【Youtube】Youtube上でVtuberがVtuberの動画にVtuberの広告を出してVtuberが収益を受け取るという閉鎖的循環経済と化しているVtuberの今後を考えていこう

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YoutubeVtuberの動画を見よう!」

と、した時に、まあ動画ですから広告が初めに流れますよね。

その広告がVtuberの広告だったなんてことありませんか?

これを見た時には僕は衝撃を覚えましたね。

なんて閉鎖的循環経済なんだっ!

閉鎖的循環経済は僕の造語ですが、意味の詳細は下で書くとして、まあこんな記事を読みに来ている方なら字面からなんとなく想像はできるんじゃないでしょうか。

こうした閉鎖的循環経済は得てして、上り調子の間は上手く行くし、経済的にも困窮していくことはないのです。

ですが、停滞期から下降期に入り始めると踏ん張りがきかずに急転直下な顛末を迎えることが多い傾向にあるのです。

新規開拓されたコンテンツが上り調子になるとどうしたってこの閉鎖的循環に陥りがちなのもまた事実。

しかし、このままではいつか迫りくる停滞期に入った瞬間に没落してしまう可能性が非常に高い。

そんなVtuberたちに警鐘を鳴らすような形で今回の記事を書いていこう。

目次

1.Vtuberたちによる閉鎖的循環経済の構造とは!?

1-1.閉鎖的循環経済とは?

まずは閉鎖的循環経済について説明しておこう。

これはここでVtuberの現状をお話しするために作った僕なりの造語です。

この閉鎖的循環経済とは、簡単に言えば鎖国のようなもの。

今回のVtuberのようなネットコンテンツに当てはめて考えるならば・・・

・一定数のファンを一コンテンツの中で相互に渡しあっている

・関係性の薄い他コンテンツとの関りをほぼ持たない

・金銭の授受が一コンテンツ内だけで成り立ってしまっている

以上のような要素がある場合に閉鎖的循環経済と言えるのです。

要約すると、

「一コンテンツの中だけでファン、金銭が循環している」

という状態を指すものと定義していきたい。

Vtuber界隈ってのはこの閉鎖的循環経済が成り立ってしまっていると言えるのです。

1-2.Vtuber界隈の閉鎖的循環経済の実情

 Vtuber界隈の閉鎖的循環経済の実情をちょっとここで見ていこう。

・・・

まず、Vtuberが存在する。

Vtuberを見るファンによって広告費などの収益が発生する。

Vtuber関連収益のほとんどが現在Vtuber界でトップを誇る企業系Vtuberを擁している企業の懐へ入ることだろう。

そうした企業が今度はVtuberの広告を出稿するようになる。

無論、Youtubeに出稿する以上はこれに広告費が掛かる。

そうした広告をVtuberを見るファンが見ることで広告費などの収益が発生する。

(以下、ループ)

・・・

と、いうようにVtuber界隈という一コンテンツ内だけで金銭の循環が成り立っている。

広告を出すことで新たなVtuberファンが増えるという御仁もおられるだろうが、Vtuberの広告を見たことはありますか?

Vtuberの歌った歌をバックにVtuberが自らを紹介するような広告なんですよ。

いや、これが良いか悪いかの判断ではないですよ?

ただ、客観的に見て、ノリが分かっている人向けで、これは明らかに「ファン層」に対する広告にしかなり得ないと思うんですよね。

こうしたループによって閉鎖的循環経済に陥っているわけです。

1-3.Youtubeを介在させて考える閉鎖的Vtuber経済圏

 では、ここにYoutubeを介在させて視聴者と金の動きを追ってみよう。

はい、分かりやすい(お手製)図ドン☆

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これを見てお分かりだろうか?

個人勢はともかくとして、企業系Vtuberから伸びる矢印を追っていくと循環していることが見て取れると思います。

もちろん、視聴者数、ファン層が厚くなれば広告費も多くなり、事業会社はより手を広げられるだろうが、基本この構図は変わらない。

ここで上で書いた、Vtuberの広告が客観的に見てノリを分かっているファン層向けであることを加味すると、これが閉鎖的であることは分かると思う。

Vtuber特に企業系Vtuberを取り巻くこの状況では閉鎖的に循環している経済と言わざるを得ないのです。

2.閉鎖的循環経済の行く末

2-1.閉鎖的循環経済は上り調子は一気にバブルになる

では、閉鎖的循環経済の動向についてみていこう。

まず、コンテンツができてから成熟するまでの上り調子の期間。

この期間は、閉鎖的循環経済は一気にバブル景気へと成り上ります。

それはなぜか?

答えは簡単で、基本的にこの閉鎖的循環経済の上り調子期は

 お金の流入があり、流出がない状態

になるからです。

成熟するまでの上り調子の時は、コンテンツに対して人が寄り付いてくる期間。

つまり、進めば進むほど寄り付く人(ファン)が増加し、ファンが増加すれば金銭が入ってくるって状況がある。

この期間は普通であれば、他資本などにお金を使用して拡張していく期間でもあるのだけれど、そこはネットコンテンツかつ閉鎖的循環経済。

他資本にお金を使用しなくても成り立ってしまうから流出させる必要がない。

流出させる先がない結果、このコンテンツを宣伝する方向へお金を使うようになる。

そうなると、閉鎖的循環経済が完全に成立してしまうのです。

ですから、上り調子の時は「お金は入るが、出ていきづらい」って特徴が閉鎖的循環経済にはあるので、バブル景気になりやすいわけですね。

2-2.停滞期、下落期に踏ん張りが全く利かない

さて、そんなバブルになりやすい閉鎖的循環経済ですが・・・

今度は逆に成熟し終わって停滞期に入ってきますと悪い面が徐々に顔を出してきます。

本来であれば、他資本にお金を出して様々な方向へと展開を広げられるコンテンツであれば停滞期でも徐々に成長もしくは安定を手に入れられる可能性が高い。

ですが、閉鎖的循環経済の場合、上り調子が終わると同時に停滞します。

成長はまず見込めなくなってくる上に、Vtuberはネットコンテンツという客層の流動が激しいタイプのため安定しづらい傾向にある。

成長が見込めなくなってくるのは、簡単に言うと「他に手がない」からですね。

たとえば、以下のような二つの経済があったとしよう。

Aという成長中の事業のお金をAの派生A-1事業を広げるために使う

Bという成長中の事業のお金をBを宣伝するために使う

両者とも事業がずっと上り調子であれば良いが、ブームが去ったらどうだろうか?

Aは確かに上り調子での加速は少ないが、ブームが去ったときにA-1事業があるおかげで耐えしのぐことができる可能性が高まる。

しかし、Bは上り調子での加速はとても大きいが、ブームが去ったときには一気に失速して落ちるところまで落ちる可能性が高い。

つまり、BはBという手しかないからそのBが一旦停滞してしまうと全てが停滞してしまいやすく、失速時にも踏ん張りが利かない。

このBが閉鎖的循環経済のモデルであり、現在のVtuberの状況である。

2-3.このままだとヤバいっ!(焦燥)

はい、このままだとヤバいですね。

Vtuberは好きなVtuberさんもいるんで、無くなって欲しくないんですが、けれど、この閉鎖的循環経済から脱さないとちょっと生き残り難しいかなぁ~。

正直、Vtuber好き目線から見たとしても現在のVtuberの状況ってのは供給過多な割に、ファン層自体は広がっていない印象なんですよね。

複数のVtuberが同じファンを共有している状態。

新しくVtuberが出てきても企業系Vtuberは横の繋がりが強いのですぐにファンの共有ができてしまう。

できてしまうから、「まだまだ求められている」と錯覚しがちなんですよ。

ぶっちゃけ、この資本主義経済の中でファンの共有は強くもありますが、コンテンツの全体と今後を見据えた時にはあまり良い傾向ではないんです。

本来、コンテンツってのは客のために競争し合ってサービスを高めていくのが資本主義の良いところであるので、共有ってのはこの競争原理を砕く。

つまり、質の停滞を招きかねない。

Vtuberだから品質などないとお思いの方もおられるだろうけれど、ここで言いたいのは「余所から客を引っ張ってこられるだけの質(コンテンツ)」のことです。

余所から引っ張ってこられるだけの質を競争で作り出すからこそ、それは成長するのであり、ただ同じコンテンツ内で共有しているだけでは停滞と変わらないのです。

加えて、ファンの共有はより閉鎖的な空間を作り出してしまいます。

せっかく新しい方向性のVtuberが誕生したとしても、同じファン層の中で共有されていると余所から来た人は「またか」と思ってしまう。

むしろ、共有せずに「ちょっと変わった妙な奴が来た!!」ってくらいのノリで、既存のファン層からは遠巻きに眺められるレベルのものがあると面白いかな、と。

失敗しても良いんですよ、要は新しい地平を開拓してファン層を増やす挑戦をしていかなければ成長はないのですから、その点で共有はあまり得策ではないのです。

3.Vtuberがこの現状を打開するために必要なこと

3-1.Vtuber経済圏は外資と提携をして開放的になろう

Vtuberがこの閉鎖的循環経済を打開するためにまず必要なのはこちら。

外資との提携」

これは何も海外資本との提携って意味じゃないです。

Vtuberを一つの経済圏と捉えた時に、その経済圏の外と提携しようって話。

ですがこれ、Vtuberにとってはちょっと難しくて考えにくいところです。

たとえば、ゲーム実況なんかはどうでしょうか?

ゲーム実況は単にゲームを実況した動画を出すだけでなく、今では各ゲームイベントへ呼ばれたり、eスポーツの隆盛を受けて活躍したりしていますよね。

リアルへの進出、もしくはゲームの腕が高い人の流入によって新たな求心力を持ったコンテンツへと進化していっています。

ただのゲーム実況動画から、リアルなイベント、eスポーツといったコンテンツからも客層、資本を獲得していった結果の成長です。

これが外資との提携」です。

一方で、Vtuberはこれができるでしょうか?

リアルへの進出はちょっと難しいですし、ゲームの腕が高いVtuberがいたとしてもeスポーツで活躍するってのは顔出しできない事情上できません。

そう、難しいんですよ、Vtuberが手を広げるのは。

リアルへの進出が困難、顔出しできない、などなど制約が多いのでできることが限られてきます。

 しかし!

