【百合漫画】「やがて君になる」4巻 いよいよ動き出す生徒会劇、脚本、合宿を通して変化していく先輩の心と恋愛模様
はい、「やがて君になる」4巻のレビューです。
やが君の四巻は、第二巻で物語の主軸として示された生徒会劇について、いよいよ物語が進んでいきます。
生徒会劇は二巻で示された通り、七海燈子先輩にとっては「姉ができなかったこと」であり、強い思い入れのあるものです。
今回は、そんな生徒会劇の脚本が完成し、練習が始まっていきます。
ですから、三巻ではあまり登場シーンのなかった燈子が、四巻では生徒会劇の練習を通して揺れ動いて行く様が描かれています。
三巻は侑と沙弥香の燈子に対する気持ちがメインに描かれていましたが、四巻のメインは燈子が自分自身の気持ちに揺れ動くところとなります。
練習の中では合宿もあり、そんな中で侑と沙弥香も燈子の感情の変化に当てられて少しずつ変わっていきます。
以下、ネタバレ注意の詳細レビュー。
↓前巻ネタバレレビュー↓
↓次巻ネタバレレビュー↓
目次
1. いよいよ完成した脚本
第四巻の物語の始まりは、主人公の小糸侑が友達である叶こよみから頼んでいた生徒会劇の脚本を受け取るところから始まります。
以下、あらすじ
こよみから脚本ができたことを聞き、それを受け取った侑。
「役者に合わせて人物を作る」と言っていたこよみの言葉を思い出しながら、侑はその脚本を読んでみることに。
その内容は、記憶喪失の少女が元の自分に戻りたいと思いながらも、誰になって生きていけばいいのか苦悩する物語。
つまり、まるで燈子のような少女の物語。
少し経って七夕の日。
生徒会室でこよみを交えた会議が行われました。
会議の中で主人公の少女役を燈子、そして、その恋人役を沙弥香が演じることに決まります。
そして、燈子のひとこと。
「夏休みに合宿をしませんか!」
燈子が夏休みに合宿することを提案し、夏休み中に2泊3日の合宿で劇の練習をすることになりました。
その日の帰りにドーナツ店で勉強をする侑と燈子。
「(恋人役が)佐伯先輩なら誰も何も言わないでしょ」
「侑も何も言わない?」
「言いませんよ 何も」
話題は合宿中に燈子が妙なことをしないかという話に。
燈子は、気持ちを抑えようと思っていることを侑に話します。
「侑に嫌われたくないから」
以前に名前で呼ぶことを決めた侑と燈子でしたが、燈子は「侑」と呼ぶのに対して、侑は「七海先輩」としか呼べません。
(わたしからは何もできない)
(先輩はいつもわたしのこと好き勝手ふりまわすくせに)
そんなことを思って、侑は言いました。
「ずるい」
前半ここまで。
前半は、生徒会劇が動き出したことと合宿を開催する経緯が描かれています。
まず、こよみが有能。
脚本は、燈子の詳細(甘えるところとかは当然聞いてない)を聞いたわけでもないのに、その脚本の主人公は燈子のように色んな仮面(ペルソナ)を持っている少女。
その少女が記憶喪失になってしまい、色んな人から見た自分を聞きながら、自分が本当はどんな自分だったかを思い悩むストーリー。
もちろん、主人公は燈子になります。
なんとはなしに脚本ができていますけれど、こよみは生徒会劇を通して燈子を変える間接的な重要人物なのですな。
そして、その他の配役の中で「沙弥香が少女の恋人役」となったところ。
もちろん、沙弥香が燈子に恋心を抱いているなんてこよみは知りません。
こよみ、有能すぎ。
会議の最後に、相変わらず振り回し体質な燈子さんは事前に計画していたとはいえ、ここで「合宿をしよう」と生徒会の面々に提案するわけです。
帰り道、侑と燈子の会話もこれも良い。
沙弥香が恋人役になったことを燈子はちょっと気に掛けているけれど、侑はまったく気に掛けていないのが二人の思いが表れていて良いですね。
そして、前半最後のところ。
(わたしからは何もできない)
(先輩はいつもわたしのこと好き勝手ふりまわすくせに)
これ、不満と言う形で偽装しながらも、侑も燈子に対してぶつけたい思いがあることが暗示されています。
それが侑にとってはできないことも。
2.複雑な合宿練習
時は進んで、生徒会全員参加の合宿が始まります。
ここで燈子の心境に変化が訪れることになります。
以下、あらすじ
合宿が始まり、劇の練習が始まります。
脚本の終わりは、少女が最終的に恋人の前で演じる自分を自分だと選ぶ結末でしたが、これに対してこよみが少し悩みを見せました。
そんな一日目の夜。
侑と燈子、沙弥香の三人でお風呂に入り、同室で寝ることに。
侑以外は「もし三人でなかったら・・・」と悶々と考えてしまいますが、結局は何事もなく翌朝を迎えました。
翌日、演劇の練習を見てくれるという市ケ谷さんがやってきます。
市ケ谷さんは燈子の姉の同級生で、生徒会にも入っており、燈子の姉のことを良く知っている人物でした。
練習の後、市ケ谷さんの帰りがけに燈子は姉のことを尋ねます。
「姉は生徒会ではどんな人だったんですか?」
すると、市ケ谷さんの答えは意外なことに、生徒会の仕事を役員に任せきりだったり、宿題を手伝ったりといった、「優等生ではない姿」を語りました。
「私が知ってる姉は、なんでも自分で完璧にこなせて、憧れでした」
そういう燈子に市ケ谷さんは言うのでした。
「澪(燈子の姉)と七海さんは あんまり似てないな」
ーーー時は進んで夜ーーー
生徒会の面々で花火をしていました。
はしゃぐ一年生をよそに階段に座っている燈子に、沙弥香が線香花火を持って話し掛けます。
落ち込んだ様子の燈子を見かねて沙弥香は尋ねました。
「市ケ谷さんと何を話したの? ・・・燈子のお姉さんの話?」
「・・・沙弥香知ってたの 姉のこと」
「七年前の劇のこと調べてたら ごめん」
「いいよ 沙弥香ならいいよ」
そんな話をしている二人を、侑は少し表情を曇らせて見ていました。
合宿のあらすじは以上です。
合宿篇では燈子に大きな心境の変化が訪れました。
・・・の、前に、沙弥香と燈子と侑の三人での一晩があります。
三人でのお風呂シーン。
「意外と、ある」
燈子が侑の胸を見て思った第一印象がこれって・・・(笑)
そして、三人で寝ているところもコマ割りがちょっと特殊で必見です。
三者三様で思うところありつつ、最終的に「三人でよかった」と眠りにつくところがまた、百合っぽくて良いですね。
そんなことがありつつの翌日、燈子にとっての衝撃的な真実。
「完璧な人」だと思っていた姉が、実は生徒会では「全く完璧でない人」だった。
追い打ちを掛けるように、市ケ谷さんの「似てないな」という言葉。
元々、完璧で皆から慕われる姉に憧れて、自分がそんな姉の代わりになろうと努力してきた燈子にとって、これはショックだったに違いありません。
脚本にあった少女の通り「自分はこれから誰になればいいのか?」という焦りのようなものが彼女の中には生まれたことでしょう。
その夜、生徒会の面々で花火をするのですけれど、ここでやっぱりそんな燈子の異変に気付くのは沙弥香なわけですよ。
親友と言えば恋愛においては負けフラグですけれど、こういう時にはやはり強い。
そんな二人の仲を嫉妬するような(当の本人は全くそんなことは思っていないけれども)目で侑は見ているわけで。
本人は否定するだろうけれど、侑はだんだんと燈子に対して心惹かれている様子。
3.合宿の終わりに
後半ラストです。
今回のラストは侑の気持ちがストレートになってきています。
以下、あらすじ
合宿の最終日の最後の練習。
燈子は自分のことのように描かれた脚本を、前日に聞いた姉の姿のショックからか、これまでになく感情的に演じてしまいます。
休憩中、燈子のことを心配する侑に沙弥香は言います。
「大丈夫よ 私がちゃんと見ておくから」
それを聞いて、侑は少し不機嫌になるのでした。
合宿が終わり、帰り道。
侑は自分の部屋に燈子を誘います。
「すごく甘えちゃうと思うんだけど 大丈夫?」
「いいですよ」
その言葉通り、燈子は侑に甘えます。
一通り甘えた後、燈子は侑に市ケ谷さんから聞いたことを話しました。
その話を聞き、侑は聞きました。
「誰かにならなきゃ駄目ですか?」
「駄目だよ」
燈子は続けます。
「侑は私のこと好きにならないでね?」
「私の嫌いなものを好きって言ってくる人のこと好きにならないでしょ?」
燈子との別れ際、侑は燈子の後ろ姿に
「ばーか」
と声を掛けました。
(じゃあ先輩だって)
(わたしの「」もののこと嫌いって言わないでよ)
そうして、「自分のことが嫌い」という燈子を思って、侑は思うのでした。
(あの人を変えたい)
四巻のラストはここまでになります。
三巻に引き続き、ラストでは侑がいよいよ気持ちが抑えられなくなってきています。
いや、抑えられないというよりは、心のどこかで認めざるを得なくなってきている感じでしょうか。
合宿最終日、燈子は市ケ谷さんの話を聞いて少女と同じように自分を見失ってしまい、感情的になってしまいます。
そこで休憩を提案し、休憩中に侑をけん制するような一言を放った沙弥香。
「大丈夫よ 私がちゃんと見ておくから」
沙弥香、合宿では侑をけん制というか侑を揺さぶるような良いポジションです。
侑も侑でそんな沙弥香に反応しているところ、嫉妬のようなそうでないような。
そして、侑は燈子の様子を気にしてか、それとも自分のそんな気持ちを抑えられずか、燈子を自分の部屋へ誘います。
