筋トレは筋肉少ない人ほどした方が良いけれど、むしろ少なくなる前にした方が良いよという話

筋トレ 始めました。

 簡易なもんですけどね。外を走れるような体力もないし、基本インドア派なので、家の中で洋楽流しながら腹筋と腕立て伏せと腿上げなどをやっています。

 基本の筋トレ。そこまで負荷は高くない。

 けれど、デスクワークが基本の会社にある程度勤務しているおかげか、腕は鶏ガラ、学生時代に自転車通学で鍛えられた脚はずいぶんと細くなった。腹は言わずもがな、でっぷりとその重量と醜さをいかんなく発揮している。

 そんな体だからか、腹筋はすぐに腹がつかえて息苦しくなるし、なんだかよく分からない臓器が痛み出す始末。腕立て伏せの格好は、もはや土下座に等しい。そのクセ、立派に筋肉痛にはなりやがる。

 惨憺たる身体。しかし、世のデスクワークしかしていないサラリーマン諸氏は、運動好きでもなければこのようなものではないでしょうか。(そう思いたい・・・)

 さて、本題。筋肉少ないし体も醜いから筋トレは始めたのだけれど、でも、

「ああ、筋肉少なくなる前に少しでも運動の習慣付けとけばなあ!!!」

と、思うことが多々あるので、ここに記したいと思います。自戒だ。

 まあ、サラリーマンのみならず、インドアな諸賢に捧ぐ。まだ筋肉があるインドア初心者はインドアなりに筋トレはしましょう。もう少ない人は・・・うん、諦めてヒイヒイ言いながら僕と一緒に筋トレしましょうか。健康には代えられんです。

 

目次

 

1.筋肉がまだある(と思っている)人、まだ遅くない!(忠告)

 まず、まだ筋肉がある方へ。

 悪いことは言いません。筋トレ、ないし、何か運動をしましょう。その習慣を付けましょう。もうすでに筋肉がない僕からの大切な大切な忠告です。

 とはいえ、まだ筋肉がある方は目標ってのが立てづらく、習慣づけが難しいところかもしれません。目標があれば少しは頑張れるのだけれど、「もうすでにできている」状態では難しいものですな。

 インドア派である以上、「筋肉モリモリ!」を目標にするにはちょっと厳しい。そんな人は異端と言っても過言ではない。

 うん、何かもう、僕からの忠告としか言えないのだけれど・・・

 その筋肉 なくなる前に 筋トレを

の標語を送りたいと思います。

 筋肉、なくなった時点で健康ではないですからね。健康を維持したいなら、筋肉があるうちに筋トレをしましょう。

 インドア派だって体が資本! 人間である以上、体が資本!

 なぜ、なくなる前に筋トレが必要かは以下で語りたいと思います。(経験談

 

2.筋肉が少ないと筋トレがとても辛い・・・!

 筋肉がなくなる前に筋トレした方が良い理由の一番がこれ。

 筋トレがキッツいキッツい!!!

 もうね、これに尽きます。あり得ないほどキツイ。

 筋肉がないと筋トレがキツく、本当にごくごく低負荷のトレーニングから始めなければなりません。下手すりゃ怪我しますから。でも、これじゃあ、なんだ、筋肉がしっかり付きだすのはいつだ!

 筋肉が付いている状態だと始めから代謝が良いため、筋肉が少ない状態よりトレーニングの効果が高くなります。つまり、筋肉が少なくなるほどトレーニングの意味は薄くなる。

 けれど、健康と肉体美のためにはどこかで運動せねばならぬ! であれば、筋肉が少なくなる前にやり始め、筋肉の維持に努めた方が合理的なのです。

 あと、この筋トレがキツイってのは副次的に次のようなデメリットがありまして。

・トレーニングの姿勢が崩れやすい!

・痛みと疲弊が酷いため、あまり効果のない内にトレーニングをやめてしまう

  もうね、これもダメなんですよ。

 二つ目の「痛みと疲労であまり効果のない内にトレーニングをやめてしまう → 結果、続かない」ってのはまあいいんですよ。もうここは、「なにくそ」という気力と「筋肉ゥゥゥゥ!!このっ!痛みがっ!効いているのだっ! くぅ~キモチイ~!!!!」というセルフドM的な発想で切り抜ければいいだけの話。というか、切り抜けるしかありません。

 ただ、一つ目。これが大問題。

 インドア派な僕たちは、無論、トレーニングジムなどという場所には行きません(行けません。日に当たると融解します。)。トレーニングジムなどでは、フォームの維持を助ける器具を使ったり、トレーナーさんに指導して貰うこともできるでしょう。