ここで諦めてはいけない。

僕はVtuberではないので思いつきませんが、何かあると思うのです。

こうした外資と提携して閉鎖的循環経済から開放的な循環経済へと向かう術が。

この辺りをなんとか模索しなければ、Vtuberの未来は暗いと考えられます。

ですが、逆に見つけてしまえば安心して見続けられるというもの。

何か一石を投じるものが欲しい、とそう思うこのごろです。

【癖を治したい!】爪を噛む癖(咬爪症)を治すにはどんな方法があるか? 小学生時代から爪を噛んでいた僕が治した方法について経験を元に解説していこう

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爪を噛む癖。

これ、咬爪症という病名のあるれっきとした病気なのだそうです。

この癖に悩んでいる方はかなり多いようで、検索してもかなりの量が出てきます。

さて、そんな咬爪症ですけれど、爪がガタガタになったり、深爪になりすぎて後悔するなんてことになりますよねぇ。

そんな経験を、僕は小学生、中学生時代にしていましたよ。

散々、もう爪を噛んでいて爪はもうギザギザのガタガタ。

深爪でじんじんと指先が疼くのですが、それでも気が付いたら爪を噛んでいる。

咬爪症、無意識にやってしまうってのが一番の怖いところですよね。

さて、僕は幼児期から小学校、中学校と爪を噛んでいたわけですが、高校生になったあたりで直すためにちょっとした改善策を打ち出しました。

その結果、今ではすっかり爪を噛むこともなくなったのですが、ここではそんな改善策について僕の経験を元にお話していこうと思います。

※咬爪症は精神的な要因が大きい場合もあるので、物理的対策だけでも治らない場合は心療内科等に相談することを強くお勧めします。

目次

1.小学生、中学生時代と爪を噛んでいた僕の症状

 さて、小学生、中学生時代から爪を噛んでいた僕でしたが、そんな僕がどんな症状を持っていたのか、まずは語っていきましょう。

まず、爪を噛んでいた僕の症状は以下の三つに大別されます。

1.爪の噛みすぎで深爪になり、指先が疼く

2.爪を噛んでいたことにより、前歯が出てくる

3.はっきり言って、不潔だし、見た目にも印象が悪い

この三つが致命的な咬爪症の症状・・・というかデメリットですね。

1はなったことのない方でも想像は付くかと思いますけども、おそらく、その想像の数倍は痛いものと考えていただいて差し支えないだろう。

なぜならば、この深爪は爪切りでなった深爪とは全く性質が異なるからです。

噛んでできた深爪は基本的にガタガタで、爪の端などは指の皮膚を巻き込むような形で化膿症状などを伴う可能性も出てくる。

その時点でズキズキと痛むわけですが、それに加えて物を持った時の圧力で更に痛みは増幅するわけで、大変なのですよ。

2はちょっとなったことがない方には分からないかな。

爪を噛むことによって、口の中にない硬いものをかじる形は前歯の形状を出っ歯な形へと変容させてしまいます。

これは特に女性ならマジで気になってくるところですから、絶対に治しておきたい。

そして、3はもう外見的な問題です。

ただの深爪と比べて、噛んでできた深爪は明らかに見て分かるガタガタさです。

それに加えて、咬爪症の場合は無意識のうちに噛んでしまうような症状なので、人の目に入るところでも油断すると噛んでいる可能性があります。

これはもう無意識なので仕方ないのですが、それは不潔に見えてなりません。

こうしたデメリットを抱えてきた小学生、中学生時代の僕。

けれど、学校ではやはり人目があるのでがっつり自制していました。

家に帰って一人部屋に入ると、カジカジし始めてしまうわけですよ。

このように、人目があるところでは無意識でもやらないって性質の人もいるので、周りから見ても分からないことがあります。

でも、どうしたって爪は隠せないものなので仮に我が子が爪を噛んでいないと思っていても、爪を見てみると意外と噛んでいたなんてこともあるので注意してみてください。

2.原因と僕の性格から改善策を考えよう

さて、では次に対策を考えるために原因と自分の性格を考えてみよう。

まず、原因として考えられたのは以下の二つ。

1.爪を切るのが基本的に嫌いで伸ばしがちだった

2.指を顔や口元に持ってくる癖があった

この二つが爪を噛むようになった物理的な主要因だと考えられました。

そして、この二つの要因を生み出していた僕の性格が・・・

・ズボラ

これです。

ズボラだからこそ、家には爪切りが一つしかなかったため鬱陶しくてもわざわざ爪切りを取りに行って爪を切ろうなんて考えていなかったわけです。

1の爪を切るのが嫌いで伸ばしがちだった。

これが一番大きな要因だと考えられました。

なぜなら、爪が伸びると大変鬱陶しいけれど爪を切らない・・・けど何とか鬱陶しくないようにしようと体は反応するので無意識に爪を噛んでしまうわけです。

それに、そもそもちゃんと爪を切っていれば「噛む爪がなければ噛まない」という物理的な抑制にもなるんですよね。

そして、2の指を顔や口元に持ってくる癖があった。

これは本当に今やっている方がいたらぜひ止めていただきたい!

これ、爪を噛むようになるだけじゃなく、手に付着した雑菌によってニキビ炎症が顔に発生する危険性も孕んでいるので止めておいたほうが良いです。

そんな原因は分かったのですが、性格はズボラ。

だからいちいち爪を切りに行こうとも思えない。

性格は治しようがないので、改善策としてはとにかく物理的になんとかしよう、という方向で考えていかなければなりません。

3.効果のあった改善方法はこれだ!

 では、最後に僕の中で最も効果のあった方法を二つご紹介しよう。

 

 1.爪噛み防止用の爪に塗る化粧品を使用する

これはとんでもなく効果がありました。

この爪噛み予防の化粧品、子供だけかと思いきや大人向けでもあります。

ちなみに使用したのはこちら。

マヴァラ バイターストップ/10ml

なんと、こちら苦み成分を含んだネイルコーティング剤になります。

この苦みってのがもう、一回舐めただけでも「もう二度と舐めるものか」と思うレベルのもので、実際、高校生になってから利用した僕でも止められましたからね。

確かに、爪にこんな苦いものを塗っておけば無意識に噛もうともしなくなるよなぁ・・・と今となってはそう思いますよ。

その結果として、現在は噛まなくなっているわけですから・・・。

いや、究極の荒療治だ・・・でも、得てして荒療治ってのは効果的なもんです。

 

2.爪切りをよくいる場所の全てに置いておく

次点で効果があったのはこちらですね。

爪切りをよくいる場所全てにおいておく。

↓こういったやっすい爪切りを3つくらい買っておきます。

ニュースタンダードツメキリ Mサイズ HL0602

そうして、買った爪切りを家の中もよくいる場所ベスト3に置いておく。

こうすることでいつでも爪が気になったときに爪切りで爪をきることができます。

そうすることで物理的に「噛む爪がない」状況を作り出すと同時に、爪切りで爪を切る習慣を体に覚えさせることができるのです。

それに、爪切りで爪切ったほうが気持ちいいし感触良いしね。

爪を噛むのってあくまでも癖であって、そりゃ爪切りで切ったほうが圧倒的に気持ちが良いってのは皆そうなんですよ。

ただズボラだったり、精神的なものが影響したりして咬爪症を発症してしまうわけで。

なので、本当に爪切りを置いて気になる度に切りまくるってのは効果的なんです。

 

以上、咬爪症対策について、いかがでしたでしょうか?

今回紹介した改善法は物理的に癖をなくすってことに重点を置いたので効果は非常に高いはずです。

ですが、咬爪症を発症したきっかけには精神的な問題がある場合もありますので、こうした対策をしてみても効果がない場合は心療内科へ行くことだけは忘れないように。

以上、参考にしていただけると幸いです。

【ラブコメ】「五等分の花嫁」第八巻はいよいよ本格的に恋愛感情出してきたヒロインたちと、それに翻弄される風太郎、そして最後には決定的なイベントが・・・

はい、ということで「五等分の花嫁」第八巻のネタバレレビューになります。

七巻では期末試験のごたごた、三玖の告白宣言とそれを阻止した一花。

期末試験になんとか受かった四葉と先生になると決意した五月。

そして、最後には衝撃の展開。

二乃、原付で告白する

そんなエモいシーンで七巻は幕を閉じていました。

さて、そこから二乃がどうなっていくのかってのも今回の八巻では気になるところ・・・っていうか、ここが一番気になっているところでしょう!

しかし!

それだけじゃないんですよ、今回の八巻は。

これまで散々、三玖の奥手な恋愛事情とか一花の姉だからこそ抑えていたモノとか、そういったところが表面化してきていよいよラブコメになっていきます。

それに翻弄される風太郎。

さて、肝心の内容ですが・・・今回は一巻まるっと家族旅行回。

風太郎の一家が福引で当たった家族旅行先に行くと、そこには五つ子が。

もちろん、父親付きで。

さあ、どうする風太郎・・・。

 

↓前巻ネタバレレビュー↓

densilife.hatenablog.com

 

目次

1.二乃の告白に戸惑う風太郎、そして、家族旅行で衝撃の言葉が

今巻の始まりは当然、七巻の最後で告白をした二乃の行く末から始まります。

果たして、二乃の告白は上手く行ったのか? 風太郎の反応は?

そして、福引で当たった家族旅行はどうなっていくのか?

以下、前半のネタバレレビューです。

 

風太郎に期末試験突破祝賀会に連れ出された二乃。

二乃は告白の返事を気にしますが、風太郎はスイーツ店のキッチンに。

祝賀会の終わり、三玖より点数が高く一番だったので一人思い悩む一花。

一方、二乃は風太郎を手伝いにキッチンに立っていました。

そこで風太郎にバイクでの告白の件を切り出しますが・・・

「なんのことだ?」

バイクに乗っていたせいで風太郎は二乃の告白が聞こえていませんでした。

一度は怒って去る二乃でしたが、戻ってきて一言。

「あんたを好きって言ったのよ」

「あんたみたいな男でも好きになる女子が地球上に一人くらいいるって言ったわよね」

「それが私よ 残念だったわね」

しかし、それを見ていた人影が一人。一花でした。

ーーーーーーー

ところ変わってどこかの観光地。

近所のスーパーの福引で当たった風太郎一家は家族旅行に来ていました。

二乃の告白に戸惑い、春休みをいいことに家庭教師も五つ子も忘れようとする風太郎。

が、そこにはなんと五つ子が来ていました。当然、父親と共に。

そんな五つ子に事情を聞こうとしますが、なぜか余所余所しいみんな。

らいはと風太郎の父が合流したところで、不自然に旅館に戻ろうとする中野父。

旅行券が当たったのは同じだから泊るのは同じ旅館。

「後で お話があります」

別れ際、そう五月から耳打ちされた風太郎は旅館に着くなり五月を捜します。

けれど、探してもなぜか色んなところに五月がいて会えません。

父、らいは、風太郎の三人で混浴風呂に入って上がってみると、服にメッセージが。

「0時 中庭」

0時。中庭へ行こうとロビーに行くと五月の姿が。

とりあえず中庭へ行こうとする五月の肩を風太郎は捕まえます。

すると、五月は言いました。

「上杉君は私たちの関係をどう思っていますか?」

「パ・・・パートナーとか言ってたろ・・・お前が」

「いいえ 私たちはもうパートナーではありません」

そして、思いつめたような顔で五月は続けました。

「この関係に終止符を打ちましょう」

この事実上の家庭教師拒否宣言に驚き、風太郎は取り乱して五月は足を打ってしまう。

その瞬間、ロビーにいたオーナーの爺さんが風太郎を投げ飛ばす。

「わしの孫に手を出すな 殺すぞ」

 

はい、前半以上です。

いや、今回も詰め込まれてるなぁ・・・。

何と言っても、まずは始まりのところ。

風太郎に告白が届いていないと分かるや、少し怒りますけれど、次の言葉。

「あんたを好きって言ったのよ」

これやばい・・・やばくない?