そこで燈子さん。
「すごく甘えちゃうと思うんだけど 大丈夫?」
いや、ちょっと遠慮気味に言うところがまた可愛い。
侑の部屋で、二人はキスをしてお互いを確かめるように抱き合います。
燈子は、自分が誰になれば良いのか分からなくなったからこそ、侑に甘えたくなり、侑の優しさを求めているのでしょう。
一方の侑は、不安そうな燈子を慰めるためであり、燈子を諭すためであり、そして、きっと侑自身の感情に折り合いを付けるためにも、抱き締めたのでしょう。
これは・・・尊い。そう言わざるを得ない。
そしてラスト。
「私の嫌いなものを好きって言ってくる人のこと好きにならないでしょ?」
そう言った燈子との別れ際。侑の思い。
(じゃあ先輩だって)
(わたしの「」もののこと嫌いって言わないでよ)
「」のところは侑の燈子に対して言った「ばーか」という言葉で上書きされています。
いやもう、これ・・・あ~尊い。
こういうのは野暮ってもんですけど「好きな」しか入る言葉ないでしょうこれ。
侑ももう自分の気持ちにはすっかり気付いて、でも「ばーか」で上書きされているように、自分で押さえ付けているようなところが見えてくる感じです。
4.(個人的感想)いろいろ抱えた七海先輩がヒロインとして有能過ぎる
以下、個人的感想。
燈子がヒロインとして有能すぎる。
自分は無邪気に相手を振り回しつつ、その一方で悩みや苦しみを持っていて自分自身のことで手一杯で感情的になってしまう。
そんなヒロインに対して、その悩みとかを受け入れる優しさを持っている主人公の侑。
これだけでも構図として素晴らしい。
に加えて、燈子は「好きと言わない侑が好き」であり侑は「特別を感じられない」というちょっと歪な恋愛観。
これだけ見ると二人が上手く合致してやっていけそうだけれど、侑は「特別を感じたい」と思っており、現に徐々に燈子に惹かれているような様子。
なので、その実、二人は正反対の方向性を向いている。
つまり何が言いたいかと言うと・・・
やってることは正統派ヒロインの燈子だけれど、気持ちは歪で主人公の侑とは反対を向いているところが、ヒロインとしてレベルが高い。
ともすれば、ちょっとしたことで恋愛的に「どちらが追って、どちらが追われているのか」というところが反転しかねない危うさを持っている関係なところもまた・・・。
それが可能な二人の恋愛観と関係性ってのが良いですねー。
そして、誰よりも信頼できる上にライバルとして自分を高めてくれる親友の沙弥香がいるってのも燈子のヒロイン力が高いところです。
そうした親友がいるからこそ、侑は嫉妬したり不機嫌になったり、結果的に侑が燈子への気持ちを膨らませていく要因になっています。
・・・あれ? 侑、ヒロインなんじゃないかこれ?
見方を変えれば侑だってちょっと面倒なヒロインですねこれは。
ああ、だからこそ、どちらが追うか追われるかのような危うさを持った関係性が生まれているわけですか。
この関係性と燈子のヒロイン力があるからこそ、この素晴らしく尊い百合空間ができているのかと思うと、関係性や燈子の心を深読みしたくなってしまいますね。
まとめ買いもあるでよ
【百合漫画】「やがて君になる」3巻 侑の心が揺れ動く恋愛回! 今回出番少ないけど先輩の破壊力高すぎ・・・
はい、「やがて君になる」第三巻のレビューになります。
このやが君、第一巻が読者に紹介しつつ物語の始まりを描き。
第二巻では、これからしばらく物語の主軸となる「生徒会劇」の始まりと、主人公の小糸侑が立場を決め、ヒロインである七海燈子先輩の恋愛観を知りました。
さて、物語の主軸ができ、燈子の恋愛観を知った侑が先輩との対話をして自分の心に一つ区切りをつけ、いよいよとなって物語が進んでいく第三巻。
この三巻では、燈子の親友である沙弥香の出番が多く、燈子を中心とした沙弥香と侑の立場や二人の思いの違いが描かれています。
そして、高校で催される体育祭。
体育祭を通してあらわになる、侑と沙弥香の思い、揺れ動く侑の心。
そうとも知らずに相変わらず侑に積極的な燈子、可愛いです。
今回は侑の心が揺れ動きます。
揺れ動くと言うか、以前から「好きと言う感情を持ちたい」と思っていた侑が、「好きだと言ってくれる」燈子に、気付かない内に・・・?
はっきりとは明示されていませんが、明らかに侑の心に変化があり、そして、侑もまた惹かれているのだろうな、とそう思わせるような第三巻でした。
以下、ネタバレ注意な詳細レビュー。
↓前巻ネタバレレビュー↓
↓次巻ネタバレレビュー↓
目次
1.沙弥香の思いと侑の思い
まず、今回は燈子の親友であり燈子に次いで優等生である沙弥香回。
燈子から見て沙弥香は侑とは違うタイプの優しさを持った親友。
燈子にとって、侑は「どんな自分も受け入れてくれる優しさ」であり、沙弥香は「隠していることまで踏み込まない優しさ」を持った親友。
「沙弥香は秘密を許してくれる」
燈子のこの言葉にはそんな優しさに甘えてしまっているところが見えてきます。
今回は、そんな沙弥香の思いが侑とは対比して描かれています。
以下、前半あらすじ。
ある日の帰り道、燈子は侑と距離を近づけるために、思い切って普段から侑を下の名前で呼ぶことを提案します。
そして、侑も燈子のことを「燈子先輩」と下の名前で呼ぶようにしました。
生徒会でそれを見た沙弥香は嫉妬してしまいます。
「どうして小糸さん(侑)なの?」と。
ですが、「燈子のことだから」と具体的な関係にはならないと考えていました。
沙弥香は実は、中学のときに女性と付き合ったことがきっかけで女性を恋愛対象として見るようになってしまいましたが、その女性が卒業する時に「気の迷いだった」と言われてフラれてしまいました。
そんな折、高校で燈子に出会い、一目惚れしたのでした。
「沙弥香がいてくれてよかった」
「沙弥香がいてくれるから理想の自分に近付ける」とそう言う燈子に
「今はまだこのままで充分だ」と、そう思うのでした。
ーー中略ーー
ところ変わって、体育祭の練習中。
リレーに出る生徒会一同はリレーの練習をしていましたが、侑と沙弥香のバトン繋ぎが上手く行きません。
雰囲気も悪いのか、堂島くんから「仲悪いの?」と言われる始末。
改善しようと思った侑は沙弥香をファストフード店(某マク○ナルド)に誘います。
燈子と生徒会劇の話になり、沙弥香は言いました。
「燈子がやるなら私は協力するわ」
「佐伯先輩(沙弥香)って、七海先輩のことすごい好きですよね」
侑のその言葉に沙弥香は「一番の友人だと思っている」と返しました。
「好きってそういう?」
そう言った侑に沙弥香はなんともなさ気に
「ほかに何があるって言うの?」
と言いました。
後日の練習。
二人は燈子に何度も練習をさせられたようで、バトンを上手く渡せるようになっていました。
沙弥香回です。
これまでもそんな感じの描写は思いっきるありましたけれど、いや沙弥香も燈子が大好きなんですね、これ。
そして、侑と沙弥香の思いと燈子に対する関わり方の違いもまた顕著に表れています。
沙弥香は表には出さないけれど、燈子に対する好意を自覚して認めています。
一方で、侑は「好きと感じない」ですから、自覚もなにもありません。
侑はただ燈子に振り回されているのが現状です。
沙弥香は燈子に必要以上に踏み込まず、「燈子がそういうなら」と燈子が見せたくないと思うものは見ず、やりたいということは深くは聞かずに協力する。
これが沙弥香の好意なのでしょうね。
逆に、侑は燈子の思うままというわけではありません。
今は振り回されているだけなのでそう見えますけれど、ちゃんと自分の思うことを言いたいと思っていますし、燈子のことを知りたい(現に知った上で受け入れている)とも思っています。
この辺り、燈子を中心とした二人の思いがよく見えてきます。
2.体育祭と先輩との約束
体育祭のお話。以下、あらすじ。
体育祭が近くなった日、生徒会では体育祭の準備で慌ただしく動いていました。
侑が体育館倉庫に荷物を取りに行ったとき、たまたま燈子と会ってしまいます。
倉庫で燈子は侑に抱き着き、久しぶりだからとキスをしました。
ねだる燈子を侑が止めると、燈子はこんなお願いをします。
「体育祭が終わったら、侑からキスをしてほしい」
侑はこの約束を飲みました。
そして、体育祭。
体育祭中の生徒会の仕事がひと段落した休憩時間、槙くん(侑と燈子の関係を知っている)が侑と二人の時に言いました。
「相手をしてもらえなくて寂しいんじゃない?」
「わたしは先輩を好きじゃない。わたしは誰も好きにならない」
「だったら僕と同じだね」
槙くんとしばらく話をして侑は誰も好きになれない自分のことを
「七海先輩がそのままでいいって言ってくれたから、今はもう寂しくない」
と言いましたが、その横顔はとても寂しそうだったことに槙くんは気付いていました。
後半に入ってから侑メインの恋愛回となります。
体育祭前の燈子との約束、やっぱり燈子さん積極的すぎですよね。
普段はきっちりした優等生でなければいけないけれど、侑の前では甘えられるってのがこうした甘え過ぎな行為を助長しているのでしょう。
それに、「久しぶり」って・・・それまでは学校で人目をはばかりながら割とそういうことやってたってことなんじゃないかな?
