アパートの低層階に住む時には除湿器が必須! 高階層はエアコン(特に冷房)の性能を確認!

 僕が現在住んでいるアパート。そこそこ階層高めなアパートなのですが、その中でも僕は2階に住んでおります。つまり、低層階に住んでいるわけです。

 以前に住んでいたアパートでは最上階に住んでいたので除湿、加湿ともに気にしたことはなかったのですが、2階になった途端に「あ、除湿いるわ・・・」ととても実感したのです。

 なんだか、引っ越し先を探している時にアパートに住もうとすると、「低階層では湿度がやばい」「高階層は夏暑く冬寒い」とかまことしやかに言われてます。けれども、そんなもの初めてアパートの部屋を借りようって人にはどれくらいのもんか分からない。

 それに、どちらも経験している人なんてあまりいないでしょう。そこまで頻繁に引越しするわけでもないですし、それで上手いこと中階層を回避できるとも限らないですしね。

 さて、じゃあ今回はそんな最上階と低層階をここ数年で両方とも経験した僕が、経験した観点からこれらのことについて語っていこう。

 

目次

 

1.低層階では夏場の湿度が凄い

 まず、低層階のお話。除湿器が必須です。

 なにがキツイって夏場の湿度。「夏場の湿度は高くて当然だろ」という方、ごもっとも。けれど、それについて愚痴を言っているわけではないのです。

 低層階の部屋は「湿度がこもる」のが一番問題なのだ。

 角部屋で窓が二つ以上あり、窓を開けておけば風通りが良くなるってのなら何ら問題はない。けれど、多くの部屋はそうではない。ベランダへの窓があるくらいで、風通しを良くしようと思ったらベランダ全開から玄関のドアを開けるくらいまでしないと完全な換気はできません

 これ自体は別に良いのです。そうした部屋がほとんどですから。それに、なんなら換気扇でもぶん回しておけば時間は掛かりますが換気はできます。

 けれど、問題は低階層。低階層だと湿度がこもる。これは地面が近くて水蒸気を取り込みやすいし、風通りが単純に悪い上、湿度が逃げにくいって特徴からくるもの。

 これが低階層特有の問題となるわけです。窓の問題などではない。

 湿度がこもってくるとどうなるか。

 まず、カビ対策をしなければなりません。・・・と、よく言われていますが僕の部屋では対策はまったくしていませんが問題ありません。ただ気を付けることと言えば、「湿度が高いなー」って時には窓を開けて換気扇を回して空気の入れ替えを行います。意図的に湿度調整しているのです。ただまあ、気にならないのであれば一日中換気扇をオンにしておけばいい話ではありますが。

 んで、カビ対策は経験上そこまで気にせずともいいのですが、次の問題として、洗濯ものを部屋干しするととても乾きづらいってのがあります。

 これがね、本当に乾かない。まあ、夏場でも二日もすれば乾いていますが、一日では微妙な感じです。「あーもったりしてんなー」となんだか残念な乾き具合になってしまいます。加えて副次的な問題として、洗濯ものを部屋干しすると部屋の湿度がマッハ。不快指数爆上がり

 正直、洗濯したら洗濯物が乾くまで雨が降らないことを祈るのみ。まあ、夏場限定なんですが。夏場さえ乗り切ってしまえば部屋干ししてもそこまで問題ないです。

 さて、最後に体感的な問題も話しましょう。

 部屋干しのとこでも触れましたが、夏場は湿度がこもっているし気温も高いので不快指数がものすごい。これはもう、体感的なことなのでどうしようもないが、これは自分の中である程度の妥協点を見付けてどうにかするしかない。もちろん、換気をすればいい話なのですが、できない時もあるでしょう。雨の時とか。

 さて、以上、低階層の湿度事情でした。

 いろいろ言われてますが、正直、夏場でもなければそこまで気にするほどではないと僕的には実感しています。カビもまあネットで脅されているほど気にしなくても大丈夫でした。

 しかし、その夏場がキツイ。不快指数の体感と、あと洗濯物事情。

 そう、そのために! 除湿器が! 必要なのです!

 そう、今こそ・・・(五月下旬)

 

2.高層階では夏場の暑さが凄い

 次に高階層のお話をしましょう。僕が住んでいたのは最上階なので、最上階でない高階層ゾーンに住むのとはちょっと違うかもしれませんが。

 高階層、いいです!