こんなもん、二乃さん、えぇ・・・落ちない男いるんすか?

二乃さん、前回のランキング五つ子中最下位だったのにこれ急上昇待ったなし。

いや、二乃さん、最高っすよ、マジ。

そして、家族旅行ではなんか余所余所しいみんながいるかと思えば、衝撃の実質的な家庭教師退任を迫られる風太郎。

これに取り乱すあたり、風太郎の中でも五つ子は割と大きな存在になっている様子。

2.なぜか五月だらけの五つ子と止まらない愛の暴走機関車二乃

 中盤、ここは二乃が攻めるのと五月の回。

つーか、二乃と五月が可愛い! これに尽きるわ、ここ!

元々五月好きで、二乃株上昇中な僕にとっては最高。

以下、中盤ネタバレレビュー。

 

五月に会おうとする風太郎ですが、夜は父親がいて部屋にいけません。

翌朝、らいはの電話に掛けてきた五月から風太郎はこんな言葉を聞きます。

「なぜ中庭に来てくださらなかったのですか?」

そう、夜に会った五月は変装した偽の五月だったのです。偽五月。

父がいるためおちおち会えないので、五月を女湯に呼び出し、自身は仕切りを挟んで隣の混浴に入浴して仕切り越しに話すという方法をとる風太郎。

が、五月と話そうとしたところ混浴に二乃が入ってきます。しかし・・・

「誰だ?」

パカーン、と桶をぶつけられる風太郎。怒って出ていく二乃。

「今のはあなたが悪いです」

同じ顔だから見分けるのは無理と呆れる風太郎に五月は言います。

「きっとあなたもできるはずです 愛があれば!」

そうして五月は二乃が変だと言いました。

「二乃だけではありません」

「一花も三玖も四葉も 春休みに入ってからどこか変なのです」

結局、偽五月の件とその五つ子のお悩みを解決するため、風太郎は五月と協力することになりました。

ーーーーーーー

五月に父を連れ出して貰って、五つ子の部屋に向かいお悩み相談を開く風太郎。

しかし、部屋にはなんと五月・・・に変装した四人の姿。

当ててみなさいと言われる風太郎ですが、全く見当が付きません。

とりあえず嘘が下手な四葉だけ当てて理由を聞くと、五人がバラバラの格好だと五人同じ姿しか見ていない祖父が心配するから、だと言います。

と、そこに祖父が・・・慌てて炬燵に潜り込んで隠れる風太郎。

風太郎は潜り込んだのを良いことに昨夜の足を打った痕を探しますが、探したところでその五月?には逃げられてしまいました。

無事祖父をやりすごし、部屋の外で三玖と話していると、そこにやってきた祖父が簡単に五つ子を見分けていることに気が付きます。

そこで風太郎は祖父に見分け方を教わろうとするのでした。

ーーーーーーー

ところ変わって、女湯。

二乃と一花が入っていました。

二乃は一花に恋愛相談していました。

自分が告白したことを話す二乃。しかし、相手は言いません。

言わないけれど、相手は風太郎だと一花は知っています。

一花は二乃の相談に、心では思っていないけれどなぜか止めるような言葉を言う。

しかし、二乃はそれでも諦めるような発想はしません。

「だってこれは私の恋だもの 私が幸せにならなくちゃ意味ないわ」

「も、もし! 同じ人を好きな人がいたら?」

「悪いけど 蹴落としてでも叶えたい そう思っちゃうわ」

 

以上、中盤でした。

二乃、やばい。なんか、語彙力なくなるくらい可愛いんですけど。

なんだかんだ言って、一番率直で素直な恋愛してるのが二乃なんですよね。

やっぱり素直で王道ってのは最高に可愛いなぁ、ツンツンだっただけに尚更。

さて、そして内容ですけれども、五月から五つ子の変化について聞いた風太郎。

それぞれがどんなことに悩んで、春休みに入ってから変わっていったのか、分かるところもあれば分からないところもありますよね。

んで、相変わらず五つ子を見分けられない風太郎は、偽五月を見破ろうにも見破ることができません。

後半、温泉に入っている一花と二乃。

ここは二乃の可愛さに焦点が行きがちですけれど、一花の心労がマッハで心配。

三玖が風太郎を好きなことを知っているし、二乃が告白してしまったことも知っているし、自分も風太郎への恋心に徐々に気付き出している・・・。

一花さん・・・メンタル病むよ?

3.一花の恋、三玖の恋、そして最後誰だこれぇ!!

 最後、後半です。

一気にここでね、もう、可愛い・・・(噛みしめ)

あと、一花がやっと、やっとですよ、なんかもう一花は見ていて痛々しかったからね。

もうなんか、みんな報われて欲しいわぁ・・・。

以下、後半ネタバレレビュー。

 

家族旅行最後の夜。

二乃に風太郎と二人きりで会うために父親を足止めして欲しいと言われて廊下で見張っている一花。

(私みたいにずるくない 誰の目も気にせず 全力で 本気で恋してるんだ)

「私には入る余地も 資格もない・・・」

そこを通りかかった四葉は、一花を見て言いました。

「一花 どうしたの? 泣かないで」

四葉に連れられて、昔はよく行ったという旅館の屋根の上へ。

四葉から、昔はよくいたずらとかして怒られていたと話を聞きます。

「何言ってんの 一番怒られてたのは 一花でしょ?」

昔の一花はガキ大将って感じで、ものを横取りされたりってこともよくあったという。

母が死んでから姉らしくしようと決めた一花を見て、四葉は心配していたのでした。

「一花だけ我慢しないで したいことしてほしい・・・かな」

「私がしたいこと・・・」

それを聞いて、一花は風太郎や三玖や二乃のことが脳裏をよぎりました。

「誰にも取られたくなかったんだ」

何か吹っ切れた様子の一花は、外に出てきた父を足止めすることもありませんでした。

ーーーーーーー

同日同刻、五月と三玖は出ていった一花、二乃、四葉がいないので温泉に。

脱衣所で三玖の体を見て、五月は気付きました。

「その足・・・三玖だったのですね」

五月は風太郎から足のことを聞いていたので、三玖が偽五月だと気付いたのです。

なぜ一番協力的だった三玖が風太郎と関係を断とうとしているのか、尋ねる五月。

「わたしとして言えなかった フータローを大好きなのにあんなこと」

「えっ 三玖って上杉君が好きなのですか!?」

今更なことに驚く五月でした。

「でも いいのでしょうか 私たちは仮にも教師と生徒なのに・・・」

「だからだよ 私たちは教師と生徒 それでいいと思ってた」

そして、一番の生徒になれなかったことを悔やむ三玖。

「生徒と教師じゃ 私とフータローの関係はずっと変わらない」

ーーーーーーー

最終日の朝。

五月に説得されて、風太郎ともう一度会う偽五月(三玖)。

リベンジをする風太郎ですが、やはり簡単には見分けられません。

なので、いろいろと聞いたり予測して、一花か三玖であることを想定します。

最終手段。ちょっとした誘導尋問を仕掛けて風太郎は見破ります。

「つまり お前が一花ってことだ!」

当てられた振りをする偽五月。

ホッとする風太郎。

(長い月日を経て相手の仕草 声 ふとした癖を知ること それはもはや愛と言える)

そんな祖父の言葉を思い出して、こんな方法でしか見破れないことを悔やむ風太郎。

けれど、別れ際、離れていく偽五月の後姿を見て風太郎は何かに気付きました。

「三玖か?」

なぜか分かった、そう言う風太郎。

「当たり」

そう言って、三玖は風太郎に抱き着いたのでした。

ーーーーーーー

帰り際、全員五月の姿で写真を撮り、帰ろうとします。

一人遅れて、五つ子のうち三玖を見破り今後は騙されないと不敵な余韻に浸る風太郎。

しかし、迫ってくる五月姿の誰かを見破ることはできません。

と、風太郎、コケる。

そして、二人はキスをした。

 

以上、第八巻しゅーーーりょーーーーー!!!!!!!

はあ!? 最後なんだよ、こんなもん気になって仕方なかろうが!

と、言いつつもこの相手がどうやら花嫁なようで、最後まで明かされそうにないなぁ。

後半いろいろと詰め込まれすぎなんですけど、要素が! 詰め込まれすぎ!

まず一花さん、ここから人が変わってきそうですね。これは楽しみ。

女優って面もあるから、本気出して来たら一番強いような気がします。

それに、一花はやる気がないだけで実は五つ子の中では一番頭が良いような描写もありますから、そこら辺もちょっと一花さんの恋愛は見ものです。

今まで三玖のため、二乃のために押し殺していた気持ちがどうなっていくのか。

一花さん、不幸っぽいところあったんですけれど、なんというか、けれども自分の気持ちが抑えられなさそうなところって凄く可愛い。

そして、三玖。まさかの偽五月が三玖。

風太郎と教師と生徒の関係ではこれ以上先に進めなくなったから、一花に一番を取られてにっちもさっちもいかないから、教師と生徒の関係を断つ。

断ってしまえば、そこから先はそんなものとは関係なく恋愛できる。

だから、断とうとしたのです。

そんな三玖は風太郎から見分けられずがっかりしたのでしょうけれど、最後には風太郎はちゃんと三玖に気付いてあげられたんですよ、格好いいな風太郎!