ともあれ、侑と燈子は約束をします。
ここで「侑からして欲しい」ってのは、また可愛いお願いですし、侑は大したことないと思って飲んでますけれど、これが後々、侑の心を揺さぶる原因になります。
そして、体育祭。
体育祭ではここで侑の心情がよく分かります。
槙くん、観察眼が鋭い。
槙くんは第二巻で登場した、他人の恋愛を見ているのが好きで、自分はそこに立ちたくないタイプの男子生徒です。
侑が「誰も好きにならない」と言って彼は自分と同じだと思っていました。
けれど、話をする内に「七海先輩がそのままでいいと言ってくれるから、誰も好きにならないことは寂しくない」と言う侑が寂しそうなことに気付くわけです。
燈子と会って、燈子から好意を伝えられ、燈子の好意を受け入れていても、やっぱり侑は最初の頃と変わらずに「特別を感じたい」と思っているようです。
燈子と侑は、表面上も行為もお互いに心地が良いのでしょうけれど、その一方、心の底では二人の感情は本来は真逆のベクトルを向いています。
「好きになりたい」侑と「好きになって欲しくない」燈子。
いや、この二人の構図がこれからどうなっていくか楽しみですなぁ。
3.揺れ動く侑の心
今回ちょっと構成の関係上、あらすじをちょっと入れ替えてますけど、最後に個人的に第三巻で一番大きな部分だろうと思う侑の心が揺れ動く場面について。
以下、あらすじ
体育祭の前、ある雨の日の放課後。
侑は燈子の恋愛観を知った時のことを思い出します。
「私のこと好きにならないで」
と、そう言いたげな燈子のことを。
侑は友達の朱里と玄関に行くと、朱里の好きな男の先輩がたまたま傘を持っておらずに悩んでいたので、侑は朱里の背中を押して二人を一緒の傘で返らせました。
少し、表情を曇らせながら。
玄関でどうしようか悩んでいると燈子からの電話。
侑はすこし躊躇って電話を取りませんでしたが、燈子が来てしまいます。
「一緒に帰ろう」
相合傘で他愛もない話をしながら帰り、けれど、傘が小さくて少し濡れてしまっている燈子を心配して近くの屋根のあるベンチで雨宿りをすることに。
燈子の髪を拭く侑に燈子は
「甘え過ぎじゃないかって心配になる」
と言うと、侑は笑って
「そんなことないですよ、それに先輩が来てくれて嬉しかった」
と返しました。
ふと出た好意とも捉えられる戸惑って、侑は慌てて「他に一緒に帰ってくれる人もいなくて困っていたから」と付け加えました。
ーーすごく大幅に中略ーー
時は進んで体育祭後。
体育祭終了直後に、早速約束を果たすべく燈子と侑は体育館倉庫にいました。
「侑からして欲しい」
その約束を果たすためにきたわけで、燈子はわくわくしながら侑を急かします。
しかたなく侑は燈子にキスをしようとしますが・・・
(だめだ なにがだめかわからないけど、ここを越えたらいけない気がする)
と、キスを待つ燈子の顔を見て思い、結局、できませんでした。
「好きでもないのにするとか、ちょっと違う気がする」
と、侑は燈子に対してはぐらかし、燈子は「侑は、そうだよね」と理解を示し、
「代わりに私の好きにするからね」
と、燈子は思いっきりキスをするのでした。
(見返りのいらない好意を与えられること、優しくされること)
(それらを心地いいと感じるのは、手放したくないと思うのは)
(ただの当たり前で、特別なんかじゃないはずだ)
そう、感じている侑。
(心臓の音がする・・・わたしのじゃないな、先輩の音だ)
(だってこれじゃ、速すぎるから)
はい、第三巻はここまでとなります。
後半の体育祭の後の話はこれ一話なんですけれど・・・破壊力が高すぎる。
まあ、その辺は後に置いておくとして、まず、体育祭前の雨宿りの話。
第三巻では沙弥香の話と侑の心の揺れ動きの話がメインだと言いましたが、それがこの辺りにも表れてきています。
高校の玄関で、侑は友達である朱里の恋を応援するような描写がありますけれど、この時にその朱里を見送る侑の表情に少しだけ影があるわけです。
これ、侑が「特別を感じたい」と思う気持ちが大きくなってきている感じですね。
友達の恋に対してまでそう思うとか、よっぽど燈子の影響も出てきているのでしょう。
そして、そこに現れた燈子。
その後、燈子と雨宿り中に出てきた言葉。
「先輩がきてくれて嬉しかった」
侑としては何の気なしに出てしまった言葉のようでしたが、その実、その言葉の裏には気付かない内に好意が芽生えてきているかのような暗示があります。
そして、体育祭後の約束のシーン。
「侑からして欲しい」
これを特に大きく考えずに受けてしまった侑は、ここで気付くのです。
これは自分からしたらだめだ。
好きになってしまうか、止まらなくなってしまうか。
燈子が自分に求めている「好きにならない自分」でなくなってしまいそうだったのでしょう。
あと、至言
(ただの当たり前で、特別なんかじゃないはずだ)
これ、自分を自分で抑えて正当化している感じが出ていて最高ですね。
ニヤニヤが止まんねぇよ。
そして、第三巻の最後は、燈子の心音だと思い込んで自分がドキドキしていることを隠すかのようなモノローグで締めくくられます。
第三巻は一言で言って、最高。
4.(個人的感想)燈子に惹かれている侑が可愛い回でした
はい、超個人的感想のコーナー。
これまでは、侑が燈子を知っていき、受け入れる過程がメインだったので、どちらかというと燈子が積極的にグイグイくるところが可愛くて。
だから、個人的にも燈子を推していたわけですけれども。
ですが、ここからはいよいよ「二人」の恋愛になってきます。
ですから、語り手でありながらちょっと面倒な恋愛観を持っている侑が、「自分はそうでない」と思いながらも燈子に惹かれていく姿が・・・。
その時に語られるモノローグとか・・・。
モノローグでさえも「自分は人を好きにならないから、七海先輩のこともそんなわけない」というスタンスなところが・・・。
控えめに言っても、これ以上ないってくらい恋愛の機微が出ていて最高。
あれ、今回、侑、可愛すぎじゃないか?
第一巻から三巻までの間では、三巻が最も恋愛らしい感情が出ていて、こうした悶々とする感情が大好きな私にとっては終始読み応えのあるものでした。
また、今回は燈子はそんなに多くは出てきません。
メインが沙弥香半分、侑の揺れ動きが半分でしたので、二巻で恋愛観とかについてフィーチャーされた燈子は今回は重要な役ですけれど、彼女の思いなどはあまり語られませんでした。
ですが、だからこそ、沙弥香や侑、つまり、燈子よりもよっぽど感情の揺れ動きが激しく、燈子に振り回されている側の感情が子細に描かれています。
燈子が侑に近付きたい一心で下の名前で呼び合ったところ。
雨宿りのときに侑に甘えているところ。
ご褒美と称して「侑からキスをして欲しい」と約束するところ。
燈子さん、爆弾投げすぎですよ。
というか、こうして見ると燈子は色々な面で甘えてるんですよね。
燈子からしたらただ甘えているのだろうけれど、それこそが侑や沙弥香にはちょっと大変なことだったりしている様子。
作中でも侑が感じていましたが、甘え上手とはしっくりくる表現です。
燈子は他の人には優等生を演じているけれど、甘える人にはそれぞれの距離感でもって甘えている。
その辺り、甘え上手で、やっぱり聡明なんだろうなぁと思いました。
まとめ買いもあるでよ!
