筋トレの一環で腕立て伏せをする時には土下座にならないように注意しましょう。吐きます。
筋トレの代表格、腕立て伏せ。
最近筋トレを始めた僕ですが、腕は鶏ガラ、腹はでっぷりな人間です。そんな僕が経験した筋トレで辛いことの一つ・・・
腕立て伏せを土下座みたいな体勢でやると吐く
ってこと。冗談ではないです、マジ卍。これは早急に伝えねば。
なので、僕のように筋肉なんてないから筋トレをし始めたって人に向けて、注意喚起したい。腕立て伏せ、本当に注意してくださいな。
ちなみに、僕は胃酸が上がってきました。ほぼ吐きかけました。
・・・いや、もう吐いてるわ胃酸。
目次
1.腕立て伏せ、普通は吐きません
最初にこれだけは言っておく。
普通にやっていれば吐くような要素はありません。
一般的な腕立て伏せ、筋トレの中では負荷そんなに高くないはずなんですよ。最大でも自重だけですから、腹筋と同じでそこまで高負荷ってわけでもない。無論、吐くほどでもない。
ここで言う一般的な腕立て伏せってのは、つま先と両手の平のみを地面に付けて腕を突っ張り、背筋をピンと伸ばし、そこから肘を曲げ伸ばしするものです。
「なに当たり前のこと言ってんの?」と思われるかも知れませんが、まあ、僕のような腕がライク・ア・鶏ガラな人間にとってはこの一般的な腕立て伏せができないんですよ。これが。全く。
この一般的な体勢でやろうものなら一回肘を曲げようとした瞬間に顎を地面に強打し、再起不能(リタイア)してしまいます。だから、到底できっこない。
そんな僕は、これよりもより低負荷な膝立て腕立て伏せをやっています。これじゃないと無理なんです。
膝立て腕立て伏せは、一般的な腕立て伏せでは爪先を地面に付けるけれども負荷を低くするために膝を地面に付けて行おうってやつです。膝を付けた四つん這いの姿勢から膝を後ろにスライドさせて背筋から膝裏までピンと一直線に張ると、膝立て腕立て伏せの体勢になります。
この状態、結構負荷が少ないように見えるけれども、何度も言いますが僕は鶏ガラのクセに腹はでっぷり。これでも十分にキツイし、むしろ、これくらいでなければ顎を何度打っても足りません。
いや、最大の問題は腹でっぷりなんだよなあ!!
腕が鶏ガラでも体重が軽ければそこまで大変じゃないだろう。けれど、無駄に体重があるものだから無駄に高負荷になってるんですよね。無駄に。
これも僕が吐く一要素になっているのです。皆さんはそんなことないでしょうけど、少なくとも僕(腕細腹太人間)にとっては高負荷も高負荷なのです。
2.筋肉ないから体勢は仕方ない?
筋肉がないから体勢は仕方がない。
とか、思ってたから痛い目を見たのです。僕、体勢には気を付けよ・・・。
筋トレ始めたての諸氏に置かれましても、健全かつ安全な筋トレのために体勢とか姿勢には本当に注意しましょう。姿勢崩れるって怪我に直結する上に筋トレの効果も薄くなりますからね。ちなみに僕は嘔吐に直結したわけですけれども(自虐)。
むしろ、筋肉がないからこそ、姿勢を大事にすべきなのですよ。正しい姿勢ってのはその体勢を維持するだけでも効率的にバランス良く筋肉が使えるし、姿勢が正しければ筋トレの効果も狙ったところに最大限の効果で出やすい。
筋肉がある程度付いてこれば正しい姿勢を維持するのがその分容易になってくるので、筋肉がない頃よりかは意識しなくてもよくなってきます。もちろん、意識するに越したことはありませんが。
つまり、筋肉がない人間は体勢が崩れやすいので、より意識する必要があるって話です。仕方ないとか言わない。そんなこと言ってたらいつか怪我を負った挙句、あまり効果が出てないなんて悲惨極まりない状況にむせび泣くハメになります。
・・・ま、僕が良い例ですよね!(前向き)
はあ・・・いや、ほんと、筋トレしてただでさえ疲れてるし体も動かしづらいのにトイレで便器抱えて気持ち悪くなってるってあり得ないからね。ほんと、あの惨めな気持ちはもう二度と味わいたくない。
3.そして、吐く
さあ、本題はここ。僕が一番書きたいところ。
これまでの前座で分かったように、僕は「膝立て腕立て伏せを悪い体勢でやっていた」ってことです。しかも、土下座のような他者に見せられない体勢で。
この時、僕はその前に腿上げと腹筋を行っており、心拍数もそこそこ上がってなかなかにいい感じに体が温まっていました。そんな状態ですから、水分補給をこまめにして、腹には少しばかりの水。
・・・今考えれば、この水もいけなかった。最大の要因ではないけども。
普通に膝立て腕立て伏せを10回ほどやった時、慣れない腕立て伏せのせいか僕は腕に軽い痛みを覚え、しかし、これでは全然筋線維が切れていないので続けようと体勢を少し崩しました。
ほとんど四つん這い。負荷などほとんどなさそうな体勢だけれども、僕の鶏ガラを痛めつけるには十分な負荷です。
さ! この体勢で肘を曲げ伸ばしすればどうなるか????