ここで三玖、抱き着くとこ可愛すぎ・・・。

前の巻を見返すと分かりますけれど、なんかよく笑うようになったし、風太郎に対しては言葉数も多くなってきています。

三玖、笑顔可愛い・・・超可愛い・・・。

そして一番最後、キスしたの誰だ!!!!

これが花嫁なんで明かされそうにないけれど、気になってくるなぁ・・・。

はい、という一花、二乃、三玖という三人の恋愛事情がだんだんと表面化してきたところで第八巻は終わりです。

次の巻が楽しみすぎる!!!

まとめ買いもあるでよ!

【便秘】中学生時代からひどい便秘(週一回レベル)だった僕が自宅でできる改善を図った方法の中で効果のあったものを紹介しよう

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便秘。

辛いですよね、なったことない人には全く分からないかもしれないですけれど。

けれど、なったことのある人、現在進行形でなっている人にはわかる。

辛い!!!

何が辛いかって、あのお腹に溜まってきて身が重くなったような感じ。

それと、いざ出す時の便通が良い人には到底わからないであろう手強さ。

そして、腹に溜まっていると明らかに体に悪いと分かっていても出ないもどかしさ。

健康にも悪ければ肌にも悪いし、確実に体調は悪くなるのでもう、精神的にも辛い。

というか、どちらかと言えば精神的な辛さの方がきついんじゃないかこれ。

と、いうような便秘辛さは私、痛いほど理解しています。

何を隠そう、中学生時代から大学生まで生粋の便秘マンだったからです。

一週間に一回なんてザラッザラのザラにありましたから痛みは分かります。

さて、そんな僕は大学生の時にいろいろと自宅で試して便秘を解消した経験がありますので、その辺についてお話しし、便秘の方の助けになればと思います。

今ではすっかり、便秘とはおさらばして気持ちの良い体で過ごせていますので、この辺についてちょっとお話していこう。

目次

1.まずは中学時代から便秘だった僕の症状をお話ししよう

1-1.中学生時代から便秘だった僕の半生

 中学生時代から便秘だったんですが、この理由はなんでかというと・・・僕にもちょっと分かりません。

正直なところ、理由ってあまり思い浮かばないんですよね。

成長期だったから肉を食らいまくってたとか、夜更かしもしまくってたとかそういう不健康な生活のせいだってのが最も有力視されていますけども。

けれど、これに加えて、僕は便秘になる以前は緩い方でした。

ですが、家にはトイレが一つしかなく、家族はトイレに籠るタイプが多かったので、我慢をしなければならない状況が多く発生していたのです。

最大の原因は、これです。我慢!

これを恒常的にしていると、すぐにとんでもない便秘になってしまいますので今我慢をしているような方は今すぐににでも我慢せずとも済むようにすべきです。

そんな僕は、中学から始まった便秘症状は大学生になって改善させるまで続きました。

高校生はまるっと便秘と付き合っていたことになります。

さて、少し便秘についてちょっと今思うところを考えてみよう。

まず、中学時代は部活でがっつり運動していました。

それなのに便秘になったので、運動よりも食生活や習慣の方が重要なようです。

次に、高校時代ですが、高校時代は運動やめたのでふっくらしてました。

しかし、大学時代にはストレスがなくなり食事が細くなりましたが、便秘は変わらず。

つまり、食事だけどうこうしても効果は大きくはないということも分かります。

なので、便秘の発生要因は単純でも改善する際には複合的な対策が必要だということ。

1-2.とにかく辛かった症状について

便秘の最中にとにかく辛かった症状について語りましょう。

とにかく辛かったのは腹の重さです。

腹が重くどっしりとしているので運動をすると異常に疲れるし、溜まってくると本当に心まで沈んでくるくらい重いんですよね。

そして、出そうにも出ないってところもまた辛い。

腹に溜まってくると、本当に「体に悪いんだ」ってひしひしと感じるような感覚になってくるのだけれど、それでも出ないんですよ。

これが精神的にも結構辛い。

体は健康じゃないのにそれを改善する行動ができないところが辛い。

そして、便秘の辛さはいざ出す時の便通の悪さ。

これは便秘じゃない人には分からないでしょう、この辛さ。

とにかく籠らなければいけないし、籠ったところで出るとも限らない。

それに、あまりにもやってしまえば切れ痔などの危険性も出てきます。

こうしたところがとにかく辛かったのです。

1-3.二次災害・痔の恐怖

はい、上で危険性と書きましたけれど、なりました。

☆ 切 れ 痔 ☆

 なっちゃいましたよ、もう血が出たんですよねこれがぁ。

というか、一週間に一回レベルの便秘を数年も続けてたらならない方がおかしい。

とはいえ、治そうにも治したところで・・・いや、治る前に便秘のせいで再発。

便秘だからスパンが長いので治りかけまではするのだけれど、どっちにしろ再発するか、新しく切れ痔が増えるかのどちらか。

結果的に、まず便秘を治す以外に対処できないのです、痔。

便秘と痔のダブルパンチになったら、便秘を解消するまで両方と付き合っていかなければならなくなるのです。

これは避けたい。

さて、痔になった僕ですが、便秘で苦しくトイレに籠っている時に更に痛みという最悪なストレスというか苦痛を加えられることになったのです。

泣きっ面に蜂。便秘に切れ痔。

はあ・・・最悪だ。

2.大学生になって便秘を解消しようと思った経緯とやったこと

2-1.便秘を解消しようと思ったきっかけ

さて、ではまず便秘を解消しようと思ったきっかけはひどく単純です。

まず、便秘を解消しようと思ったのは私が大学生になってからでした。

大学生になってしばらく経ち時間的、行動範囲的に自由が増えてきたので、この機会にこの便秘とやらを改善してしまおうと思ったわけです。

加えて、当時は既に私の症状は以下のように進行していました。

・便秘がガチで一週間に一回になった

・する時間はあるはずなのに便意すらない

・切れ痔歴3年越えのベテランキレジャーに

最初の一つはまあ中学時代からでしたが、後半二つに危機感を覚えました。

大学生になってトイレに行く時間も出てきたし、家族とも生活時間がずれているのでトイレに籠られていて使えないってこともない。

なのに、便意すらないので便秘は続いてしまう。

これには本当に「病気なのだ」と自覚を覚えて危機感を煽られましたね。

そして、切れ痔歴3年のベテランキレジャー・・・。

これは治さねば・・・。

2-2.便秘を解消するにはどうすればいい? と考えよう

 まず解消する前に、

「便秘を解消するためにはどうすればいい?」

を我が身を振り返りながらしっかりと考えなければなりません。

便秘になったきっかけや生活習慣は人それぞれのはずです。

ですから、まず「何の原因を取り除けばいいのか?」と考えてみてください。

この原因の違いによっては、以下で書く僕の改善方法だけでは改善できない可能性もありますので、ここはまず冷静に考えてみよう。

考え方はこうです。

「何が便秘の原因になっていそうか?」

この原因にはいくつかのパターンがあります。

1.食事、睡眠などの基本的な生活習慣によるもの

2.運動が少なく筋肉がない、体温の低さなど体内的な改善が必要な要因

3.かがみすぎ、座りすぎ、猫背など姿勢の問題

4.我慢しすぎ、便を抑制する薬の飲みすぎなど日常生活の問題

便秘に関しては以上の四点のパターンが問題として出やすいです。

これらのパターンごとに、どこに問題があるか一度考えてみてください。

その要因に応じた対応をすることが改善への一歩です。

ちなみに私の場合は1、3、4が要因でした。

2-3.便秘を解消するためにとにかく行動したこと

さて、ではここからどう行動していけばよいのか?

上で書いたようなパターンさえ掴めてしまえば対応のしようは思いついてきます。

私の場合は1、3、4でしたのでそれぞれに対して対応をしようと考えました。

1に対しては、とにかく食物繊維をとるよう意識的に動き、さらに、作業等でどうしても遅くならない限りは睡眠時間を確実かつ早寝早起きを心掛けました。

3に対しては姿勢は座らないように心がけること。

そして、基本的に猫背な私ですけれどもこれを改善しようとしました。

そして、直接的な要因となった4ですが、これはほんと意識的精神的なものなので、まずそこを改善するためにトイレに行く習慣付けを行いましたね。

こういった行動はとにもかくにも家ですぐにできるような便秘改善方法なので、パターンを掴んだらすぐに行動に移していくことができます。

3.明らかに効果のあった便秘解消方法はこれだ!

3-1.その① ひとまず毎日トイレに行く

まず最初にやって、かつ効果の出たものがこちらです。

「ひとまず毎日トイレに行く習慣を付ける」

結局のところ、僕の便秘に関しては幼少期より我慢に我慢を重ねていたことがきっかけだったので、まずは習慣を付けて体に覚えさせることが重要でした。

そして、ただトイレに座っているだけでなく、出なくてもとにかく力んでおく。

もしかしたら出るかもしれないし、出ないなら出ないでそれで良い。

ただ、毎日、同じ時間に、トイレに行って便を出そうとする

ということを体に覚えさせることが最大の目的なのです。

これをすることで、これまで我慢をしてばかりいた僕の体は

「まあ、これくらいなら我慢できるやろ・・・」

    ↓

「なんや毎日トイレ行っとるなぁ、出したろか」

というように徐々に毎日便意を催させることを脳に覚えさせるのです。

我慢に我慢を重ねた結果の便秘には、おそらく滅法効果的だと思います。

3-2.その② おやつ代わりに大豆を食べる

 次に行ったのは食物繊維の摂取です。

食物繊維の取りすぎは便秘の原因になると考えている方もいらっしゃるでしょうけれど、大方、現在進行形で便秘の方は食物繊維が足りていません。

確かに食物繊維には便通を良くする効果があるのですが、草食動物並みに摂ると便秘になる可能性もあるので避けられがちなんですよね。

そこではっきりと言いましょう!

便秘を心配するほど食物繊維摂ってたら便秘になってない!!