10年近くニキビのような吹き出物に悩まされていた僕の経緯と使った薬を紹介しよう
ニキビ、辛いですよね。
僕の場合は中学の思春期の頃から10年ほど悩まされていました。
10年というと非常に長い期間ですよね。
「そんなに長い間もニキビに悩まされることがあるのか」と。
でも、僕は悩んでいました。
それまで特に問題になったこともなかったので、特に積極的に直そうとは思っていませんでした。
ですが、ある時、ふと「いい加減に鬱陶しいな」と思い皮膚科に行ったところ、ニキビではないことが判明。
まあ、いくらニキビケアを謳った商品を使っても治らなかったし、あまりにもしつこい上に一カ所に集中していたので、おおよその予想は付いていましたが。
さて、そういったしつこいニキビに悩んでいる方、もしくは大人ニキビかと思って対処してもニキビが治らない方。
もしかしたら、僕と同じようにそれはニキビではないかも知れません。
これに対して、詳細は下でも紹介していますが、私が使っているものは↓コチラです。
目次
1.僕の悩みの歴史
まずは僕の悩みに悩んでいた歴史から語りましょう。
ニキビができ始めた中学時代
始めにまごうことなきニキビができ始めたのが、まあ一般の方たちと同様に思春期ニキビと呼ばれるアレで。
つまるところ、僕は中学2年生あたりの中二病真っ盛りの時期に例に漏れずニキビをこしらえました。
その当時、僕にはニキビに対する知識が一切なく、また、パソコンや携帯電話といったものも持ってはいなかったので、情報を得ることができませんでした。
ですから、そんな僕はあろうことかニキビを潰していたんですね。
当初、人よりも多くできていたし、なんだかんだ言ってニキビは嫌だったのです。
さて、そんなことをしていたのでニキビは治らず・・・
と、思えばこの時点で正確にはニキビではなくなっていたのでしょう。
ニキビは悪化の一途を辿り、一番ひどかったのは中三。
意外と、特に誰も嫌な顔はせず、避けるようなこともなかったのですけれど、一人だけ明らかに生理的嫌悪感を顔に出している女子がいまして、まあ、あれだけはちょっと心にきましたね。
ですが、特に支障もなかったのでそこまで気にはしていませんでした。
そして、そのまま高校生へと進学することになります。
収まったと思いきや治らない高校時代
高校時代、それは学業に恋愛に部活にと忙しい・・・
なんてことはありませんでした。
元来、インドア気質な僕は部活はパソコン室でダラケて遊んでいるひどく堕落した部活動生活を送り、それが楽しくて恋愛など眼中にありませんでした。
学業? もっての他です。
そんな高校時代でしたが、ニキビの方は中学よりは収まってきていました。
中学時代は顔全体にまんべんなくできていたものが、顎と鼻の下に集中しており、他の場所にはポツポツたまーにできるかできないか程度になりました。
ただし、顎と鼻の下だけと言っても毎日のようにできますし、量や大きさも
「あれ? こんなにもひどくなるかニキビって?」
と思うような、それはもう炎症と言っても過言ではないレベルでした。
ですが、当時も知識のない僕のこと。
これはニキビだと思ってはばからず、依然として放置していました。
余談ですが・・・
当時、肥満体でニキビ面で汗っかきで、お世辞にも・・・いや、お世辞ですら「女性から好まれる男子」とは言えない僕に好意を寄せてくれる女子が一名いました。
今思えばなんという女神のごとき慈悲深さを持った女性だったことでしょうか。
ですが、先ほど書いた通り、恋愛は本当に眼中にありませんでしたし、それに、そんな「ひどい有り様」の僕は女性と付き合う自信など微塵もあるわけがありません。
なので、身を引いてしまったんですねこれが・・・。
いや、見た目って思った以上に自分は気にしてるんだな、と。
自信のなさって恋愛に消極的になるな、と本当に実感しましたよ。
当時、僕という人間を好きになるような人はクトゥルフ神話のアザトースすら受け入れられるほどの胆力を持った人くらいだろうと思っていましたから。
相変わらずニキビ収まらぬ大学時代
大学時代。これこそサークルに恋愛に・・・
とは、案の定なりませんでした。
高校時代、友人の勧めで小説投稿サイトに小説を投稿していたのですけれど、それが高じて大学時代には大学行く以外は創作活動にのめり込んでいました。
小説書いたり、漫画を描いたり、時には音楽や動画、ゲームを作ったり、といったことをがっつり引きこもってやっていました。
ですから、周りには男友達しかいませんでしたね。
なので、特にニキビを気にもせず過ごしていました。
ニキビは高校時代よりも収まりました。
「ニキビは」です。
つまり、顎と鼻の下の「ニキビのような炎症、化膿」は依然として改善が見られず、
「大人ニキビにしてもこれはどうなんだ・・・?」
と思いながらも大学時代は支障がなかったので放置していました。
ついに皮膚科へGOした社会人時代
社会人ともなると、男友達だけでワイワイとは言っていられません。
見知らぬ人と会う機会も増えましたし、外に出る機会も増えました。
こうなってくるとニキビが気になってくるもの。
仕事ですから人と接さないわけにはいきません。
男性のみならず女性とも多く接しますし、年中マスクを付けているわけにもいきませんので、必然、ニキビは目立ちます。
大人ともなると中学、高校時代と違って周囲にニキビをこさえている人も見当たらず、僕一人だけ思春期真っ只中みたいな肌をしていました。
「これはなんとかしなければ・・・」
そう思い、僕はここでとうとう皮膚科へ駆け込んだのでした。
そこで、ついにこれが「ニキビ」と呼べるものではないことを知るのです。
今思えば、中高の時に皮膚科へ駆け込んでおくべきでしたね。
2.ニキビではなく黄色ブドウ球菌による炎症
皮膚科へ行った時に聞いた話によると、これはニキビではないとのこと。
まず、参考にそんな僕のニキビ(だと思っていた)の特徴を話しておきましょう。
ニキビだと思っていたものの特徴
結局はニキビではなかったのですけれど、僕のソレの特徴を参考までに。
・一カ所に密集していくつも発生し、大きいものもできる
・化膿しており、白ニキビに似たものである
・同じ個所に何度もしつこく発生する
以上の三点が挙げられます。
まず、一カ所に密集して発生する。
僕の場合は顎ニキビのようなものが大量に発生しました。
それは顎と鼻の下のみに発生し、いくつも発生した上に結合したのか大きなものもできており、それはもうひどい有り様でした。
次に、化膿しているんですね。
ニキビの場合は白ニキビ以外にも赤ニキビや黒ニキビもできますけれど、先ほど言った通りニキビではない。
言うなれば「炎症」でしたので化膿した白ニキビのような物しかできませんでした。
最後に同じ個所に何度もしつこく発生します。
潰しても放置してもニキビに対処する薬品を使っても、一瞬は収まることはありますけれど一日二日もしない内に同じような箇所に発生します。
これ、逆に言えば「それ以外の場所にはそんなにできない」のが特徴と言えます。
皮膚科で受診した時、僕は顎を見せた後、医師からこんなことを言われました。
「おでこ、見せて貰える? あぁ、綺麗なもんですね」
と、つまりこれは一カ所に集中してできていることを確認していたのでしょう。
ニキビではなく黄色ブドウ球菌による感染症
本題です。
結局、医師によると以下の通りでした。
「ニキビとは、アクネ菌によって生じるものです。ですが、この場合はアクネ菌ではないのでニキビではありません。問診でも書いて下さった通りに炎症に近いものです」
(僕はニキビかどうか疑っていたので「炎症?」と問診に付け加えていました)
はい、ニキビではありませんでした。
以下、Wikipediaより引用
