無理矢理押さえ付けようとするのは、イライラを増長させるだけで合理的ではありません。
ならば、イライラを抑えて余裕を持つことこそ合理的で現実的です。
社会人未だ二年目ですけれど、そんな僕が僕なりに編み出したそんなイライラを抑えつつ余裕を持つために心がけていることをご紹介しましょう。
とはいえ、やったところで必ず効果があるとは言えませんし、恐らく、これをやることで効果があるかどうかは人によりけり。
けれど、やらないよりはマシでしょうし、人によっては(特に僕の場合は)とても効果的でイライラを抑えられ、余裕も出てきますので、ぜひ試してみてください。
目次
1.まずは相手のイラッと来る部分を一旦分析しよう
まず重要なのは、一旦相手のイラッと来る部分を分析することです。
まあ、ここはイライラだけに限らず、どんな感情を抑える場合でも分析ってのは重要なので、当たり前と言えば当たり前ですが。
とはいえ、分析するにしてもちょっとした意識がないと無理。
なので、「イラッとした時のためのルーティン(習慣)」を頭の中であらかじめ決めておくといいと思います。
ここでは一例として僕がやっているルーティンを紹介しましょうか。
1-1.虚空を見つめて冷静になる
イラッとした時に最初にするのはこれ。
相手に対してイラッとしているので、相手を睨んだりしてしまうのが常ですけれど、これでは自分で自分のイライラを煽るだけです。
なにせ、怒りの元凶を視界に入れ続けるってのはそれだけでストレスになるので、自分から10円ハゲを作りにいっているようなもの。
そんな状態では冷静になれないから、イラッと来る部分の分析もできません。
なので、僕はイラッと来た瞬間に
「ああ、大丈夫、一旦、いったん、落ち着こう」
と一気に沸点まで到達しそうな脳漿を抑え込み、意図的に相手から目線を外して(会社の場合は)仕事中のPC画面を見るフリをしてその向こうをボーっと眺めます。
この時重要なのは、体の力もちょっと抜くこと。
さながら木偶になったかのようにボーっとしていると、力を抜いたことで頭の温度も下がりますから、割りと効果あります。
そうすると、まあひとまずは落ち着けます。
1-2.イラッと来る部分をパターン化する
冷静になったらこう考えるのです。
「この人の何にイライラした?」
これ、同じ人に対して何度かイラッとした経験があるのならある程度パターン化して考えることができるので、そこまで難しくない。
少なくとも、僕の経験ではですけど。
で、僕の場合、僕の職場でのイライラは以下のパターンに分けられる。
・要領を得ないことを何度も言って時間が取られる
・ちょっとしたことでマウントを取ってくる
・唐突なダメ出し
はいこの三つ。同じ感じの方多いんじゃないかなこれは。
こんな感じで事前にパターン分けしておけば分析もしやすい。
冷静になったところで、このパターン分けから今回はどんなイライラだったのかを頭の中で整理して把握しましょう。
その頃にはイライラは頭の中でコントロールできるくらいになってると思います。
1-3.自分の身勝手なイラ立ちなら認めよう
パターン化したら次。
「これ、自分の勝手なイライラか?」
と冷静ついでに一旦考えましょう。
いや、なんだか日本人的謙虚思考な方だと、「イラッと来るのはいつも自分のせいだ」とか思いそうですけど、そうじゃない。
客観的に見て、相手が悪いか、自分が気に入らないだけか、を考えること。
必要なのは客観的視点と冷静な分析です。
まあ、ぶっちゃけ、これ以降のプロセスも自分の頭の中だけで完結するので、自分のせいかどうかなんて考える必要ないですけど。
とはいえ、やっぱり認めるのは大事。
一旦イラッと来たことに対して自分の非を認めるのは結構ストレスになりますけれど、だからってずっと認めないままだと相手のせいでもないのにいちいちイラつかなければならないので、今後の人生考えると非合理的。
認めていけば、その内、それに対してはあまりイラつかなくなりますし、認めることでイラ立ちを抑えることができます。
たとえば、1-2で書いた僕のパターンの場合、
・唐突なダメ出し
に関しては自分の勝手なものである場合が割りとあるので、その部分だけは「これは自分のせいだ。仕方ない」と認めておきます。
まあ、そうしたところでイライラは完全には消えませんけどね!