はい、ということで迷ってないで食物繊維を摂りましょう。

食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がありますが、どちらにも便通を良くする効果はあります。

まず水溶性食物繊維は、わかめや昆布などの海産物。

または果物などに多く含まれています。

一方、不溶性食物繊維は陸上で取れる普通の野菜にはこれが多く含まれています。

そこで僕が考えたのは・・・

「おやつを大豆にして食物繊維を摂ろう大作戦!」

これです。

Amazonで大豆1キロをポチっと買ってそれを一か月くらいで消費する。

大豆 素煎り大豆 1kg 製造直売 無添加 国産 北海道大豆使用

これがなかなか、食べだしてすぐには効果はなかったのですが、2~3か月目の間くらいには徐々に快便を促してくれるようになってきました。

普通、便秘から改善しようとしてもいきなり快便とはなりにくいのですが、下痢にもならずに健康的な便ができたのはこの食物繊維のおかげかと思います。

3-3.その③ 自宅にいる時の姿勢を便秘になりにくいものに

 最後、これが最も効果あったと思います。

「自宅での姿勢を徹底的に便秘になりにくいものにする」

これ、これだけではあまり分からないと思いますが具体的には以下のようなもの。

1.スタンディングデスクにして家では基本座らない

Bauhutte (バウヒュッテ) 昇降式 スタンディングデスク

2.猫背は改善のために矯正グッズを使用する

ACEFITS 背筋GUUUN 猫背サポーター

この二つを行いましたら、これが劇的に改善しました。

いや、やっぱり一日の内大半を過ごすわけですから自宅での姿勢って大事です。

また、姿勢ってのはそれだけで体や内臓に掛かる負担が大きく変わってくるので、便秘の方はことさら注意してみると意外と改善したりするものですねぇ。

意外と知られていないのですが、「座る」って姿勢は体に結構な負担なのです。

基本的に動物は立つか寝るかの姿勢にしか適していませんので、人間や猿ができる座るって行為は動物的には負担が大きいのです。

そうでなくとも腸や尻には明らかに負担が掛かっているのが分かりますよね。

だから、立ったままの生活ってのは負担を減らす意味でも最適なのです。

また、立つことで知らず知らずに足の筋肉を付けることもできます。

運動不足も改善できて一石二鳥。

加えて、猫背。

これは本当に消化器官に負担が大きくかかる姿勢で、更に皮膚のたるみやぽっこりお腹の原因にもなりうる絶対に治しておきたい姿勢の一つです。

これは矯正グッズを使用することでなんとか自宅では改善しました。

これをしたところ、腹の不調は完全にとはいきませんが幾分か軽くなり、座らない生活と相まって相当な消化器官への負担を減らすのに成功!

結果的に一番効果があったのがこの姿勢に関する対策でした。

 

いかがでしたでしょうか?

これは僕の体験談ですので誰にでもとはいかないかもしれませんが、少しでも心当たりがある方がいれば参考にしてみてくださいね。

【おすすめ百合漫画】百合漫画好きが選ぶ! ストーリーのあるシリーズもの百合漫画厳選3選! 百合漫画初心者から玄人までこれを読んでおけば間違いない!

百合漫画!

最近になってというわけではないですけれど、巷で人気を博してきていますよね。

ですが、百合漫画を買おうとAmazonなりなんなりを覗いてみると、体感で半分くらいは複数作家の合同誌だったり、オムニバス形式の短編だったりってのが多いです。

けれど、僕は個人的にはストーリーのある、しっかりと恋愛の機微を初めから最後まで見られるような百合を見たい。

そんな百合を眺めたい!

という願望がありましたので、ストーリーがあって、一つの百合をのほほんと悶々としながら読める百合漫画を探していきました。

はい、そんな百合漫画が好きな僕がおススメしたい百合漫画を厳選して3作品ここではご紹介していきましょう。

目次

1.【連載中】電撃大王の百合「やがて君になる

 ここ最近の百合ブームの中で語らずにはおけないのがこれ。

やがて君になる

まだまだ連載中ですので、これからどうなっていくのか楽しみな作品です。

この作品、他の百合とは一味違った物語と雰囲気を持っているので、百合好きな方にも、そうでない方にもオススメできる一作です。

まず、ネタバレの範疇でない程度に主人公カップルの特徴から語っていきましょう。

短髪で言動とかが格好いい本作の主人公、小糸侑

眉目秀麗で文武両道を行く秀才の先輩、七海燈子

この二人の恋愛物語になります。

出会いは、先生からの勧めで生徒会に入ることになった侑が、そこで生徒会役員だった燈子が男子生徒から告白されるところを見たところから始まります。

が、しかし!

この二人、二人とも違った形で恋愛というものを感じられない二人だったのです。

侑は、それまで恋愛をしてこなかったし、告白されても想像していたよりも浮つかない自分に恋愛ができないのだと思っている。

一方、燈子は「好き」という言葉、「好かれる」ということを怖がっているのです。

この辺りには、燈子の抱えているものが反映されていて、二人の恋愛を妨げるものにもなり、だからこそ、惹かれていく要素にもなっているのです。

好きにはなっていく・・・しかし、だからといって、そうなっていくことは、彼女にとっては怖いこと。

そんな二人は近づこうとする、けれど、それ以上は、心は、近づいてはいけない。

こういう少し歪な恋愛観がこの作品の魅力です。

この感覚から描かれる、もう切なくも、けれども悶々としてしまう微妙な距離感とそれを詰めようとする二人が、可愛くてたまりません。

2.【完結】百合姫の大人気作「citrus

 続いては、がっつりと描写のある百合漫画の中でもアニメ化されてさんざん話題になりある意味での火付け役となったコミック百合姫の人気作。

citrus

こちらも百合ブームの中では語らずにはおけない一作でしょう。

完結していますので、一気に、好きなペースでゆっくり読みたい方でも楽しめます。

ちなみに、百合漫画を一気に最後まで読むとちょっとした寂しさが訪れるのは百合漫画好きの宿命なのでしょうか・・・。

さて、そんなことは置いておき、このcitrusは変わった恋愛観のやがて君になると比べて王道中の王道を征く、そういった作品になっております。

主人公はギャルな女子高校生の柚子

冒頭でソッコー彼氏作ると友達に言っておきながら、実は恋愛経験のない初なギャル。

そんな柚子は親の再婚のせいで女子高に転校することに・・・。

そこで出会ったのはギャルとは正反対な生徒会長の芽衣

そして、二人はなんと、親の再婚の都合で姉妹になることに!!!

はい、王道中の王道を欲しいままにする血の繋がっていない姉妹展開

ベッタベタのベタですけれど、だからこそ、家庭内での二人とかってところが見られて最高にニヤニヤできるので、やっぱりベタは良いですなぁ!

けれど、とはいっても、二人はラブラブってわけではありません。

生徒会長で規律に厳しく言葉少なな芽衣とギャルで騒がしい柚子は、水が合わないので姉妹になったといってもなかなか打ち解けられない。

そんな二人が徐々に惹かれあって、けれど、元より反りは合わないので衝突することも多々あって・・・と、イベントに事欠かない。

そんな中で育まれていくのは恋愛だけでなく、理解と信頼なのです。

そういったベッタベタな展開と、そこから描かれる純粋な恋愛。

まさに百合漫画といえばこの展開というような、百合好きになら誰にでもオススメできる良作です。

3.【完結】個人的に隠れたオススメ作品「2DK、Gペン、目覚まし時計。」

 最後、こちらは単純に僕が個人的にオススメしたい一作。

「2DK、Gペン、目覚まし時計。」

これはぜひ、百合を好きになったって方に読んでいただきたい作品です。

昨今の百合漫画では、学生ものが多い傾向にありますけれど、今回紹介したいこの作品はいわゆる社会人百合の一作です。

こちらも完結しているので、一気に読みたい方にもおすすめです。

さて、この「2DK、Gペン、目覚まし時計。」ですが、社会人百合の中では展開は王道なのですけれど、関係がちょっと変わっています。

まず、主人公は香月奈々美

普段は標準語ですが、気が緩むと福岡弁が出てくる方言女子で、バリバリに仕事ができるキャリアウーマンです。

彼女は東京に越してくる際、家賃とひょんなことからルームシェアをすることに。

その相手は、藤村かえで

漫画家を目指していて担当も付いているけれど掲載にはいけていない、ほぼニートで生活力皆無なダメダメな女性(しかも年上)。

そんな二人が生活していく中で訪れる楽しさ、喜び、すれ違い、そして、出会いと二人の関係の変化。

そういったものが日常のほのぼのとした二人の生活を通して、少しずつ変わっていく気持ちや関係が丁寧に描かれていきます。

本当にこの作品はほのぼのできるところと恋愛で悶々とするところが合わさっていて、ドロッドロ好きでなければどんな百合が好きな人でも楽しめます。

しかも、社会人の百合

男性向けの男女の恋愛漫画では過去の恋愛遍歴はご法度ですけれども、社会人の百合ではそういった過去の遍歴すらも尊い・・・。

学生の百合と比べても過去に恋愛遍歴を持っている奈々美は、果たしてかえでにどんな気持ちを持っていくのか。

そして、基本的に楽天家に見えるかえではどう思っているのか。

そういったところがほのぼのとした日常の中で少しずつ変化し、少しずつ近づいていくけれど、少しすれ違う。

そんなところが良いんです。この社会人百合漫画。

なんというか、安心して読めるっていうのかな。けれど、悶々ともできる。

学生の百合しか見たことないとか、百合を好きになって間もないって方にはぜひ読んでいただきたい名作です。

【ラブコメ】「五等分の花嫁」第七巻はみんなのために頑張る一花と期末試験の結果発表! 期末試験の結果とそれぞれの想い、一花の恋心・・・って、え? に、二乃さん!!??

はい、ということで「五等分の花嫁」第七巻のレビューです。

六巻では、いやー、二乃の一変っぷりでなんというかギャップが最高でしたね。

これまではツンツンしっぱなしでデレの一つもなかったけれど、こうして素直になってみると常識人で、けれど、いろいろと考えていて、可愛い子なんですよ。

今までがツンツンしていた分、明確な恋心とかを示しているわけじゃないんですけれど、そうした一面にちょっと心奪われそうになってしまいます。

そして、風太郎が家庭教師を辞める。

かと、思ったら、これまでは風太郎が五つ子を追いかけていたのに、今度は五つ子の方から風太郎を追いかけて、マンションを捨ててまで家庭教師を続けて欲しい!と。

なんだこれ、もう、あれやん、恋とかそういうレベルじゃないんですけど。

とはいえ、五つ子の方にもそれを叶えられるだけの財力とかがあるからこそ、できたことなんでしょうね。

さて、そんな感じで衝撃展開で終わっていった六巻でした。

が、七巻ではそんなマンションを捨てたみんなのために唯一の稼ぎ頭である一花の頑張りがここで見えてきます。

そして、来る期末試験の結果と、それぞれが結果に託した思いとは。

一方で、恋愛面では風太郎への想いがだんだんと強くなってきた一花ですが、三玖が風太郎を好きであることを知って悩んでいく・・・

って、え? なんですか、なんなんですか二乃さぁん!?

