やや太り気味の社会人独身男が休日に一日断食をしてみた感想をレポする
断食をしてみました。
と言うより、これを書いている今現在が進行形で断食中です。
あと3時間程度で24時間断食が達成されます。
その24時間断食が終わったら俺・・・
近所の天ぷら屋の天ぷらを腹いっぱい詰め込むんだぁ(恍惚)
いかんいかん、書いていたらあと3時間が我慢できそうになくなってきてしまう。
まあ、大体1記事辺りに掛かる時間が2~3時間くらいだから、これを書き終わって天ぷらを買いに行く頃にはちょうど24時間くらいだろう。
そう考えるとちょっと気が早ってしまいますが、そこはよだれをグッと喉に押し戻して。
今回はそんな断食をしてみた僕が一日断食してみた感想を書いて行こうと思います。
世間では「健康に良い」だの言われていますけれど、その辺の医学的なことは置いといて、どんな感じなのかという感想を書き連ねていこうかと思います。
目次
1.断食をしてみようと思ったわけ
感想に入る前に、ひとまず断食をしてみようと思ったワケを少し話しておきましょう。
とはいえ、僕は唐突に思い付いたことを唐突に試しては飽きるタイプのおよそ褒められない人間ですので、そこまで大きな理由はなかったりします。
ですが、それでも「断食」という手段を思い付いたのは以下の理由です。
・どこかで健康に良いと聞いたから
・精神的に集中できるかと考えたから
・食費減少、体重減少!
利点は大体この三つ。我ながら安直ですね。
・どこかで健康に良いと聞いたから
「断食」が健康に良いと聞いたので前から興味はあったのです。
ですが、平日は無理ですし、どうにも仕事で疲れた後の休日にしようと思ってもなかなかメシが進んじゃってやれない。
そこで、今回はちょっとやる気を出してやってみたわけです。
さて、では本当のところは健康に良いのか?
今更ながら少し調べて信頼できそうなものを引っ張ってきました。
以下、引用。
毎日16時間の断食が効果的に減量をサポートしてくれるようだ、という米国イリノイ大学シカゴ校からの研究報告。
研究チームは、平均年齢45歳で平均BMI35の23名の肥満者を対象に検討を行った。朝10時から夜6時までは、何でも好きな物を好きな量食べてよく、残りの16時間は水もしくはカロリーフリーの飲料だけで過ごした。これを12週間継続した。 (引用:世界の最新健康・栄養ニュース)
はい、一日断食は健康的じゃない!
むしろ、胃とかに負荷が掛かる上、単純に身体的にも負担が大きし、栄養の偏りや不足は精神的な影響もあるので健康的ではない。
・・・大方予想はしてましたよはい。
それよりも、16時間とか大きな負担にならない程度の断食は健康に良い・・・というかこれはただの食事間隔の問題ではないか!
このように一日断食は健康的ではなかったようです。
・精神的に集中できると考えたから
次がこれですね。
僕は休日でも行いたい作業があるので、休日に精神的に集中したい。
けれど、普通に食事をしていてはなかなか集中ができません。
たとえば、休日に奮発して豪勢に多めの食事を摂ったりなんかした後には全くもって集中できません。
これ、脳に向かうための血液が消化を促進するために消化器官に流れ込むためであり、そのせいで脳がボーっとして昼食後に眠くなる現象が起こるのと同じ。
また、作業をするには腹が空いている朝が良いと言われているのもこれが理由の一つだったりします。
・・・あれ? じゃあ、断食すれば眠くなることなく作業に集中できるのでは?
この魂胆から僕は断食を決行するに至ったのです。
・食費減少、体重減少!