明白。迫真の土下座(膝立ち)です。
汗を流してハアハア言いながら、膝立ちで腰を上げて何度も土下座をしているサラリーマン。・・・自分で書いてて悲しくなってくるわこんなん・・・。
ここで重要なのは僕の胃と食道、喉の位置関係。四つん這いの状態で何度も肘を曲げ伸ばしすることで、胃と食道が平行になったり、食堂が胃の下方になったりを繰り返すわけです。
いやこれ、もう、吐こうとしてるようなもんやん・・・
胃の内容物を必死に出そうとしてるような動作になってたんですね。やってる最中は気付かないんですよ。必死ですからこれでも。
飲んだ水がちゃぷちゃぷと音を立てて胃から食道へ流れ出ようとしていることにも気付かずに腕立て伏せを終えた僕は、気持ち悪さを覚えました。
心臓はバクバク、運動後だから当然。心拍が早くなったのと酸素が少なくなったせいかな? とか安直な発想でプロテインを飲もうとしたとき・・・
唐突な吐き気・・・これはまずい・・・
なんだ? どうしてだ? え、俺こんなにも運動耐性なかったっけ?????
トイレの前に立ち、吐き気が収まるのを待つ。そして、口の中に酸っぱいものを感じた瞬間、「あ、ダメだこれ」と悟って便器を抱え込みました。
しかも、裸で。なんて惨めなんだ僕よ・・・。
一応名誉のために書いておくと、汗でべたべたなジャージを脱いだところだったんです。別に裸で運動していたわけではない。
それからは、トイレで吐き気が収まるのをただひたすら待ちました。裸で。
それ以来、腕立て伏せがちょっと怖かったりします。
まあ、吐くような所作に加えて、運動後で心拍上がって脳に血も上って酸素も足りなく、さらに足とかフラフラなので、吐き気を覚えるには十分すぎるほど条件が揃っていた。いや、運動ってのはこの条件が揃いやすい。
だからこそ、気分が悪くなるような姿勢をしていたら一発で持っていかれるわけですよ。いやー、姿勢、本当に大事ですよね。
4.まとめ
もう二度としない、高速四つん這い土下座。
あと、姿勢はマジで大事。
僕のように吐き気を覚えるってだけじゃなく、単純に怪我とかそうしたトラブルに直結するので姿勢は効果よりも重視した方がいい。いや、するべきです。
健康で安全だからこそ、筋トレができるのです。効果は二の次。安全と健康が第一。とはいっても、もっとも良い姿勢ってのが結局もっとも効果が出る姿勢なのですよ、筋トレってものは。
ならば、僕のようにちょっとキツイからと言って姿勢を崩すのは愚の骨頂。姿勢が崩れるくらい無理ならば、より低負荷のトレーニングに切り替えるのが最終的には効果的で後悔しないんですよ。
そして、運動したら汗ちゃんと拭いて、プロテイン飲んで、風呂入って体を温め、早めに寝て成長ホルモンをいっぱい出す。
これが健康的かつ効果的な筋トレのしかた。シンプルイズベスト。
いやあ、効果的な筋トレをしようと思ったら自然と健康的な生活になるものですなあ。巷でネタ的によく言われている「筋肉はなんでも解決する」ってのも、こうした効果的な筋トレを求めるからこそ、って点もあるかもしれませんな。