衝撃、再び

以下、そんな七巻のレビューです。

 

↓前巻ネタバレレビュー↓

densilife.hatenablog.com

↓次巻ネタバレレビュー↓

densilife.hatenablog.com

 

目次

1.五つ子のために頑張る一花とそんな彼女の恋心、そして、父親の新たな条件

 今巻のはじまりは五つ子の初詣と新しい家での暮らしの様子から始まります。

が、なんといっても、一花の映画撮影のシーンが序盤では最大のインパクト。

一花、可愛いじゃん・・・。

以下、あらすじレビューです。

 

新しい家での家庭教師中、一花が勉強中に寝かけたりしていることを気にする風太郎。

ある日、風太郎がスイーツ店でバイトしていると午後に映画の撮影があると言う。

撮影隊が到着すると、なんとそこには髪を二つ結びにしたぶりっ子風な一花の姿が。

「よろしくおねがいしまーす」

風太郎を見なかったことにする一花。

撮影が始まると・・・とんでもないぶりっ子姿の一花が。

リハーサルが終わり、本番の撮影。

そこで使用されたパイは、よく見てみると風太郎が作った失敗作(三玖の手料理みたい:一花談)。

それを食べた一花は、撮影中なので最高の笑顔を見せました。

それを見て、風太郎は一花の女優業をちょっとだけ認めたのでした。

撮影の休憩時間。

風太郎は、離れた場所で勉強をしている一花を発見しました。

「隠す必要ないだろ」

「こういうのは陰でやってるのがかっこいいんだよ」

そして、風太郎は先ほどの一花の演技の感想を述べます。

「なんというか、そうだな・・・じょ、女優らしくなったんじゃ」

しかし、いつの間にやら風太郎に寄りかかって寝ている一花を見て風太郎は呆れます。

けれど、一花は本当は寝てなどいなかった。

(こんな顔 見せられないよ)

ーーーーーーー

ところ変わって、風太郎、四葉、二乃が買い物をしていました。

帰りがけ、五月と五つ子の父親がカフェで話しているところを目撃します。

カフェに知らない人のふりをして入る風太郎と二乃。

父親は五月に言います。

「すぐさま全員で帰りなさい 姉妹全員に伝えておいてください」

しかし、それに風太郎の件で食い下がる五月。

「ではこうしよう 上杉君の立ち入り禁止を解除し家庭教師を続けてもらう」

「ただし 僕の友人のプロ家庭教師との二人体制」

そして、今の状況では赤点を回避できないと言い切る父親。

それに風太郎は立ち上がりそうになるが、二乃が手を握って抑えます。

代わりにそこに現れたのは四葉

「私たちと上杉さんならやれます」

「もう同じ失敗は繰り返しません」

それに対し、父親は言います。

「では、もし失敗したら?」

父親は、今回落ちたら知人が理事を務める高校に裏口入学させると言いました。

もし二人体制でやるのなら、こんなリスクは小さくなるはずだ、と。

「・・・わかりました」

五月はそう言いました。

これを二人体制を了承したと受け取った父親。しかし・・・

「いいえ もしだめなら転校という条件で構いません」

「素直で物分かりが良くて 賢い子じゃなくてすみません」

 

以上、前半ここまで。

一花は可愛い。

女優をしている一花を見られるのは多分、ここが初なんじゃないでしょうか。

まあ、女優にしてもぶりっ子な一花はまた違う一面が見られて面白いですけれど。

そして、一花の乙女な一面がいよいよ出てきています。

これまで風太郎をお姉さん的なところから見ているような振る舞いをしていたのに、ここれは風太郎に肩を預けて寝たふり。

(こんな顔 見せられないよ)

ここ、可愛すぎるんだよなぁ・・・。

んで、前半の後半は五月の真面目ターン。

五月は一番物分かりが良いからと父親に呼び出されて提案されるわけです。

ですが、これを断る五月。

いやー、可愛いだけじゃなくてこういうところが好きなんですよ、五月。

マジで好き。

普段末っ子っぽいところもいっぱいありますが、こうして父親に対してもちゃんと言えるところとか、ちゃんと芯があるところ好きです。

2.期末試験、これに想いを掛ける三玖、健気な四葉、決意を固める五月

さて、中盤からは期末試験の結果発表!

五つ子一人一人にフォーカスして一月と二月の出来事、そして結果を発表していくという話の構成は、なんだかレトロゲーの「街」みたいで面白かったです。

そんな結果発表の前半は三玖と四葉、五月の三人。

以下、あらすじレビューです。

 

まずは三玖の場合。

三玖はバレンタインが近いので風太郎にチョコを食べさせまくって好みを探っていました。

しかし、好みは分かっても料理をしたらどうしてもドクロマークな酷いものが・・・。

それを見ていた一花は、料理が上手い知り合いがいるから教えてもらいなと言います。

そして、バレンタインの前日。

キッチンに立つ三玖の前に現れたのは二乃。

料理を見て呆れる二乃に、いつもなら怒る三玖が今回ばかりは泣きそうな顔に。

三玖は風太郎が料理を食べてくれないことを気にしていました。

「教えてください お願いします」

あの喧嘩しがちな三玖が二乃に頭を下げました。

「ほんと・・・面倒な性格だわ」

そう言いながら、二乃は三玖に料理を教えるのでした。

翌日、風太郎はいつも三玖がチョコを食わしてくるので、今日も食っていました。

「今日も食っといたぞ うまかった」

喜ぶ三玖。

同日、仕事から帰ってきた一花に三玖は言います。

「この期末試験で赤点回避する しかも五人の中で一番の成績で」

「そうやって自信をもってフータローの生徒を卒業出来たら」

「今度こそ好きって伝えるんだ」

そう言った三玖は見事、期末試験に合格したのでした。

ーーーーーーー

次は四葉

あまり根を詰めすぎても良くないと本で知った風太郎は、五つ子と共に遊園地に出かけます。

各々が目いっぱい羽を伸ばす中、四葉の姿がありません。

風太郎は、四葉のトレードマークであるリボンを見つけて観覧車へ向かいます。

観覧車の中では、四葉が一人、勉強していました。

観覧車に半ば無理やり相乗りする風太郎。

風太郎は、観覧車の中で四葉の話を聞きました。

それは、以前の学校ではみんなで落ちたので追試を受けることになった、と。

「まさか・・・お前だけ落ちたのか?」

「さすが上杉さんはなんでも正解しちゃいますね」

それで、みんなで転校することになったのだという話。

「もうみんなの足は引っ張りたくないんです」

そう言う四葉に、風太郎は言います。

「暇だしやるかマンツーマン授業 他の四人には秘密な」

そして、前回の国語の問題を教えようとしましたが、なんと四葉はできていた。

ここに風太郎は光明を見出します。

「国語はお前も教えるんだ」

そう、それぞれ得意な科目があるので、それを教え合えば効率的に勉強ができる。

「もう足を引っ張るだけの私じゃないんですか?」

「ああ今度は・・・お前がみんなの手を引いていくんだ!」

試験後、一番の懸念だった四葉は合格。

「私・・・初めて報われた気がします」

ーーーーーーー

 五月の場合。

五月は母親の月命日に母親のお墓に墓参りにきていました。

そこで偶然会ったのは下田という塾講師の女性。

彼女は学校の教師だった母親の生徒だったのです。

「お母さんがどんな人だったのか教えていただけませんか?」

下田が言うには、母親はとても美人で学校中の男子をメロメロにしていたとか。

感情を表に出さず、鉄拳制裁もいとわない教師だったという。

しかし、その一年がなければ教師に憧れて塾講師になってなかった、と下田。

それを聞き、進路希望に教師を書こうとする五月でしたが、下田に止められます。

 「お嬢ちゃんはお母ちゃんになりたいだけなんじゃないか?」

そして、先生になりたい理由があるなら、と言います。

時は過ぎて、翌月の母親の月命日。

五つ子に聞いていたので、墓にやってきて五月を見つけた風太郎。

全員家庭教師で、効率よく勉強できていることを話す五月。

「教えた相手にお礼を言われるのはどんな気持ちですか?」

「私はあの時の気持ちを大切にしたい」

「私・・・先生を目指します」

そういう五月も期末試験には合格していました。

 

はい、長いわ!

仕方ない、一人一人やっていくのだから、これだけ長くなるのもね。

さて、そして、来ました三玖のターン。

バレンタインでまともにチョコを風太郎にあげているのは三玖だけです。

しかも、二乃に頼み込んでまで作っているあたり、いかに風太郎に入れ込んでいるかがもう、よーくわかりますなぁ!

んで、衝撃の展開。

五人の中で一番だったら風太郎に告白する!

これが、一体どうなっていくのか・・・って今巻で答え出るんですけども、ここだけを見た時には一体どうなることかと悶々としていたものです。

次は四葉

四葉に関してはこれまで同様風太郎との恋愛的要素は他の五つ子に比べて薄い。

けれど、一番勉強にひたむきで、健気な子なんですよね。

観覧車でまで勉強って、前の部活事件といい本当に健気だ・・・。

最後、五月。

今回の五月は母親と五月の夢の話。

母親がめちゃ美人という、五つ子を見ていたらまあ、そりゃそうだろうなってことが判明します。

そんな母親になろうとしていた五月ですが、風太郎が提案した全員家庭教師案のおかげで先生になるという夢への意思を確かなものにしたのでした。

なんだかんだ、風太郎、いろんなところで人生に影響与えちゃってるんですよねぇ。

3.期末試験、一花の恋心の行方、二乃・・・二乃さんマジかっけー・・・

 期末試験の後半は風太郎に微妙な感情を抱いている二人。

三玖が風太郎を好きなことを誰よりも知っている一花。

そして、未だにキンタローの一件が忘れられない二乃。

さて、二人の試験結果はどうなのか?