仕方ない。人間だもの。理不尽な感情は複雑な思考回路を手にした人間の特権だ。
2.相手のその部分を可愛いと思おう
はい、上でルーティンを行ってイラッと来た部分を分析したら・・・
「そこを可愛いと思いましょう!!!!!」
相手が男性だろうが女性だろうが。
どれだけ陰険な先輩上司だろうが。
あるいは生意気な後輩部下だろうが。
どんな相手であっても「あ、可愛いな」と思いましょう。
・・・いや、自分の勝手なイライラだった場合は別ですよ。
その場合は自分を可愛いと愛でる悲惨で惨めな思考をしなければならなくなるので、その場合だけは別ですけれど。
2-1.可愛いと思うとイラつきが減り余裕が持てる理由
明らかに相手のせいでイラッと来ている場合、どんなパターンでも相手のことを「可愛いな」と思いましょう。
イラッと来た時には相手を憎む気持ちが先行してなおさらストレスが溜まってしまいますので、これを逆に「可愛い」と思うことでストレスを減らすのです。
これ、試したことない方には無理そうに思えますけど、そんなことありません。
可愛いと思うとどういう心理が生まれるか。
それは「イライラが抑えられる」、「相手に対する余裕が生まれる」です。
イライラが抑えられるのは単純にストレスが減るからであり、また、相手に対して余裕が生まれたことによる副次的な効果でもあります。
そして、相手に対する余裕が生まれるのは、つまるところ、可愛いと愛でるように思うことで相手をまるで「子ども」のように思えるからです。
ここだけ見ると性格悪い感じになりますが、要は、子どものように思えば良い。
それこそが大事なのですよ。
2-2.イラッとするのはだいたい可愛いと思えるパターン
だからって、子どもみたく可愛いと思うのは無理?
いえ、そんなことはありません。
相手のせいでイラッと来るところってのは、大方の語弊をためらわずに言うと、精神的に余裕が見られないか、もしくは子どもっぽいからです。
なので、子どもを愛でるような気持ちでいれば余裕は生まれます。
え? その思考が子どもっぽい?
・・・ストレス社会を上手く生き抜くための手段です。
気を取り直して、どう考えるか?
では、例として僕のイラッと来るパターンの場合を考えてみましょうか。
・要領を得ないことを何度も言って時間が取られる
要領を得ない話を何度もするのは、つまるところ非効率的で話の要点をまとめられておらず、議題や話の本筋をしっかりと捉えられていないところに要因があります。
もしくは、話がそれて雑談をしてしまうのは集中力が低い、または雑談を楽しんでいるだけで話を本題に戻すといった視点が足りていないことに起因します。
こうした要領を得ない、または雑談をしてしまうあたり、大人ではなく子どものようで可愛いと思えませんか?
もちろん、これを可愛いと思って許容するわけではありません。
相手が上司だろうが間を見て本題に引きずり戻す必要はあります。
けれど、こう思うことでストレスは減りますよ、本当に(実体験)。
・ちょっとしたことでマウントを取ってくる
これも割りと単純。
マウントを取ってくるあたり、
「あ、こうして些細なことでも優位性を保っておきたいと思っちゃうんだな~」
と、そう思ったらなんだか頑張って人の上に立とうと必死になっているようなキャラに思えてきて、可愛いとは思えないでしょうか?
これは僕の完全な偏見でしかないですけれど、勤続年数が長い人ほどマウントを取りがちな気がしますよ。
そうした年上の人がマウントを取ってくるってのは、ただでさえストレスになるのに、それなのに変に地位があると言うか先輩でもあるから何も返せない。
(その辺り、大して地位がない場合でも周りからは気を遣われちゃってるからマウント取りたくなっちまうのかな?)
・・・まあ、僕の偏見と言うか個人的な不平不満が出てしまいましたけれど。
ともかく、可愛いと思おうと思えば、イラッと来る部分は大抵可愛いと思えます。
3.人間的にちょっと余裕を持とう
2で書いたように可愛いと思うのは苛立ちを減らすのに重要です。
けれど、なかなかそう思えない方もいると思いますよ。
こればっかりは性格だとか状況とかに左右される部分が大きいので、できないのであればどうしようもありません。
けれど、できるようになるためにはどうすればいいのかってのはあります。
それは「人間的にちょっと余裕を持つ」を意識することです。
人間的にというと曖昧ですけど、具体的にはどういうことか?
つまるところ、
「相手を許容し、多少のイラつきをコントロールできる余裕を持とう」
ということです。
なので、ちょっとしたことでマウントを取られても、会議が進まない雑談をしていても、まずは「まあ、これくらいはまあ、ね、うん」と一旦許容する余裕を持つ。
一時的でも良い。
ほんの少しの余裕さえあれば、上のイラつきを抑えるルーティンを行うためのちょっとした思考が生まれます。
まあ、「可愛い」と思うようにすればこの余裕も生まれやすいのですけれど、まずこの方法を行う初めての時だけはこの余裕が大事ですからね。
ですから、まずは「このくらいはまず大丈夫だ」という余裕を持つべきです。
一瞬だけでもその余裕が生まれれば相手を可愛いと思うルーティンが行え、その結果、イラつきを抑えられることが分かり、次からは更に余裕が持てます。
これを意識しておくだけでも、可愛いと思うための布石になりますし、イライラを抑えてストレスを減らすための第一歩になりますよ。