最後の魂胆がこれです。
食費減少、体重減少。
まあ、大きなウェイトを占めていたのは食費減少の方です。
休日にはたいてい豪勢な食事(二千円程度)をしていたのですが、これがなくなるとなると週一回として月八千円の食費削減になります。
これ、一人暮らしの新人社員独身男性にとってはかなり大きいです。
そして、副次的な効果として体重減少ダイエット的な効果をちょっと期待。
一日程度では大した効果はないでしょうけれど、続けていけば何かしらの効果は出るかなと思っています。
2.そこまででもない午前から葛藤の昼下がり
さて、ここから本題の感想を時系列に沿って語っていこうかと。
まずは日の高い時間帯のお話。
2-1.まだまだ平常通りの朝方から昼
まずは起床。
そして、平常通り、朝の歯磨き等の身支度をして朝飯を食べずに買い物へ。
もともと、朝飯を食べない休日はかなりの割合でありましたから、これはそこまでというか、全く辛くはありませんでした。
朝はまだ寝惚けた脳みそが「あ、腹減ってるな」とは認識していないのか、腹は空のように軽いのに腹が減っているという感じはしないものです。
来週分の飯を買い込むため買物へ。
歩いていると脳が起きてきまして、腹は多少減っています。
ぐーぐー鳴る腹を携えての進軍はなかなかに辛かったですし、腹減ってるまま買い物をしてたくさん買ってしまっては食費削減の目的が達成できない。
手に取った食材や惣菜を一旦考えて棚に戻すのはちょっと切なかったですね。
ここ、我慢できない方だったら食費削減には逆効果かと思います。
2-2.普通に腹が減って辛い昼から夕方
時間は進んで昼から夕方。
昼から夕方は昼飯を食っていない影響で単純に腹が減って辛かったです。
それでも趣味的な作業は続けていました。
はい、ここでですね、普段であれば昼飯をちょっと食って眠くなったり、注意力散漫になったりするところなのですが。
なんと、目論見通り、かなり集中して作業ができました。
もともと集中力はそこそこある方なのですけれど、作業を始めるまでがうだうだしてしまうダメ人間体質の僕。
なので、うだうだしないようにできるこの断食戦法はハマってたのでしょうね。
集中してしまえば腹の減りは気になりませんから、こっちのもんです。
ですが、一作業終えて集中が切れた時、
グウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウゥゥゥ・・・
にわかに激しく騒ぎ立てるは腹の虫。
胃の収縮音が半端じゃなく響き渡りました。
そして、腹が減って減って・・・我慢するのは骨が折れました。
3.体に異変を感じ始める夕方から夜に掛けて
最後、夕方から深夜に掛けての時間帯。
一番辛かったのはやはりここです。
いえ、単純に「時間経過で腹がより減った」とかではなく、腹減りは昼ほどではないものの体に異変が生じ始めて辛かったところです。
「断食、健康なわけねえな・・・」
と、この辺りで僕は実感していました。
3-1.体がだるくなり始める夕方から夜
夕方から夜。
この時間帯には体のだるさが発症。
あいかわらず作業に集中してしまえば気になりませんし、集中もできましたので目的としては達成できているので良いのですけれど。
ただ、体が本当にだるい。
だるいというか
「あ、栄養ないなー・・・力出ないってこれかー・・・」
という感じで、エネルギーの不足がダイレクトに体に影響してきている感じです。
机の上の物を取ろうと腕を上げるのですけれど、これがいつもなら何の気になしに何気なくできますよね?
これが
「あれ? ちょっと力いるな。腕がじんじんするし」
といったように違和感を覚え、ちょっとしたことでも「力を入れているな」という意識がはたらくようになってきます。
風呂に入る時にはそれが特に顕著で、立ち上がったりすると足取りが妙に重かったり、伸びをすると妙に肩が痺れたり、といった現象が起こりました。
こんなの起こるのに健康になるわけねえじゃん!!!
僕はこの時にそう思ったのです。
3-2.脳までだるくなり、体感温度が下がる夜から深夜
最後の最後、これを書いている現在の時間帯です。
夜から深夜帯。
この時間帯になってくると、体が全体的にだるいのには慣れてきたのか、感覚がマヒしてきたのか、ともかくそこまで気にならなくなりました。
また、集中力も少しは下がってきましたけれど、十分に集中できます。
けれど、なんというか・・・
脳がちょっと風邪を引いた時のような重たい感覚に襲われる。
そう、重たいのです。
ぼんやりとかじゃなく、むしろ少し冴えているくらいなのですが、重たい。
そして、次に体温が低い感じがしてきます。
寒気まではしませんが、なんだかそわそわするような。
まあ、エネルギー(熱量)不足なので想定はしていましたけれど、わりと辛いです。
それと、これが一番のストレスなのですが、
普段よりも感覚が鋭敏になってきます。
飢餓による生存本能? それとも栄養不足な脳の麻痺?