以下、あらすじレビューです。

 

一花の場合。

一花は撮影での一件があってから風太郎の顔をまともに見れません。

チョコを作っている三玖と二乃を窓から眺めながら、ため息。

「なんで好きになっちゃったんだろ」

そこに現れた風太郎。

風太郎にびっくりして一花は手を打ってしまいます。

しかし、三玖がチョコを作っている家に入られるわけにはいかないので参考書を買いに行くことに。

本屋で、貯金もギリギリなのに風太郎の本をお姉さんぶって買ってあげる一花。

(でも これでフータロー君が喜んでくれるなら・・・)

と、そこにはたまたま一花のクラスメイトの男子が。

適当に話をしていると、一花の打った手が痛んできましたが、過剰に心配されます。

そこから逃げた一花は、次は風太郎にその打った手を見られてしまいます。

「ふーん やっぱドジだな 気を付けろよ」

過剰に心配されない、けれど、気には掛けてくれる風太郎に一花は・・・。

そして、三玖から「五つ子の中で一番だったら好きって伝える」と言われるシーン。

「三玖ならできるよ」

そう言ったのに、試験結果発表の日・・・

一花がそれまで一番だった三玖を抜いて一番の点数を取って合格していました。

「やった」

ーーーーーーー

最後、二乃の場合。

二乃は風太郎に会うたび、なぜかキンタローのことを思い出して気にしてしまいます。

(あいつは私のことなんてなんとも思ってない)

(だから もうあいつには会わない)

ところかわって、風太郎のバイト先のスイーツ店で祝賀会をするために集まっていた一花、三玖、四葉、五月、そして風太郎。

二乃を待っていると、店長から二乃から預かったという紙と伝言。

紙は試験結果で、二乃は合格。

伝言は「おめでとう あんたは用済みよ」の言葉。

一方、二乃がやってきていたのは以前のマンション。

そこで父親と会っていました。

「おめでとう どうやら上杉君を認めざるを得ないようだ」

「あいつとはもう会わない それと もう少し新しい家にいることにしたわ」

新しい家にきて、少しだけ前に進めた気がすると言う二乃。

それに対して、父親は理解できないと言う。

しかし、その言葉を遮るように現れたのは、原付に乗った風太郎。

「ここにいたか二乃 帰るぞ」

風太郎に言われるが、父親からは行かないように引き留められる二乃。

「・・・パパ 私たちを見てて」

そう言って、二乃は風太郎の後ろに乗ります。

「え、えーっと お父さん・・・娘さんをいただいていきます」

原付で走り出した二人。

試験の話になり、二乃は懐から風太郎の試験結果を見つけます。

それは、高得点なもののいつものように100点だらけではない風太郎の結果。

「一生の不覚 マジで恥ずい」

「私たちのせい?」

「ちげーよ」

(二乃の言う通り俺は用済み 今までの関係もこれでお終いだ)

「寂しくなるな」

そう言う風太郎に、二乃は危ないからヘルメットを寄越せと当たり散らします。

「あんたはずっとそうだったわね ほんと最低最悪 あとは・・・そうね」

「好きよ」

 

以上。

長い! っていうか濃いわ!

マジでこの二人のターンだと濃すぎるんだよ、内容がよぉ!!!

一花は三玖が風太郎を好きなことを知っている上で、自分まで惹かれていっているという複雑な関係だから、そうしたところで濃くなる。

んで、二乃の場合は言わずもがなで、キンタローを通して変わっていったことと風太郎を意識するようになっていったこと、そして、その心の大きな変化。

相変わらず、この二人が絡んでくると面白いですなぁ!!!

まずは一花。

一花は、三玖の告白するってことを知っているんですけれど、なんだろう、描写を見る感じ意識していないにしてもちょっと対抗しているような感じがしますな。

そして、ついには三玖を抜いて一位になってしまいます。

本人、あとで三玖に対して慌てていますが、三玖自身は気にしていないように、でもどこか諦めたように笑っていたんですよね。

ここ、この二人の関係がまたこれからどうなっていくのか、要チェックですわ。

そして、二乃。

最近の急上昇天元突破な二乃さんですよ。

最後の最後でやらかしてくれました。

「ほんと最低最悪 あとは・・・そうね」

「好きよ」

この流れで落ちない男おるぅう~~~????

いないですよね、こんなもん惚れるに決まっとるやろ、二乃さん。

ここで一花や三玖みたいに悩まずスパッと言っちゃうあたり、さすが二乃さんという感じでかっこいいし、惚れるわ。

さあ、この後の風太郎の反応やいかに・・・ってことで次巻が気になるところで、五等分の花嫁第七巻のレビューは以上です。

まとめ買いもあるでよ!

【ラブコメ】「五等分の花嫁」第六巻は謎の少女とのお別れとようやっと仲直りする二人、そして、風太郎が今度は自分の意思で家庭教師を辞めることに!? どうなる五つ子!

はい、というわけで「五等分の花嫁」第六巻のレビューです。

五巻の最後で出てきた、昔の会った風太郎を変えるきっかけになった少女。

その彼女は誰なんだ?

そして、仲違いをしてしまった二乃と五月の二人はどうなったのか?

喧嘩のせいですっかり忘れてしまっていたけれど、迫りくる期末試験どーすんの??

そんなこんなで気になることばかりが張られて終わった五巻。

その全部が六巻ではどんどんと解決していきます。

まあ、一部完全には解決しない問題もありますけれど。

とはいえ、今回の巻は二乃巻ですよ、二乃巻。

二乃回じゃなく、まるっと一巻二乃巻!

(数字が二つ出てきてややこしい)

これまでは二乃は人気低かったんですよね、全体的に風太郎に対して辺りが強いし、別にツンデレってわけでもないので。

普通に恋をしている三玖や一花と比べるとどうしてもねぇ・・・。

☆ と こ ろ が ☆

二乃、一変。

二乃は二乃で、風太郎と話す機会がなかっただけで、ああ見えていろいろあるようで。

今回、二乃、一気に可愛いっつーか、いきなり恋をしているとかそういうわけではないんですが、この変わりっぷりは今までが今までだっただけに最高すぎる。

以下、そんな二乃巻なレビューです。

 

↓前巻ネタバレレビュー↓

densilife.hatenablog.com

↓次巻ネタバレレビュー↓

densilife.hatenablog.com

 

目次

1.謎の少女との別れ、そして、キンタロー、ついにバレる

さて、第六巻の始まりは、五巻の終わりに現れた例の写真の子の場面から始まります。

そして、五月と仲違いしている二乃に、まさかのここでキンタローがバレる!?

と、序盤にいろいろとぶっこんでくれています。

では、以下、あらすじレビュー。

 

池のほとりで例の写真の少女に声を掛けられた風太郎。

風太郎はもちろん、この少女が五つ子の誰かだとは思っていません。

風太郎は「まだ会えない」と言って逃げようとしますが、少女は風太郎の例の写真が入った生徒手帳を取って引き留めます。

風太郎が逃げないように池のボートに乗せる少女。

ボートで少女は自分を零奈と名乗ります。

零奈は風太郎から家庭教師の話を聞いて言います。

「きっと君はもう 必要とされる人になれてるよ」

噴水が噴き出てきたので急いで船着き場に戻る二人。

桟橋に上がった零奈に生徒手帳を返されるが、例の写真は返さないと言う。

代わりに、京都で買ったお守りを渡される風太郎。

「自分を認められるようになったらそれを開けて」

どういう意味か尋ねようとする風太郎に零奈は一言。

「さよなら」

そして、慌てて池に落ちてしまった風太郎をよそに、零奈は姿を消しました。

ーーーーーーー

ずぶ濡れで落ち込んだまま、風太郎は二乃のいるホテルへ朦朧と向かいます。

そんな風太郎のしつこさに呆れて、二乃は風太郎を部屋へ入れました。

風呂に入れさせられる風太郎は、ドア越しに二乃に零奈のことを話します。

二乃は一人で話し相手がいなくて寂しかった様子。

風呂から上がって、二乃の手にある、以前破られたプリントを目にする風太郎。

テープで繋がれており、ちゃんとやってありました。

「い 一応は悪いと思ってるわよ ごめん」

「ああ いいぞ この調子で五月にも謝ろうな」

家に帰った風太郎は、五月がやけに家に馴染んでいることに不安を覚え、再び二乃のいるホテルに戻ってきます。

零奈に会って、別れて、教えられたということを二乃に話します。

「人が変わっていくのは避けられない 過去を受け入れていかないとな」

「だから お前も仲直りして帰ろう」

それに対して二乃は言います。

「五年前から変わった みんな少しずつ離れていった」

「まるで五つ子から巣立っていくように 私だけを残して」

「だから 無理にでも巣立たなくちゃいけない 一人取り残される前に」

しかし、一つだけキンタローのことが心残りだという。

そこで、心残りをなくさせるために風太郎はキンタローに化けます。

二人でシュークリームを作るなど、部屋で楽しく過ごす二乃とドキドキの風太郎。

しばらくしたところで、二乃はカフェに風太郎を呼び出します。

「今日は彼に合わせてくれて感謝してるわ」

「この先、どういう結果になっても彼との関係に一区切りつけるわ」

これに風太郎は言います。

「頑張れよ」

瞬間、バッ、と袖をめくられる風太郎。

そこには、二乃がキンタローの手首に通したはずのミサンガが・・・。

「やっぱり」

「あんな明るい所で会うなんて詰めが甘いわね 前回と違ってよーく顔が見えたわ」

睡眠薬を盛られた風太郎は、カフェで気を失ってしまいました。

目を覚まして二乃を探すが、彼女はもうチェックアウトして出ていったという。

 

はい、前半ここまで。

って、長いっていうか、濃いわ! イベントだらけかよ!

とはいえ、零奈との話は意外にもすんなりと終わっています。

読者は分かっていますけれど、零奈は五つ子の誰かの可能性が高い。

だから、このタイミングで何か伝えたいことがあったのでしょう。

そして、渡されたお守り。

そこに彼女の真意があるのでしょうな。

けれど、すっぱりと別れてしまったのはどういう意図なのか。

零奈によって勉強を続けることに執心して誰かに必要とされようとしている風太郎に、もう必要とされていることを気付かせてあげたかったのでしょう。

別れることで、零奈、つまり零奈側からすると「私」のために必要とされるようになろうとしなくても良いんだと、風太郎にあの時のケリを付けさせたかったのでしょうか。

まあ、五つ子の誰かだとすると零奈的にはお別れにはならないから、風太郎ほど落ち込んだりってことはないから切り出せたのかもしれませんけれど。

んで、二乃。

気付かれちゃいましたね、キンタロー。

けれど、二乃は変わること、心残りをなくすことに前向きになっているので、もしかするとそこまでショックではないのかも・・・。

いや、そんなことはなく、二乃は五つ子の中でも繊細だからこそあの態度なのですよ!

