社会人が食事を制限してダイエットしようとするには、ひとまず晩ご飯を減らせ!
ダイエットをするには食事を制限するのが一番いい方法ですよ。
少なくとも自分なりに「多く食べ過ぎているな」と感じている以上は、適正、もしくは少し少なめの食事を心がけることで劇的な効果を発揮できます。
ですが、そうはいっても社会人。
仕事ってのは腹が減るものだし、毎日毎日そんな状況で健康のことを考えて食事をするなんて大変です。
ですので、食事を制限してダイエットをしようにも、制限したら制限したで仕事に身が入らないなんてことになってしまっては本末転倒。
いや、むしろ仕事に身が入らなくてもいいからダイエットできればいいなんて方もいらっしゃるでしょうけれど、そこはそれ。
さて、そんなダイエットが難しいなと感じている社会人のみなみな様にオススメしたいのが、朝と昼は普通に食べて、晩御飯だけ量をがっつり減らす、晩飯制限ダイエットでございます。
朝と昼は食うので仕事には支障がありませんし、晩御飯を減らすことでがっつりとダイエット効果を得ることができるのです。
今回はこのダイエット方法についてちょっと語っていきましょう。
目次
1.晩御飯は現代において一番の無駄カロリー
そもそも一日に三食を摂取する必要はないのです。
「一日三食は獣の食事、一日二食は人間の食事、一日一食は天使の食事」ということばがありますけれど、人間の食事としては三食も必要はないのです。
ではなぜ一日三食が提唱されるようになったかというと、経済発展が起こり肉体労働従事者が増加した時に彼らのエネルギー量を確保するためには三食が適正で健康的な食事の目安となったからです。
つまり、元々は肉体労働に従事する人々のために提唱されたものなのです。
ところ変わって現代ではどうでしょうか?
オフィスワーク、機械の発展により軽減された肉体労働、のように過去の肉体労働従事者に比べれば遥かに少ないエネルギー消費量で済んでいます。
ですので、現代人には一日三食はエネルギー供給として過剰になりがちなのです。
無論、一食一食のカロリーを制限すれば問題はありません。
過剰になりがちなのは例えば一汁三菜のようなちゃんとした食事を想定した場合ですから、たとえば野菜と簡単なたんぱく質系で抑えるくらいであれば三食でも問題にはなりにくい。
さて、そんなこんなで一日に二食を勧めたわけですけれども、ではなぜその中でも晩飯を減らすことを勧めるか。
それは、晩飯というのはもはやそこまで必要でないエネルギーだからです。
晩飯を食べる、これは寝る時に体力を回復するために必要なエネルギーの確保です。
ですが、基本的に食事で得られるエネルギーが労働などの日中の活動で消費し切れない傾向にある現代の我々は、そのエネルギーを持て余していますし、就寝中に必要なエネルギー量もそこまで多くありません。
ですから、晩飯はそこまで重要な食事ではないのです。
ゆえに、晩飯で余りがちなカロリーを、晩飯を減らすことで抑制しましょうというわけです。
2.朝と昼はがっつり食べよう
朝と昼はがっつりと食べましょう。晩飯はほどほどにして。
朝食は単純に社会人となると摂取しなければ脳が働きませんので必須です。
朝食がなければ労働効率がひどく落ちますので、こうしたことを避けるためにも朝はがっつりと食事を摂りましょう。
そして、昼食。
これも朝食と同様の理由で社会人にとっては命綱です。
朝食はともかくとして、昼食は摂取しなければ昼からの活力がなくなります。
これも外すわけにはいきません。
こうした意味でも量を抑える、もしくは抜くなら晩飯一択になるわけです。
ですが、晩飯を抑える、抜く場合には朝と昼はがっつり食べましょう。
今回の目的としては社会人がダイエットするには食事をどう制限するかってことなのですけれど、そこには不健康にとか仕事に支障が出るレベルでってことはまずナシ。
それを達成するためには、少なくともエネルギー量は健康的なままでなければなりません。
これまで三食で上手くいっていたものを、いきなり晩飯を抜いたりってことをすると就寝中に使用するエネルギーが不足したり、栄養素が不足したりといった事態になりかねません。
それを抑えるためにも、朝食、昼食をがっつり食べることでエネルギー量や栄養素を補っておこうという魂胆ですね。
3.ほんの少しの自制と習慣化がダイエットの肝
このダイエットの肝は結局のところ自制。
最初の三週間ほどは自制しまくりでしょう、晩飯があったところをいきなり抜く、減らすってことをするわけですから腹が減って我慢できないなんてこともあるかもしれません。
ですが、逆に腹が常に一定量満たされている状態の方が動物としてはちょっとおかしいくらいですので、それが動物的には普通なのだと体が慣れるまでは自制するしかありませんね。
そして、自制がやっとこさ芽を出してくると習慣化の完成です。
どんな行動も体と脳が完全にルーティンとして覚えて習慣化してしまえばこちらのものです。
私が現在行っている筋トレも習慣化することによって「やらないと体がムズムズする」という状態になっており、これのおかげで続けることができています。
それは異常では・・・? と思うかもしれませんが、習慣化とはそういうものです。
たとえば、いつもの寝る時の体勢を意図的に変えてみたら?
腕の組み方や足の組み方を変えてみたら?
なにか気持ち悪いですよね。それこそが体に染み付く習慣なのです。
習慣とは「それをしないと不安感や違和感が出る」というものなのです。
習慣というのはそれまで継続的に行ってきたことをルーティンとして組み込むことで忘れないようにするということで、つまりそれは、「これをしていれば安全・安心」という本能を喚起させることに繋がります。
やらないとなると、安心、安全が害された気分になり、焦燥感を覚えるわけです。
長ったらしいことを書きましたけれども、要は、習慣化されてしまえばむしろ意識的に行わずとも体と脳が勝手に続けてくれるということです。
特に、筋トレのようにひどく能動的なものでなく、晩飯を抑えるなどといったそこまで能動的な意思の力を求められないものであればなおさら有効です。
ですので、この習慣化を目指しての継続的な自制こそが重要なのです。
4.まとめ
・社会人がダイエットのために抑える、抜くなら晩飯
・栄養素などは朝昼でカバーする
・習慣化さえしてしまえば後は楽
今回のまとめとしては以上ですね。
まあ、晩飯を減らす、もしくは抜いて、朝と昼をガッツリ食べて、あとはそれを継続することで習慣化させましょうということです。
さあ、これで目指せだらしないお腹脱却。
特にデスクワークの社会人にとっては腹周りの肉を落とすダイエットは急務。
正直、食事制限だけで脂肪を落とそうとすると筋肉の方が先に落ちてしまいますので、筋トレなども一緒に行うことをオススメします。