黄色ブドウ球菌は人体の皮膚表面、毛孔に存在する。特に鼻腔内に存在する常在菌であり、約30% - 100%のヒトが保有していると言われる(諸説あり)。
感染症について
黄色ブドウ球菌による感染は、表皮およびその直下の組織に限局した部位に見られることが多い。毛孔や創傷部から感染が起きると、伝染性膿痂疹(とびひ、インペティーゴ)、癤(せつ、フルンケル)、癰(よう、カルブンケル)、蜂巣炎など、表皮限局性の化膿性疾患の原因になる。
以上のことから察するに、僕の場合、ニキビを潰した上でそれに対するケアをしていなかったことが原因だったのでしょうな。
そのせいで、顎に創傷が発生し、僕はたまたま黄色ブドウ球菌のキャリアだったのでそこから感染症を起こしたというストーリーだと考えられます。
そんで・・・ああ、とびひか、ニキビだと思っていたのはとびひとかそれに類する炎症症状だったんですね。
そんなわけで、ニキビに対するケアを施しても、これは炎症だったので効き目が一切なかったことも頷けます。
結局、僕はその病院で黄色ブドウ球菌に対する抗生物質を貰って帰りました。
3.Amazonで買って使った薬
では、どう対策をするべきか。
もちろん、医者から貰った抗生物質を使い、炎症は緩和されました。
ですが、処方分を使い切ってしまいしばらくすると、以前ほどとは言わないまでもやっぱりでき始めてきてしまいます。
まあ、黄色ブドウ球菌キャリアだろうから仕方ないのでしょうけれど。
とはいえ、僕は社会人になってから何度か引っ越したせいで、また新しく病院に行くのも手間でしたので、ここは自分でなんとか対処できないかと思いました。
「これまではニキビに対して対処できる薬品などを使っていたけれど、相手の正体がとびひに類する皮膚疾患と分かった以上、これに対処するものはないのだろうか?」
そんな市販の薬を探していたところ見付けたのがこちらです。
以下、商品ページより引用
●効能・効果
化膿を伴う次の諸症:湿疹、皮膚炎、あせも、かぶれ、しもやけ、虫さされ、じんましん
化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎)
効果効能として書かれているところからも、皮膚炎、化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛嚢炎)に対する効果は認められています。
ちょうど僕が患ったとびひやそれに類する炎症に合致しています。
これを使用してみると、たとえば夜に黄色ニキビや炎症に塗布しておくと、起きる頃には化膿は止まり、翌日が終わるころにはポロリと綺麗な肌が顔を出してくれます。
僕の黄色ブドウ球菌原因の炎症に対しては滅法強い薬品が含まれているってのもありますが、ここまでのものは今まで使ったことがありません。
実際に買って使用していますが、使用感としては黄色いボンドに近い感触で、塗ってみると油に近いようなものですね。
少しテカリが出るので気になるなら何かで隠しておけると良いかもしれません。
量的には、たまにできる程度なら一本で数か月は持ちますが、毎日使ったり、あご一帯の顎ニキビなど少し広範囲であれば三~四本程度あると半年くらい安心でしょうか。
第2類指定医薬品ですので副作用等の可能性も十分に考えられる部類の医薬品です。
僕のようなニキビとも言えない皮膚炎、化膿性皮膚疾患に悩んでいる方、もし使用したいということであれば、商品紹介ページにも効果効能、副作用等について書かれていますので、目を通してみてください。
↓治す前後のニキビ・とびひの抑え方(経験者談)書きました↓
【百合漫画】「やがて君になる」2巻 生徒会の始動と明かされる先輩の恋愛観、そして相変わらず先輩が可愛すぎる!
はい、百合漫画「やがて君になる」第2巻のレビューになります。
第一巻では「こんな漫画になりますよ」というような読者への顔見せ的な意味合い。
それと、主人公である小糸侑と生徒会役員の七海燈子先輩との出会い、および、侑が先輩から好意を告げられ、それを受け入れるようになる過程が描かれていました。
第一巻では出会いとそこから徐々に好意をぶつけていくようになる過程という、百合好きな私としては最序盤にして最大級のキュン死ポイントがあったわけですが。
さて、第二巻では最序盤のようなポイントこそないものの、二人の距離感は一巻よりも徐々に近づいてゆき、物語的には重要となる先輩の恋愛観についてだとか、そういったものを侑は知っていくことになります。
それを知った上での先輩に対する侑の付き合い方とか、なんだろう、最序盤が出会いとかイベント的なポイントだとすると、二巻では二人の関係性の進展と相手の内面に踏み込んでいく。
そういった少しずつ分かっていく過程にこう、キュンというかどちらかというと尊さを感じるようなポイントになっていきますね。
まあ、もちろん心臓をガッと掴まれるような萌えポイントもあるので、百合成分は相変わらずですけれどね。
以下、ネタバレ注意
↓前巻ネタバレレビュー↓
↓次巻ネタバレレビュー↓
目次
生徒会劇の復活を望む先輩と反対する侑
まず始めに、第二巻の始まりは先輩が生徒会長となってから、生徒会室に新役員が集まっているところから始まります。
そこで生徒会長の先輩、それと副会長の沙弥香、あとは役員の侑と男子生徒である槙くんと堂島くんが登場します。
さて、第一巻は始まりの物語でしたが、第二巻はこの序盤でここからしばらくの物語の主軸となるものが提示されていきます。
今後の物語の主軸ともなっていくそれは、「生徒会劇」。
先輩は生徒会が集まったところで、
「今年の文化祭では生徒会劇の復活をしたい」と言うのです。
要するに生徒会で行う劇です。
侑は特に大きな理由もありませんでしたが、大変そうだというのでそれに反対するのでした。
劇の脚本家を探す際、侑には小説家志望の友達がいましたが、それを言いません。
ひょんなことでそれを沙弥香に知られてしまった侑は、「燈子の邪魔をするの?」と問われたときに「先輩のことを見てて心配になりませんか」と言うのでした。
・・・
「生徒会劇をする」という先輩のことを侑は心配している。
この構図がまたいいんですよね。
先輩はなんでもできると思っている周囲と違って、侑だけが先輩を心配することができる・・・と思いきや先輩の親友である沙弥香もそれは知っていて。
でも二人のスタンスが
侑「先輩はなんでもできる人じゃないから心配」
沙也加「燈子がそう望んでいるのなら邪魔をしない」
という風に分かれていて、このスタンスの違いが今後にも関わってきます。
いやあ、いいですね、この侑は否定しつつも先輩を心配して気を回していて、一方で親友の沙弥香は心配をしつつも邪魔をしない、三角関係に似た構図。
この一人を中心にした考え方の違い、ちょっと面倒な三人の関係。
現状では主役にはなりきれていないけれど、沙也加の感情も随所に描かれていて、こちらは侑とは違って
「燈子は誰も好きにならなくていい、そうすれば私が一番燈子の側にいられるから」
と、なかなかにちょっと面倒な恋愛観、でも割り切った感情を持っていて、良い感じにこじれています。
見付かってしまう二人の関係
生徒会初日、生徒会の資料整理をしていました。
帰り際、先輩は「用があるから残る」と言い、そんな先輩のアイコンタクトから事情を察して侑も生徒会室に残りました。
他の生徒会員が帰ってしまい、二人きりとなった生徒会室で、先輩は言います。
「キス、してもいい?」
それに対して侑は「好きじゃないけど、興味がないわけじゃない」と言って先輩からのキスを受け入れるのでした。
その時、生徒会に筆箱を忘れていた槙くんが窓の外からその二人の様子を見てしまったのです。
その後、槙くんから遠回しに侑は探られたりしましたが、ついに槙くんは「キスをしていたでしょ」と侑に言いました。