だから、ショックでないわけはないのですが・・・これからどうしていくのか。

2.四葉の悩みと二乃の決意、仲直りをするために必要だったのは二乃の変化だった

中盤、お人好しで人の頼みを断れない四葉の悩み。

これまでもところどころこれで困っているような場面があったのですが、期末試験を前にしてそれが表面化してきます。

一方、キンタローを見破った二乃は・・・は? 可愛いんだけど。

以下、あらすじレビュー。

 

期末試験まであと数日。

学校で、風太郎と五月は二乃を探しますが、休みだと聞きます。

そして、四葉を見つけますが、なにやら陸上部の手伝いで駅伝に出るようで。

しかし、陸上部の部長?に迫られて断れないものの、四葉は勉強もしたくて困っているようでした。

加えて、来週は期末試験だというのに部長は土日に合宿練習をするという。

赤点さえ回避できればいいと気楽な部員に比べて、赤点回避すら困難な四葉はしかし、部長に迫られて断れませんでした。

落ち込む四葉

「部活 辞めちゃダメかな・・・」

一花の計らいで、そんな四葉の本心を聞いた風太郎は翌日合宿が始まる前、陸上部と共にいるであろう四葉に会いに行くことに。

ーーーーーーー

ところかわって、二乃のホテル。

そこにはお得意の変装を使って三玖が来ていました。

「二乃はうちに戻りたくないの?」

「なんで戻んなきゃいけないの?」

昔と違っていろいろなことがバラバラになった五つ子。

「そこまでして一緒にいなきゃいけない? 一緒にいる意味って何よ」

「家族だから だけじゃ変?」

三玖は言います。

自分たちは一人20点の五分の一人前だから。

昔のまま五人そっくりだと20点のままだから。

「笑ったり 怒ったり 悲しんだり 一人一人違う経験をして」

「足りないところを補い合い 私たちは一人前になろう」

「だから 違ってていいんだよ」

三玖の言葉に、風太郎の言葉を思い出す二乃。

そうして、ハサミを手に取るのでした。

ーーーーーーー

翌日、場面は風太郎と五月、一花が学校で陸上部が集まっているのを見ているところ。

陸上部の中には四葉の姿が。

合宿に行きそうになっているので、風太郎はとっさに五月に四葉と入れ替わらせます。

「痴漢だー 痴漢が出たぞー!!」

そう言って、正義感の強い四葉にわざと追いかけられる風太郎。

その隙に、変装した五月が陸上部の前に現れます。

「私 部活を辞めたいです・・・」

しかし、髪の長さですぐに気づかれてしまう!

と、風太郎を捕まえていた四葉が作戦に気付き、陸上部の元へ・・・

「あはは ちょっとしたドッキリでした 五つ子ジョーク」

ホッとする陸上部部長。

「まぁ 私が辞めたいのは本当ですけど」

「そもそも前日に合宿決めるとか マジあり得ないから」

そう言って部長を屈服させる四葉

と、なんと風太郎たちのところへ戻ってきてリボンを取ると、そこには髪をバッサリと短くした二乃の姿が。

二乃は四葉に言います。

「あんたも変わりなさい 辛いけどいいこともきっとあるわ」

そうして四葉を励まして、今度は五月に向き直ります。

「あんたは間違ってない 悪いのは私 ごめん」

そう聞いて、半泣きになる五月。

こうして二人は仲直りしたのでした。

 

はい、ここまで。

中盤も濃いわ! 六巻濃いなぁ・・・。遊びの回がないもの・・・。

四葉の悩みを解決すると共に、二乃の過去と決別する決意が描かれています。

四葉のお人好しすぎる悩みは完全に解決したとは言えませんが、最後に二乃に言われたことで何か一歩でも進めたようです。

そして、なんと言っても二乃の変わりよう!

マジで髪を切ってからめちゃくちゃ可愛くなってます!!

しかも、ツンツンだったのがこうして見てみると、可愛い素直キャラなんだなぁってことが二乃が割と素直に話してくれているところからも分かります。

実際には、ツンツンに見えてもその実、それは本心で、むしろ、こうして一人だけ取り残されたわだかまりに区切りを付けてしまえば一番話の分かる素直な子なんですよ!

これまでは五つ子が変わっていく不安や不満から、そうしたツンツンしか見えなかったけれども。

それを受け入れて折り合いを付けてしまえば、二乃は家族思いで、繊細で、いろいろと気苦労が多いけれど、心根では率直で素直な子なんです!!!!

あ^~なんだよ、これまでのツンツンはここまでのフラグか?

ギャップにしても可愛すぎるんですよ、ここからの二乃!!

3.風太郎、五つ子のために家庭教師を辞める、その時、五つ子は・・・

 前向きになった二乃、仲直りした二人、五つ子にも笑顔が戻ってきた。

そして、迎えるは期末試験ですが・・・ここで風太郎、家庭教師辞める宣言。

それを知った五つ子たちは何を思い、何をしていくのか・・・。

ここから一気にいろいろと変わっていく、そんな六巻の最後です。

以下、あらすじレビュー。

 

無事に仲直りをさせ、五つ子が戻ったところでやっと勉強再開。

問題集は全員終わらせているが、期末試験まで時間がないので小さな巻かれた紙を五つ子に渡す風太郎。

カンニングペーパーだ!」

引く五つ子に風太郎は、こんなものを使わなくてもいいように叩き込む、と言い放つ。

そんな風太郎に、意外にも二乃は素直に勉強を受け入れたのでした。

そして、時は過ぎて期末試験当日の朝。

風太郎は携帯の充電が切れたと言って五月から携帯を借り、誰もいないところへ電話をしに行きます。

電話の相手は五つ子の父親。

「今日をもって家庭教師を退任します」

「ただ勉強を教えるだけじゃだめだったんだ あいつらの気持ちも考えてやれる家庭教師の方がいい」

「俺にはそれができませんでした」

それを断る理由もないので承諾する父親。

そして、風太郎は父親に五月と二乃が喧嘩したことなどを話しますが、それに全く興味を示そうとしない父親に腹を立てます。

「少しは父親らしいことしろよ 馬鹿野郎が!」

そう言って風太郎は電話を切りました。

ーーーーーーー

試験が終わり、もちろん赤点だらけの五人の最初の家庭教師の日。

五つ子の元に現れたのは父親の付き人である江端さん。

江端さんの口から風太郎が自分から辞めたことを聞かされる五人。

真っ先に三玖が風太郎に会いに行こうとしますが、家庭教師としての任を受けている手前、最低限の教育をしなければ出ていかせることはできないという江端さん。

プリントの問題に取り組む五人ですが、どうしても最後の問題が解けない。

カンニングペーパー見ませんか?」

そう言ったのは五月。実は五人とも風太郎から貰ったカンペを筆入れに入れていた。

五人がそれぞれのカンペをめくると、そこには風太郎からのメッセージが。

それは、家庭教師から解放されてせいせいするというメッセージと・・・

「そこそこ楽しい地獄だった じゃあな」

このメッセージを見た姉妹を見て、一花はある提案をします。

ーーーーーーー

 クリスマス、ケーキ屋でバイトする風太郎の前に現れたのは五月。

「すみません 一ホールください」

風太郎がケーキを運んでくると、席には五つ子の面々が。

家までの配達を頼まれて断りますが、店長の計らいで五つ子の家に向かうことに。

歩きながら、黙って家庭教師を辞めたことを謝る風太郎。

それに対して、次の人が決まったと言う五月。

それを(あくまでも表面上は)喜ぶ風太郎。

「いいの?」

と言うのは二乃。

「このまま次の人に任せて私たちを見捨てんの?」

二回の試験で結果を出せなかった。だったらプロに任せるのがいい。

「これ以上、俺の身勝手にお前らを巻き込めない」

これに二乃は、それでもここまで来れたのは風太郎のせいだと言う。

「最後まで身勝手でいなさいよ 謙虚なあんたなんて気持ち悪いわ」

けれど、風太郎はもうあの五つ子のマンションに入ることは許されません。

と、まだマンションについていないのに一花が足を止める。

「ここだよ ここが私たちの新しい家」

そこには、少し部屋が広めなアパートが。

風太郎に家庭教師を続けてもらうためだけに、五人はマンションから出たのです。

「言いましたよね 大切なのはどこにいるかではなく 五人でいることなんです」

そう言ってあのマンションのカードキーを近くを流れる川に投げ捨てる四葉

それに驚いて、風太郎は川に落ちてしまいます。

それを見た五つ子は風太郎を助けようとみんなも川へ。

落ちた風太郎は、零奈から貰ったお守りが流されてしまいました。

なんとか岸に上がった六人。

「これだから馬鹿は困る お前らに配慮するのも馬鹿らしくなってきた」

「俺もやりたいようにやらせてもらう」

「俺の身勝手に付き合えよ 最後までな」

こうして風太郎は再び五つ子の家庭教師として働くことになったのでした。

 

はい、ここで終わりですね。

最後の最後まで濃いわ! やっぱりこの巻濃すぎだよ。

いやーにしても、風太郎が最初に比べて五人にいかに情を持って接してきているかが分かるところですよね。

というか、風太郎は態度が皮肉屋なだけで、最初から心根はいろんな人のことを考えて最善なことをして、温かい感情を持っている主人公なんですよ。

だから、嫌味っぽくても読者からの好感度高いんですけどね。

そして、五人はマンションから出てきてしまいましたねぇ。

一花が女優としてある程度稼げているとはいえ、これまでのように豪遊はできなくなってくるので、ある種庶民的な五つ子が見られるのはまた一興。

しかし、家庭教師を辞めた風太郎に会いに来たところで、風太郎に「家庭教師を続けろ」と後押しをするようなセリフを二乃がいうとは・・・。

五月との喧嘩と風太郎(キンタロー)を通して変わった二乃、最強に素直なツンデレキャラというよく分からないけれど最高な子になっています。

んで、最後の風太郎格好いいですねぇ!

「俺の身勝手に付き合えよ 最後までな」

もうここで「最後まで家庭教師として面倒を見る」ってことを宣言しているような。

さあ、こうしてマンションを失い豪遊できなくなった五つ子。

しかし、風太郎との勉強を続けることができるようになった五つ子。

失ったものは大きいけれど、この選択は間違いではなかったのだとこれから証明していくのでしょうね。

さあ、こうして五つ子の関係に一区切りつきましたが、これからどうなっていくのか!

見ものです。

以上、第六巻のレビューでした。

まとめ買いもあるでよ!