 ですが、そこはインドア。アニソンや洋楽と自分の吐息のみが聞こえるたった一人のストイックな世界で痛みと疲弊に抗いながら黙々と行うしかない。

 となると、痛みと疲弊がひどいと頭の中が体を動かすことと自分に対する叱咤で一杯になるわけです。そんな状況でフォームまで気にできるか? 答えはNO

 この章の頭で書いた通り、筋肉がないと低負荷のトレーニングから始めなければ、怪我の元。いや、高負荷などどだい無理なので、筋肉のない僕はごくごく低負荷の膝だて腕立て伏せをやっています。爪先でなく、膝を地面に付けて行う腕立て伏せです。

 ごくごく低負荷のはずなのだけれど、腕が鶏ガラな僕はもう、最初に書いた通り、数回もすれば土下座のような姿勢になってしまいます。こうべを垂れ、肩は吊り上がり、脚はだんだんと四つん這いに近くなり、背は丸まってゆく・・・。

 より低負荷! 効果のない! しかも、腰痛める! 最悪な姿勢!

に、近付いてしまっていくわけです。けれど、必死なのだ。どうしようもない。

 悲しいかな、筋肉がなくなった人間というのは、筋トレしようにも効果的な筋トレが望めないのです。しかも、怪我をしやすい、体を痛めやすい・・・。 

 いやあ、悲哀。

 悲哀と呼ばずしてなんと呼ぶ。この惨状。

 筋肉なくしては、まともに筋肉を付けることすら許されないのだ。

 ・・・・・・

 ・・・

 いや、まあ、ちゃんとジム行って、ちゃんとした器具使って指導してもらえば一番いいんだよ?

 でも、ほら、インドアだから僕・・・。他人、怖いから、僕・・・。

 うん、やっぱ、筋肉なくなる前に、筋肉維持できる程度の運動は普段からすべきですね!(もう遅い)

 

3.維持? 増強?

 さて、次の問題はこれです。筋肉、維持するだけ? それとも増強?

 筋肉がまだある人は維持に努めればいいのですが、筋肉のない人間がどうにか並みの健康体たらんとする際には増強が必須になってくるのです。だって今、不健康なんだもの。

 前章でも書いた通り、すでに筋肉がある人は代謝が良いためトレーニングの効果が高く、脂肪燃焼の効果も高いのです。つまり、筋肉が並の人にとっては維持ってのはそう難しいことではない。

 いや、もちろん、並以上に筋肉のある人は維持も大変で、食事に気を使うし、普段使わないほどのレベルでトレーニングをし続けなければならない。けれど、並みの筋肉であれば、筋肉痛にあまりならない息が上がる程度の運動を定期的に行う位でいい。

 だがしかし、悲しいかな、すでに筋肉のない僕はそんな程度ではダメなわけですよ。それはもう、筋肉が並みの人からすれば

「ん? 何やってんの? その程度の運動で? 筋トレ? プッ・・・!」

と嘲笑されること請け合いな筋トレかもしれませんけれども、僕にとってはそれでも筋線維ブッツブツの筋肉痛バリバリ、息はヒューヒューと肺から音漏れする(気胸)レベルの運動なのです。

 辛さが段違い。

 並みの人が維持している筋肉量までまず増強する必要がある僕。維持に比べて増強が大変なのは自明でしょう。やっていることは同じでも、筋肉量に差がある以上、辛さはもう天と地、月とスッポン、美女と野獣(それは違う)。

 ここでも、筋肉がなくなる前に運動の習慣を付けた方がいいことを証明してしまった・・・。どこまで自分を追いつめれば済むのだ、僕よ。

 

4.でも筋肉がないからこそ楽しいことも!

 さあ、ここで筋肉がない人(主に僕)への明るい話題です!

 筋肉がないからこその楽しみってのがやはりあるんですよな。いやあ、このために筋肉少なくしておいてよかったなぁ~(開き直り)

 さあ、羅列していこう!

 ・体重計に乗って楽しい!

 ・筋肉付くのがありありと目に見えるのが楽しい!

 ・健康診断がちょっと楽しみ!

 ・筋肉痛が痛いけれどなんかこう、楽しい!

 ・自分では分かるけど他人にはなかなか気付かれない、でも楽しい!

 ・家に帰って一人、疲れ切った体で「さて・・・筋トレ・・・」・・・楽しい!

 ・寂しい一人暮らし、せめてご飯くらい豪勢・・・いや、プロテインだな・・・楽しい!