「先輩には見たことを言わないで」と言う侑を「先輩の心配をするんだね」と面白がりながら、槙くんは誰にも言わないことを約束するのでした。
・・・
ここ、百合漫画好きには「男が出るのはNO」派と「男が出ても積極的に関わらなければOK」派がいますけど、槙くんの場合は問題ないでしょうね。
彼は漫画内で言及されていますが、先輩や侑とは違った形で自分自身の恋愛には興味がない人間として描かれています。
この槙くんに見られてしまい、槙くんに「真っ先に先輩の心配をするんだ」「先輩が小糸さんを気に入っているとばかり思っていたけど、そうでもないんだ」と言われたことで侑の心はちょっと揺らいでしまった。
「これは別に・・・普通だよ」
これ、侑はこれまで先輩を受け入れることをなんとなくで「普通だ」と言ってきていましたが、それが傍から見ると「そうでもない」ことを突き付けられた。
ここがなぁ、それでもそれを「普通だ」と言えるところに、侑の何でも受け入れる優しさというか、流され体質というか、そうした部分が見えてきますね。
けれど、分かっているんですよ彼女は。
それが傍から見れば普通じゃなくて、それでも何も感じていない自分に少し嫌気が差してしまっていることを。
「特別を知らない」侑に先輩が惹かれる理由
先輩が生徒会劇を復活させたい理由は、数年前に亡くなった先輩の姉が当時生徒会長で、その時から生徒会劇がなくなってしまったからということを侑は沙弥香からの助言で知ってしまいます。
そして、話を聞いたところ、先輩の姉は今の先輩をそっくりで、誰にでも慕われ、誰とでも分け隔てなく接し、誰よりも優秀であった優等生。
それを聞いて侑は、「先輩は先輩の姉になろうとしているんだ」と気付きます。
そのために、本当は緊張もするし弱い自分も持っている先輩は、努力して必死になってそれを隠しているんだ、と気付いてしまいます。
「だけど、いつまで?」
いつまでそれをし続けなければならないのか、と思った侑は先輩と話をします。
「そのままの先輩を好きって言ってくれる人もきっといます」
それに対して先輩は答えました。
「そんなこと、死んでも言われたくない」
先輩は、先輩自身も大好きだった姉の代わりでいることが、姉のように特別でいることが、それがみんなのためだと信じているのでした。
(先輩は私から離れないはずだ)
と、そう思っていた侑は自分を恥ずかしく思いながらも、先輩の話を聞いて言うのでした。
「私、先輩のこと好きにならないよ」
それは、本当は「先輩を好きになりたい」と思っている自分が吐いた、ただ先輩に離れられるのが寂しい思って吐いた、嘘。
◇◇◇
そして、話は先輩視点。
「『好き』って暴力的な言葉だ」
彼女にとって、「好き」は縛る言葉。
「こういうあなたが好き」は「こうでなくなったら嫌いになる」ということ。
だから、姉のように振る舞っている彼女も、弱い彼女も、どちらも本当であり本当でない彼女にとっては「好き」と言われても、それは「姉のような自分でなくなったら嫌いになる」であり「弱い自分(彼女にとっては肯定できない自分)が好き」と言われているのと同義です。
だから、彼女にとっては「好き」は強制する言葉。
だから、彼女は「好き」を持たない小糸侑を「私に何も望まない誰よりも優しい人だ」ということで好きになっていったのでした。
彼女は侑に言いました。
「好き」
それが縛る言葉だと知りながら。
・・・
はい、ここで大きく二人の関係は進展しますね。
それと、先輩の歪んだ恋愛観の理由がはっきりとわかります。
二人の関係はこれまで、先輩が一方的に侑のことを知って一方的に好意を持って、その上で侑は先輩を受け入れていたわけです。
ですが、ここでようやっと侑は先輩の恋愛観を知り、先輩がどういう人かを知って、侑の方から先輩に歩み寄っていきます。
これ、もう侑は半分気付いてるんですよね「自分は先輩が好きになる」と。
いや、「先輩は自分から離れないだろう」と思っているところとか、もうその感情がすでに絆されているようなものじゃないか、とも思ってしまいますけどね。
そして、先輩の方もこれを言ったことで安心して侑にワガママを言えるようになっていくわけですよ。
これまでは「侑は私のことを好きにならないから、離れられないようにしないと」と思っていたけれど、この件で侑とある意味で両想いになれたわけですから。
まあ、都合の良い解釈の両想いですけども。
また、ここでようやくはっきりと先輩の恋愛観が見て取れますね。
「好き」は縛る言葉。
本当のところは自分が認めたくない弱い自分、かといって、自分が周りに見せている優等生な姿は姉の代わりで、だからどちらを「好き」と言われても先輩にとってはドキドキとかできるもんじゃないんでしょう。
その点、侑はどちらにも縛らないから、本当の自分を見せても受け入れてくれるし、それだけに自分を縛ろうともしない。
いや、最高ですね、この二人だけが通じ合っている関係。
この二人だからこそ存在できる恋愛関係。良きかな。
(個人的感想)やっぱり先輩が可愛すぎるのと侑が格好いい件
さて、以下、超個人的感想と言いながらあらすじ解説では書けなかった本作の百合成分満載の場面をいくつかピックアップしていこう。
まず、勉強をするために先輩が侑の家にくる場面。
先輩が侑の部屋に入って、侑がお茶とケーキを取りに行っている間に、先輩が侑のベッドにちょこんと顔を乗せるところ。
これ男女だったら完全に変態にしか見えませんけど、なんせ優等生で才色兼備文武両道な女子生徒会長なんですから・・・あぁ^~。。。
そして、勉強中に気が散っているのを指摘され、
「だって、好きな人の部屋に来てどきどきするのは仕方ない」
と言って、その後に
「心臓の音、聞いてみる?」
とか、完全に誘ってますよね。侑を。
でも手首で脈測られてどきどきしながらもがっかりする先輩。
有り体に言って可愛すぎる。
そして、同じシーンでこんな会話。
先輩が、侑が誰かを好きになるんじゃないかと心配して
「私は君じゃなきゃ嫌だけど、君はそうじゃないから」
と言うと、侑は
「私のことが一番必要なのは七海先輩だって分かるから」
・・・侑さん格好良すぎじゃない?
その辺のイケ女イケメンよりもはるかに格好良すぎじゃないですか。
それに対する先輩が
「そういうところが心配だけれど、そういうところが好き」
と完全に恋する乙女の顔で言っているところがもう。
これ完全にお二人付き合ってますよね?
という感じなんですけど、その後に侑は
「先輩はこんなに私を好きなのに私は変われないんだ・・・やだな」
と思っているので、やっぱり二人の物語は面倒くさくちょっとこじれながら続いて行くんでしょうなぁ。
まとめ買いもあるでよ!
【百合漫画】「やがて君になる」1巻がいきなり尊い・・・ちょっと歪な恋愛観の二人の行方に悶々とする
「やがて君になる」
ここ最近では百合、BL系のメディアミックスが多く行われるようになってきており、この「やが君」もアニメ化されている(2018/10現在)漫画です。
言っておくけれども、僕はアニメ化を知る前から買ってましたけどね!
目を付けてましたけどね!(オタク特有の先見の明マウント)
と、個人的な事情はどうであれ、今回はこの「やが君」の第一巻についてのレビューです。
順を追って解説していくのもいいですが、まず最初にファーストインプレッション、読み終わった時の第一印象を一言で申しますと・・・
「こいつぁやべぇ百合が来たな・・・僕の好みにドストライクじゃあないか!」
僕の好みは、巷でよく見られるただ女の子たちがキャッキャしているものやもう少し踏み込んでイチャイチャしているようなものではないのです。
人間的な感情、あるいは特殊な情緒が描かれている、ちゃんとした「恋愛」を描いている人間ドラマチックで物語性のある綺麗な百合なのです!