いずれにせよ、ちょっとした物音まで耳障りな感覚になりますし、肌の触覚がやたらと鋭敏になっていて服の感触が気になったような感覚がしてきます。
あとちょっとした刺激でかゆみを感じたり。
これ、集中を乱す原因にもなったりするので気にはなりますね。
4.断食を行った最終的な結果と感想
さて、最終的な結果と感想です。
まずは上で書いた目的を元に結果と感想を見た上で、最終的な統括を最後に書いていくきましょうかね。
・どこかで健康に良いと聞いたから
はいこれはダメでしたね。
断食も終盤になってきてから調べている時点でどうかって話ですけど。
どこぞの研究結果でも一日レベルの断食は不健康ってことです。
その上、やってみて感じたところから察するに、明らかに身体的にも精神的にも負担が大きくなるので「不健康だろうなぁ」と実感しました。
身体的なところで言えば、だるさ、脳への影響、が大き過ぎる。
明らかに栄養不足でどうかなっちまってるので、絶対に継続的な断食はダメだと感覚的に実感しましたよ。
また、精神的なところはストレス。
腹が減っているのを我慢するのは、本能に逆らっているので思っているよりも大きなストレスが生じていると考えられます。
また、体のだるさや脳の重さなども大きなストレス要因となるでしょうな。
よって、この目的はまずもって一日断食では達成しえないと分かりました。
・精神的に集中できるかと考えたから
これに関しては大成功。
食事を摂ったあとのうだうだがなくなったのでとても集中できました。
けれど、こればっかりは個人個人の集中の質によるかと思いますよ。
僕の場合、
集中するまでが気まぐれだけど、集中してしまえば終わりまで没頭できる。
といったタイプの集中型なので、この「集中するまでが気まぐれ」ってマイナス面を取り除く意味で脳の働きを低下させる食事を抜いたのはちょうど良かった感じです。
一方で、
集中にはすぐ入れるけれど、集中がそこまで深くないor短い
といったタイプだと、頭が重くなったり体がだるくなったり、感覚が鋭敏になったりといったストレスの影響がモロに出て逆効果になってしまうかと思います。
とはいえ、僕的には大成功の大当たり。
一日断食は健康面から考えてナシですけれど、集中するための半日断食とかならかなり良い感じなのではないかなと思います。
・食費減少、体重減少!
これはまず、食費減少に関しては成功です。
単純に豪勢な一日分(二千円)を食費から削減できました。
これを続けていけば、それなりの大きな節約になるかと見込んでます。
んで、次に体重減少。
これは・・・一日じゃあ分かんないよなぁ。
測ってみたところ、一日断食した結果変動したのはマイナス600グラム程度。
まあ、胃の内容量や水分量の問題程度の変化です。
一日では脂肪や筋肉に大きな影響などでるはずもありませんでした。
言うて、続けていけば効果はでるのかなぁと思います。
いや、試してみれば分かりますが、健康面の話での「不健康感」を感じてもらえたら
「こりゃあ痩せるわ・・・不健康やろうけど」
と思いますよ。ホントマジで、本能的にそれは感じれます。
とはいえ、もうここまでの断食はやらないかなぁ・・・。
・まとめ:総合的な結果と感想
総合的な感想。
一番大きな目的であった
・精神的に集中できるかと考えたから
に関しては大々々満足ですので、成功と言えるでしょう。
けれど、「不健康的な痩せ方をするだろう」ってのはさんざん実感しましたので、これを利用して少しは体重を減らそうと考えていた僕の魂胆は無残にも打ち砕かれた形になります。
そこだけはちょっと期待外れだったかなぁといった印象ですかね。
健康を考えるなら断食ダイエットはしない方が良いですよ、ストレスにもなりますし。
けれど、集中できるってのはしたい人にとってはかなり有用な効果です。
そうそう何度もはできませんけれど、まあ週一で食費を抑える副次的効果も目的としてやっていくくらいが無難かなと思ってます。
継続する価値はある!
ただ、健康を考えて、半日から16時間程度の断食にはしていこうかなと思いました。
あの不健康感はアカン・・・
体が鉛のようになって、動く屍に近付いているかのような感覚がありますから・・・
んじゃ、天ぷら買ってきま~っす!!!!(満面の笑み)