 あのね、湿度がほんっと気にしなくていい。窓を開ければ新鮮な空気が良く通る通る。しかも、窓を開けていなくてもそう気にする必要はない。除湿器も加湿器も必要ない。窓の開け閉めでもうある程度適切な湿度を保てるわけだ。

 湿度、これ大きい。舐めてはいけない。いろいろな日常生活の質に影響する。選択を始め、睡眠や運動、それと、掃除とかにも影響してきますね。

 ほんと、高層階は空気がいい。その点で気分よく過ごしやすい

 ・・・さ、低階層よりも良い点を語ったところでデメリット

 夏、暑い。暑いというより、熱い。冷房付ければいいのだけれど、暑くなるのが早いのです。「夏場の気温が高いのは当然だろ」というお決まりの文言を頂いたところで、「それについての愚痴ではないのです」と返しておきましょう。

 低階層では「湿度がこもる」と書きましたが高層階、特に最上階は「熱がこもる」ってのが最大のデメリットです。

 単純に太陽光を受けやすいし、部屋の中に直射しやすいってのが事情としてありますね。また、最上階だと屋根が温められるとそれが部屋に伝わってくるって面もありますな。カーテンは必須

 さて、「熱がこもる」って言ってもどういう状況か?

 夏場の暑さと言えばじめじめと暑い印象ですが、高層階は湿度は逃がしやすいので湿度がない暑さになります。つまり、ただ熱があるって状況。

 カラカラに乾いているということではないのですが、イメージとしては、何も入ってない鍋に蓋をして火に掛けている状況って感じです。熱だけがそこにこもっている。

 だから、冷房がないとどうしようもない

 窓を開ければ風は入ってきますが、カーテン閉めないと直射日光でさらに暑くなってしまいます。窓開けて日光で焼かれるか、カーテン閉めてサウナに入るかの二択を迫られることになるわけです。冷房がなければ。

 そういう状況なので、エアコンの冷房の性能は確認しておきましょう。あんまり古びたエアコンだったら・・・ちょっと要検討ですね。

 

3.とにかく夏がキツい(冬は割りとなんともない)

 さて、とにかくどっちも夏がキツイ、これに尽きますね。

 一方で、冬は案外なんともないのです。

 最上階は冷えるかなーと思っていたのですけれど、寒いのはタツに入って着る毛布とか羽織れば暖房なしでも問題ない程度でした。さすがに窓開けると辛いですが。それに、日が低くなると夏場よりも日光が入りやすくなるので、カーテンを開けておけば日中は案外室内は温かかったりしましたね。この辺、住んでみないとちょっとわからない。

 低層階では、大敵であった湿度が良い感じに乾燥してくれます。これはむしろ、冬場良かったことですな。加えて、寒さに関してはこちらもコタツと着る毛布で大丈夫な程度でした。

 ・・・というか、寒さに関しては着ればなんとかなるし、コタツとか部屋に後から持ち込めるもので強力にサポートできるので問題にならないのです。一方で、夏の暑さってのはどうしようもない。裸になったらそれ以上にはできないので。サポートも扇風機程度と心もとないです。

 だから、暮らしやすさ的には「夏の生活を意識した部屋探し」ってのをしてみると、時候によって極端に暮らしにくいって部屋に当たることはないでしょう。まあ、北海道とかとなるとまた事情は変わってきますでしょうけれど。

 

4.まとめ

・低層階では除湿器を買おう!

・高層階ではエアコンの確認を!

・夏を意識した部屋探しをしよう!

 今回のまとめは以上ですな。

 とにもかくにもまずは部屋探しを失敗しないこと。この中でも特に「夏を意識した部屋探しをしよう」ってのは推していきたい。ここさえクリアすれば、季節に左右されずに生活の質を保つことができますから。

 あ、でももちろん、まったく冬を考えなくていいってわけじゃなですよ。夏に涼しそうだからってコンクリート打ちっぱなしの部屋にすると冬はキツイですから。

 あくまでも、意識として「あ、夏になっても暮らしやすそう」ってのを念頭において考えるってだけです。

 いやーアパートは結局、メリットデメリットどこでもありますよ。

 ただ、低層階に比べると高層階が良かったかな・・・

 気分、大事。空気、大事。

 ふう・・・除湿器買お・・・