こう、なんというか、尊いと言うか、お恥ずかしながら「キュンキュン」するような恋愛、これが好きなんです。
そうしたものが好きな方であれば「やが君」はドストライクだと思いますよ。
(・・・まあ、個人的にはドロッドロしたものも好きなのですが)
ぶっちゃけメディアミックスも首が引きちぎれるくらいに首肯できるレベルの百合漫画だと思います。
↓次巻ネタバレレビュー↓
目次
- 1.まず表紙詐欺でない綺麗な絵柄から漂う美しき百合感
- 2.初っ端に提示される物語の根幹を成す二人の恋愛観とリアルな感情
- 3.一巻は主人公の小糸侑が色々と「知る」物語
- 4.(個人的感想)先輩が直球なクセに乙女で可愛すぎて喀血しそうな件
1.まず表紙詐欺でない綺麗な絵柄から漂う美しき百合感
まず、特筆すべきはその絵の綺麗さです。
もともと、やが君はコミック電撃大王という月刊誌で連載されているものです。
月刊誌だから、とか、KADOKAWA系列だから、というわけではありませんが、非常に綺麗で雰囲気のある筆致で描かれています。
ここであえてKADOKAWA系列だからと言及したのは、表紙から中の絵を見て思った第一印象が・・・
「ラノベの表紙みたいな雰囲気だな・・・あ、これ中もめっちゃ綺麗じゃん!」
だったからです。
実際、表紙が丁寧でとても雰囲気があったから「お、いいかな」と思って買った(AMAZONでポチった)のですけど、中を見ても継続してその雰囲気が続いていたので、ラノベの表紙みたいだな。。。と。
最近ではラノベというと過激なものがありますけれど、なんだろう、そういったとこrではなくてあのイラストの雰囲気が継続するような、そんなイメージです。
そして、そんな絵柄で描かれている物語がこれまた、少し特殊な少女二人の感情を丁寧に描いたものなんですから、とても雰囲気に合致している。
正直に言って、ここまで僕の好きなタイプの百合漫画に合う絵柄はこれ以上ないんじゃないかと思うほどです。
なんというか、線が細すぎてふわふわとし過ぎていても人間らしさより綺麗な雰囲気が前面に出ているから人の感情を描くモノには淡泊。
かといって、絵が強すぎても少年漫画的な印象が強くなりすぎて百合漫画としては微妙になってしまう。
そこにきて、イラストのような線の強弱がちょうどいい感じで、濃淡が綺麗なこのやが君の絵は感情重視の百合漫画に対してベストオブベストなのです。
2.初っ端に提示される物語の根幹を成す二人の恋愛観とリアルな感情
さて、本題です。内容を見ていきましょう。
まず、やが君の物語の根幹を成すのは二人の少女と、その二人の恋愛観です。
この恋愛観があればこそ、二人の少女の関係性がなんていうか、リアルで心を惹き付けるものになっています。
主人公は「小糸侑」。入学して何カ月もたたない高校一年生。
そして、ヒロインである「七海燈子」。一巻時点では生徒会役員で生徒会長になろうとしている高校二年生。何でもできる優等生の先輩。
物語は、主人公の小糸侑が中学卒業時にされた告白に対する返事に迷っているところから始まります。
侑は、花も恥じらう恋に恋する女の子といった感じで、恋をしたらふわふわとしてドキドキするものだと考えていました。
けれど、告白されてもそうではなかったことに落ち込んでいたのです。
だから、「自分は誰のことも特別には思わないし、自分は特別を感じられないんだ」と思っているのです。
一方で、先輩は何でもできる優等生で美人で高校に入ってから10人以上から告白されているのですが、誰から告白されても断っているのです。
ある日、ひょんなことから先輩のいる生徒会の手伝いをすることになった侑。
侑は、先輩が「私、ドキドキしたことないもの」と言ったことから親近感を覚えて、先輩に告白の返事で迷っていることを相談します。
そして、自分も「誰も特別に思えない」ことを告白します。
結局、侑がその告白を断ったあと、先輩は言いました。
「私、君のこと好きになりそう」
・・・はい、これが全ての始まりなわけです。
第一巻の主な物語はまた下で書きますけれど、その前にここで先の物語にとって重要な二人の恋愛観について提示されています。
まず、主人公の小糸侑。
彼女は「誰のことも特別に思わないし、自分は特別を感じられないんだ」という恋愛観を持っています。
ここで重要なのは、それにも関わらず「特別を感じたい」と思っているところ。
これがもう、この先の物語でも随所に出てきてこう、侑と先輩の二人の心情の対比と関係が・・・とてもじゃないがこっちがキュン死しそうになる。
次に、ヒロインの先輩。
先輩は優等生で、誰のことも好きにならない。
そう思っていたのだけれど、「誰のことも特別に思わない」と言ってくれた侑のことを好きになってしまうわけですよ。
ここ、「侑は誰も特別に思わない」だからこそ「私は侑を特別に思う」という普通の恋愛なら相思相愛を求めて矛盾してしまうところ。
だけれど、先輩の場合は「誰も特別に思わない」からこそ、好きになれる、甘えられる、一緒にいたいと思えるのです。
この先輩の複雑な思いについては以降の第二巻で詳しく示されています。
一緒にいたいと侑を特別に思いながらも、侑に「特別に思わないで欲しい」と願っている先輩。
誰のことも先輩のことも特別に思えないけれど、「特別を知りたい、特別に思いたい」と感じている侑。
似ているようで相反することを願っている二人の物語なのです。
3.一巻は主人公の小糸侑が色々と「知る」物語
さて、第一巻の内容についてです。
※ネタバレ注意!
第一巻は小糸侑が自分の思いや立場を知って、先輩のことを知って、これからの物語の始まりを告げる「生徒会長選挙」を描いています。
まあ、メタ的な視点から言うなれば、読者にも二人の関係とどう展開していくかを提示している導入部的な物語ですね。
でもしっかり、二人の関係の始まりが濃密に描かれています。
さて、第一巻を通して描かれているのは、生徒会長選挙を通して、先輩が侑を好きになっていく過程と、侑が先輩との関係を受け入れていく過程。
ひょんなことから生徒会を手伝うことになった侑。
生徒会室で先輩に出会い、中学卒業の時に受けた告白に迷っていることを伝え、先輩から後押しを受けながら告白を断る。
その時、先輩は「誰のことも特別に思わない」と言った侑に「私、君を好きになりそう」と言ったのです。
なんだかんだそのまま生徒会選挙を手伝うことになり、先輩からの申し出で侑は生徒会選挙で応援演説をすることになった。
本当は、先輩の親友である沙弥香がすることになっていたのだが、彼女は不服ながらも侑に任せることになる。
(この沙弥香さんもまたいいキャラで・・・)
生徒会長選挙で演説をした侑は、演説の時に勢い余って「役員になる」と言ってしまい、最後には先輩が当選して侑は生徒会役員としてこれからやっていくことになる。
と、あらすじはこのような感じです。
百合っぽくない?
・・・百合漫画ってあらすじだけだと本当に肝心な百合成分って省かれちゃうよね。
先輩が侑を好きだと言ってから、先輩は侑の前でだけはデレデレでド直球に好意を伝えてきます。
その一方で、特別を感じないと言いながら、自分にとっての特別でないと知りながら、侑は先輩が求めるままに先輩を受け入れていくのです。
そして、この先輩の求めるものがまた・・・
先輩のキスも、先輩の弱いところも、侑は受け入れていくのです。
けれど、侑は特別が感じられないから、キスをしてもドキドキしないと不満を感じるし、先輩の弱いところを見ても「きっと先輩には私が必要なんだろう」と思うだけなのです。
そんな中で、侑は先輩が自分に特別を感じていることに嫉妬を覚えることもあって、「私も特別を感じたいのに・・・」と。
・・・改めて考えてみると、この二人の恋愛観はちょっと特殊なのだけれど、それよりもこの二人の関係ってそこそこ歪んでるなぁ。
けれど、一方が直球で、もう一方がそれを受け入れているから、感情的には青春っぽく揺れ動いているのに、二人の行動はとても百合百合しているんです。
あぁ・・・尊い。
4.(個人的感想)先輩が直球なクセに乙女で可愛すぎて喀血しそうな件
さて、ここからは僕の超個人的な感想を駄文乱文書きなぐっていきます。
第一巻の感想としては以下の三つ。
・あ、絵がやばいくらい綺麗だし好みの百合だ
・侑みたいな恋愛観はちょっとわからんでもないな
・先輩が可愛いいいいいいっぃぃぃぃぃぃぃぃいぃぃぃいいい!!!!!
まず、絵がとても綺麗だし、物語としては感情の機微が描かれていて、とても僕の好きなタイプの人間チックな感情重視、けれどストーリーもある物語です。
これはもう・・・全巻買うしかない!
いや、まあもう最新刊まで買って読んでるんですけどね。
次、侑みたいな恋愛観は分からんでもない。
ぶっちゃけ一巻では先輩の恋愛観の理由とかは分からないので、実際に100%提示されているのは侑の方の恋愛観だけなんですよ。
先輩の恋愛観はまだ表面だけ、50%くらいしか明かされていません。
さて、そこで侑の「告白されてもふわふわした感情を持てず、特別って気持ちを持てない」という恋愛観です。
これ、リアルでは告白直後でこの感情を持つ人は少ないでしょうけれど、ちょっと冷静になってみて「あれ、こんなもんかな」と思うような感覚なんでしょうか。
きっと、そんな感覚が一から十まであるのが侑なんでしょうなぁ。
さて、最後に・・・
先輩、可愛いいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいぃぃぃぃぃぃ!!!!
先輩が可愛すぎるんですよ、これがもう。
いや、先輩は誰にも特別な部分を見せない分、二人っきりの時の侑に対してだけはデレッデレでド直球に好意をぶつけていくんですよ。
生徒会長選挙の時も、緊張していないようで、侑と二人になったときには本当は緊張していて侑の体を借りたりするところとか。
「キスしたい」と直球で伝えるところとか。
ちょっとしたことで照れてデレてしまうところとか。
それが侑の前でだけ行われるんですよ。
そして、それを全て「特別には思わない」と思いながら受け入れてしまう侑の、このなんていうか、特別に思わないからこそ余裕のあるような素振りで、結局先輩を受け入れてあげているようなその感じとか。
そんな二人の感情とか。
可愛すぎるんだよ、もう。
これを読んだ(もう五回くらい読んでいるが・・・)翌日、会社へ行っても仕事中にちょっと思い出してニヤニヤしてしまうレベルです。
気持ち悪い?
いや、ここまでドストライクの百合を読んでそうならない百合好きはいませんよ。
この百合漫画、本当におすすめです。
まとめ買いもあるでよ
社会人が食事を制限してダイエットしようとするには、ひとまず晩ご飯を減らせ!