 はい! 楽しいですね!(闇)

 後半の冗談は置いといて、実際、最初の四つは楽しいですよ。

 体重計に乗るのは個人差あるかもですが、体が細い、平たい、痩身も痩身、痩せすぎな鳥ガラ体質の方は体重が筋肉で増えて楽しい。逆に僕のようにでっぷりと腹に肉が乗っている体質の人は痩せることができて「痩せた!」と楽しい。まあ、筋肉が付くので体重が減り辛いってこともありますけども。

 次に、筋肉がないからこそ、筋肉が少しでも付いた時に目に見えるくらいには分かるんですよ。ほんと、二週間から一カ月ない位でもう、

「あ、これ、ちょっとついてんじゃん!」

と、分かります。ほんとに目に見えて分かるのです。鏡見るのも楽しくなります。

 これ、筋肉が少なくなったことのない人には分からないでしょうけれど、100から110になるのは小さな変化だけれど、10から20になるのは大きな変化に見えるって感じです。あー、筋肉少なくて良かったなー(自己肯定)

 次、健康診断は普通に楽しみになりますね。うん。やっぱり、普段は体重計とかで精度の低い体脂肪率や筋肉量を見るしかないのですが、健康診断ではしっかりと目に見えた成果が出ているのではないか、と期待に胸膨らみます

 最後に筋肉痛ですね。これ、筋トレし始めてから、というよりは先程書いた「あ、これちょっとついてんじゃん!」って筋肉の増量を目で見て実感してから楽しくなりましたね。この痛みのおかげであの筋肉付いたんだなぁ・・・なんて、痛いと言いながらもちょっと愛おしく思えたりするわけですよ(変態感)。

 さあ、こんな感じで、筋肉が少ないからこそ筋肉量の変化や健康、体重の変化ってのを実感しやすいのです。

 これ、筋肉がある人には分かんないだろうナ~(負け惜しみ)

  あ、あと冗談に括ったけれど、プロテイン、飯に便利ですし、案外おいしいものもありますよ。簡単に作れて、飲み物にしては腹持ちもいいので、時間のない時とか重宝します。意外と、時間のない社会人さんにお勧めです。

 それに、筋トレした以上、効果的に筋肉付くようにできることはしたいじゃないですか。そんな時にはやっぱりプロテインですよね。僕は筋トレをした日には毎回飲んでます。

 休日は筋トレをしてプロテイン。平日は帰ってきて、時間がない、しかも疲れて何も作る気も起きない・・・けれどお腹は空いた・・・。そんなときに、シャカシャカやってクイッと飲める。加えて意外と美味しい

 筋トレ始めたばかりの社会人さんはいくつか常備しておいても損はありません

 

5.まとめ ~筋トレのメリットと共に~

 と、いろいろ書きましたがとにかく、筋トレ、筋肉がある人は僕みたいに大変な思いして健康維持しなくてもいいように運動の習慣を付けましょう。筋肉がもうない人は大変でしょうけれど、僕と一緒に健康と筋肉質な肉体を我が物とするために頑張って筋トレしましょう

 最後に、僕が実感した筋トレのメリットを少し書いてまとめに代えさせて頂きます(丁寧)。

 ・姿勢が少し良くなった

 ・寝付きが良くなった

 ・便通が良くなった

 まだ筋トレを始めて一カ月程度ですが、少なくともこれらのメリットはひしひしと感じています。

 姿勢が良くなったのはきっと腹筋や背筋がついたことによるものでしょうか。これのおかげで、背が痛みづらく、また、心なしか作業などに前よりも集中できるようになりました。

 寝付きは言わずもがな。筋トレして、疲れて、寝る。寝付きがいいって、学生さんはともかく、社会人的には結構重要です。

 便通。これね、大切。ほんと、便通がいい。これはこの中でも一番実感できていると言っても過言じゃない。あの、便秘や下痢を経験したことのない方には分からないかも知れないが、本当にキツイ。便秘は出す時だけでなく、出ない時も腹の中に重い物がもやもや溜まっているような感覚があってキツイのだ。下痢は語るべくもない。

 けれど、筋トレしたら便秘と下痢を繰り返す感じだった僕の腸内環境と括約筋は見事に健康体へと復帰したわけだ。まあ、筋トレをしだして多少健康に気を使い始めたってのもあるのだろうけれど、でも、一番実感できているの筋トレの効果が出てないことはないだろう。

 ストレスなどによる便秘、下痢で悩んでいる諸賢!

 筋トレをしよう!

 

 筋肉は全てを解決する。便秘など、造作もない。