新入社員は使えないのが当たり前なので開き直りメンタルを持とう

 新入社員の諸君、そろそろ就労先でいやいやながらも勤務先、勤務部門に配属される頃だろう。新入社員研修を終えてね。

 そう、いやいやなのです。けれど、研修の時よりかは暇かつ無駄に時間を浪費しなくてもいいと考えるようになるかもしれない。よっぽど暇な研修だったらの話ですけれど。僕にはそんな時期がありました

 さて、そんな嫌々な新人のみなさま・・・

 全然仕事できないからって落ち込むことはない!

ってことをまずは声を大にして言いたい。

 そもそも始めっから戦力として期待する方が間違っている。だから、そんな期待とか諸々無視してもう「全然できないけど仕方ない!」って開き直って堂々と仕事にドカッと取り組んでいきましょうね。

 でも、そんなメンタルすぐには持てないって人のために以下で、どうしてそういうメンタルが必要なのか、どう持つかってのを僕の経験からしていこうかね。

 

目次

 

1.開き直りメンタルの必要性

 この「開き直りメンタル」が新人の社会人生活でなぜ必要なのか語っていこう。

 まあ、みなさんご存知の通り、会社ってとこに就職した以上、利益を上げることをしなければなりません。利益を上げるからこそ対価を貰えるのですから。

 けれど、新入社員がまず一発目で利益を上げるなんてこれは難しいことですよ。営業とか技術職系ともなると特にね。そういうのはもう、仕方ない。どうやったって経験がないんだから無理なもんは無理なんだって。

 だから気に病むだけ無駄だ。そんなこと気に病んでいるくらいだったら、とっとと開き直って、じゃあ勉強しようってなればいい。んなもんもう、仕方ない。新入社員なんだもの、どうしようもないんだって。

 ・・・と、精神的な面を語りましたが、これも事実ではあるけれど、実質的な面でも開き直りメンタルはあった方が断然いい。

 まず、開き直りメンタルがあると上司からのプレッシャーに耐えられる

 たとえば、上司から利益を上げていないことやちょっとした失敗のせいで睨まれても「いや、新人だから仕方ないでしょ」と考えてスルーできます。僕はしました

 睨まれても「だから今この仕事に慣れようとしてんだよ」と考えましょう。そっちの方がよっぽど建設的だし、早く利益を上げられますからな。

 次、仕事場に早く馴染める

 これ、結構重要。あの、馴染むって言っても、先輩社員とか上司とかと仲良くなれるって方向じゃないですよ。リラックスして仕事できるようになるってことです。開き直ってしまえば、もう仕事もリラックスして取り組めますし、そっちの方が結果的に集中して作業できます

 それに、開き直ったことで「・・・こんなこと質問したら迷惑かな?」とか考えずに堂々と質問することができます僕はしました(二度目)。僕の思考的には「わかんねえことは放っといたら問題だし、それに解決するなら目の前の分かる人に聞くのが一番早い」って考え方です。もちろん、調べられることは調べますが、言われて分からないことがあればその場で堂々と聞いちゃった方が早いし効率的ですからね。

 んで、その結果として早く仕事場に馴染めます。

 大きくは以上の二点です。

 ですが、仕事場に早く馴染めるってことのメリットは大きいです。序盤の仕事でメンタルやられる危険性もぐっと低くなりますし。

 開き直り、大事。

 

2.新人に過剰に怒るようなヤツは見限れ

 さて、上に関連してなんですが、これ。

「新人に怒るようなヤツは見限れ」です。

 無論、仕事中にゲームしてたとかそういう場合は怒られても仕方ない。けれど、仕事のミスやちょっとした間違いで怒るようならもう、その人は「ああ、こういう人なんだな」って思ってスルーしましょう。

 いいですか諸賢、「教えないと分かるわけがないだろ」って思いましょう。そういう人に対しては。ちょっと前まで学生で、学生ではそんな社会人の何某なんてのは教えてくれんわけですよ。それなのに、「もう社会人なんだから」とかいきなり言って仕事を放られるわけ。

 いや、もう、教えろよ、まずは。見たことも聞いたこともないこといきなりできるわけないじゃないか。「社会人ならこれくらい知ってて当然」とか、意味が分からない。どこだよ、学生と社会人の境界。そんなにもパッキリクッキリ分けられて、社会人カテゴリに入った瞬間その「当然の知識」とやらが刷り込まれるのか。

 あり得ない。

 というか、社会人ってのはある種麻痺してますよ。これ自覚してる人少ない。

 人間、みんな他者から見たら麻痺してます。たとえば、あなたの見ている常識と僕の見ている常識は「世間一般で言われている常識」の点では多くの点で一致しているかも知れませんけれど、「自身が見ている世界にある常識」って点では全く一致していないわけです。これを麻痺と表現しています。

 んで、社会人ってのはこの麻痺の率が大きい。

 社会人はなまじ長期間その立場に置かれていて、さらに、周りには自分と同じ環境、世界を見ている人間が多いのです。そうなると、一定の世界(職場)の中での常識でしかないのに、経験と周囲の人間との共通認識のせいで「これが一般的な常識だ」と思い込んでしまうのです。

 さらに言えば、世の「社会人」ってくくりの人間の中でも無駄に大きな共通認識としての「常識」を持っているからその「社会人」以外から見て常識でない「常識」ってのを理解できていない。

 これ、経験が長ければ長いほど麻痺が大きくなるからねー。上の人ほど囚われている可能性が高いんです。新人さんは注意しましょうな。

 

3.開き直りメンタルの持ち方

 さあ、開き直りメンタルの持ち方を新入社員さんにお教えしよう。

・新人だからできなくても仕方ない

・利益なんぞ気にするな、焦るな

・会社のためじゃない、自分のお金のために仕事するのだ

 はい、以上ですね。これらを心に留めておけば大丈夫。

 最初、新人だからできなくても仕方ない

 これは当然のことです。でも、これを思っておくかおかないかの差はデカい。できなくても焦らない、できなかったら反省をするだけ。次に生かせばいい。

 んで、質問もバンバンしましょう。「質問は一回だけにしろ」とか言う人がいますが、ああ、そりゃ何回もはアレですけど、二回くらいいいでしょう。初めは分からないから。次にやってみてからやっぱり分かりにくいところ。それくらいの新人に対する余裕を全社持つべきですよ。

 てか、質問制限しといてミスでもされたらそっちのが阿呆じゃないですか。そう思ったら質問もバンバンできますよね。

 次、利益なんぞ気にするな、焦るな

 これもまあなんというか、仕方ないのです。だからもう、仕方ない。

 期待とかそんなもんは無視しましょう。結局、今焦ってもどうしようもないんです。だから、今は勉強して馴染んで、しばらく後にちゃんと利益を出せるようになっていれば良いのです。そうすりゃ、誰も文句は言えないのだから。

 最後、会社のためじゃない、自分のお金のために仕事するのだ

 これ、社会人の中では分かってない人も多い。会社の原理ってのは「労働者が会社のために利益を上げる」ってだけの構造じゃない。正確には「労働者が自らの利益のために労働を行い、結果としてそれが会社の利益になる」って構造があるのだ。

 その点で言えば、まあ、あんまり会社のため会社のためって思って頑張りまくる必要もない。自分のお金のためにって思った方がよっぽど健全だ。

 以上、この3点を考えて開き直りメンタルを持ちましょう。

 

4.まとめ

 はい、開き直りメンタルを持とう講座でした。

 まあ、重要なのは「開き直りメンタルの持ち方」が一番なんですけども。

 とはいえ新入社員のみなさま・・・

・とにかく仕方ない

 この一言に尽きる!!!

 以上! 解散!