ダイエットをするには食事を制限するのが一番いい方法ですよ。
少なくとも自分なりに「多く食べ過ぎているな」と感じている以上は、適正、もしくは少し少なめの食事を心がけることで劇的な効果を発揮できます。
ですが、そうはいっても社会人。
仕事ってのは腹が減るものだし、毎日毎日そんな状況で健康のことを考えて食事をするなんて大変です。
ですので、食事を制限してダイエットをしようにも、制限したら制限したで仕事に身が入らないなんてことになってしまっては本末転倒。
いや、むしろ仕事に身が入らなくてもいいからダイエットできればいいなんて方もいらっしゃるでしょうけれど、そこはそれ。
さて、そんなダイエットが難しいなと感じている社会人のみなみな様にオススメしたいのが、朝と昼は普通に食べて、晩御飯だけ量をがっつり減らす、晩飯制限ダイエットでございます。
朝と昼は食うので仕事には支障がありませんし、晩御飯を減らすことでがっつりとダイエット効果を得ることができるのです。
今回はこのダイエット方法についてちょっと語っていきましょう。
目次
1.晩御飯は現代において一番の無駄カロリー
そもそも一日に三食を摂取する必要はないのです。
「一日三食は獣の食事、一日二食は人間の食事、一日一食は天使の食事」ということばがありますけれど、人間の食事としては三食も必要はないのです。
ではなぜ一日三食が提唱されるようになったかというと、経済発展が起こり肉体労働従事者が増加した時に彼らのエネルギー量を確保するためには三食が適正で健康的な食事の目安となったからです。
つまり、元々は肉体労働に従事する人々のために提唱されたものなのです。
ところ変わって現代ではどうでしょうか?
オフィスワーク、機械の発展により軽減された肉体労働、のように過去の肉体労働従事者に比べれば遥かに少ないエネルギー消費量で済んでいます。
ですので、現代人には一日三食はエネルギー供給として過剰になりがちなのです。
無論、一食一食のカロリーを制限すれば問題はありません。
過剰になりがちなのは例えば一汁三菜のようなちゃんとした食事を想定した場合ですから、たとえば野菜と簡単なたんぱく質系で抑えるくらいであれば三食でも問題にはなりにくい。
さて、そんなこんなで一日に二食を勧めたわけですけれども、ではなぜその中でも晩飯を減らすことを勧めるか。
それは、晩飯というのはもはやそこまで必要でないエネルギーだからです。
晩飯を食べる、これは寝る時に体力を回復するために必要なエネルギーの確保です。
ですが、基本的に食事で得られるエネルギーが労働などの日中の活動で消費し切れない傾向にある現代の我々は、そのエネルギーを持て余していますし、就寝中に必要なエネルギー量もそこまで多くありません。
ですから、晩飯はそこまで重要な食事ではないのです。
ゆえに、晩飯で余りがちなカロリーを、晩飯を減らすことで抑制しましょうというわけです。
2.朝と昼はがっつり食べよう
朝と昼はがっつりと食べましょう。晩飯はほどほどにして。
朝食は単純に社会人となると摂取しなければ脳が働きませんので必須です。
朝食がなければ労働効率がひどく落ちますので、こうしたことを避けるためにも朝はがっつりと食事を摂りましょう。
そして、昼食。
これも朝食と同様の理由で社会人にとっては命綱です。
朝食はともかくとして、昼食は摂取しなければ昼からの活力がなくなります。
これも外すわけにはいきません。
こうした意味でも量を抑える、もしくは抜くなら晩飯一択になるわけです。
ですが、晩飯を抑える、抜く場合には朝と昼はがっつり食べましょう。
今回の目的としては社会人がダイエットするには食事をどう制限するかってことなのですけれど、そこには不健康にとか仕事に支障が出るレベルでってことはまずナシ。
それを達成するためには、少なくともエネルギー量は健康的なままでなければなりません。
これまで三食で上手くいっていたものを、いきなり晩飯を抜いたりってことをすると就寝中に使用するエネルギーが不足したり、栄養素が不足したりといった事態になりかねません。
それを抑えるためにも、朝食、昼食をがっつり食べることでエネルギー量や栄養素を補っておこうという魂胆ですね。
3.ほんの少しの自制と習慣化がダイエットの肝
このダイエットの肝は結局のところ自制。
最初の三週間ほどは自制しまくりでしょう、晩飯があったところをいきなり抜く、減らすってことをするわけですから腹が減って我慢できないなんてこともあるかもしれません。
ですが、逆に腹が常に一定量満たされている状態の方が動物としてはちょっとおかしいくらいですので、それが動物的には普通なのだと体が慣れるまでは自制するしかありませんね。
そして、自制がやっとこさ芽を出してくると習慣化の完成です。
どんな行動も体と脳が完全にルーティンとして覚えて習慣化してしまえばこちらのものです。
私が現在行っている筋トレも習慣化することによって「やらないと体がムズムズする」という状態になっており、これのおかげで続けることができています。
それは異常では・・・? と思うかもしれませんが、習慣化とはそういうものです。
たとえば、いつもの寝る時の体勢を意図的に変えてみたら?
腕の組み方や足の組み方を変えてみたら?
なにか気持ち悪いですよね。それこそが体に染み付く習慣なのです。
習慣とは「それをしないと不安感や違和感が出る」というものなのです。
習慣というのはそれまで継続的に行ってきたことをルーティンとして組み込むことで忘れないようにするということで、つまりそれは、「これをしていれば安全・安心」という本能を喚起させることに繋がります。
やらないとなると、安心、安全が害された気分になり、焦燥感を覚えるわけです。
長ったらしいことを書きましたけれども、要は、習慣化されてしまえばむしろ意識的に行わずとも体と脳が勝手に続けてくれるということです。
特に、筋トレのようにひどく能動的なものでなく、晩飯を抑えるなどといったそこまで能動的な意思の力を求められないものであればなおさら有効です。
ですので、この習慣化を目指しての継続的な自制こそが重要なのです。
4.まとめ
・社会人がダイエットのために抑える、抜くなら晩飯
・栄養素などは朝昼でカバーする
・習慣化さえしてしまえば後は楽
今回のまとめとしては以上ですね。
まあ、晩飯を減らす、もしくは抜いて、朝と昼をガッツリ食べて、あとはそれを継続することで習慣化させましょうということです。
さあ、これで目指せだらしないお腹脱却。
特にデスクワークの社会人にとっては腹周りの肉を落とすダイエットは急務。
正直、食事制限だけで脂肪を落とそうとすると筋肉の方が先に落ちてしまいますので、筋トレなども一緒に行うことをオススメします。
僕達はどこまで自らの身体性を拡張してゆけるのか? 現代の発展とは身体性の拡張である【思考の垂れ流し】
身体性という言葉を知っているだろうか?
【身体性】とは、一言では言い表し切ることができない。
なぜならば、身体性とは実に様々な分野、捉え方があるからだ。
まず、体の運動神経としての身体性。
僕達が体の感覚器から受容できるという身体性。
意図的に物体に作用できるという身体性。
などなど、捉え方によっては実にさまざまなものとなるのです。
そして、今回はこれと現代の(特に生活についての)発展という点をまあ混ぜ合わせてみようと思う。
現代の発展をどう捉えるかは個人の自由だけれども、どんな風に変化をしているのか、どのような方向に向かって発展しているのかまで考えることは少ない。
けれど、考えてもみればまず最初に思い浮かぶのは、僕達の「身体性の拡張」なのではないかと思うわけですよ。
そんなわけで、身体性の拡張と生活科学の発展について以下で見ていこう。
目次
1.身体性の拡張とは
まずは身体性と身体性の拡張についてちょっと説明。
ここで定義する身体性とは【自らが影響を与えうる、影響を受容できる範囲】と【自らの意識にある「自分の縄張り」という感覚】の二つである。
自らが影響を与えうる、受容できる範囲というのは何も直接的物理的に影響を与えるものでなくて、たとえば、自分が命令して動くモノがあるならばそれも自らの身体として捉えられる。
そして、「自分の縄張り」という感覚については、これはちょっと説明が難しい。
たとえば、自分の部屋に誰かが急に入ってきたらどうだろう?
不快感を覚えないだろうか?
それはまさに、自分の部屋それ自体が自分の体の延長線上(縄張り)にあり、それを許可もなく侵されたからと捉えることができる。
そういう感覚を覚える範囲も身体性の一つと言えるのだ。
さて、じゃあ身体性を定義したところで、この拡張とは何を指すか?
とまあ、定義を理解していただければこちらはすんなりと受け入れられるはずだ。
【自らが影響を与えうる、影響を受容できる範囲】というのが拡張されるというとはつまり、これまでは手で直接動かすしかなかった、遠くにあってわざわざそこまで行かなければ動かせなかったもの。それが一言発するだけで動かせる。
また、たとえば、これまでは目で見るしかなかったものが、多くのカメラを通して見ることができるようになった、というのは受容的な意味での身体性の拡張だ。
まあ、分かりやすい感覚としては、手が遠くまで届くように伸びた、とか、目がいろんな場所に増えた、という感覚だろうか。身体感覚を、より遠く、より広く、より多く、他のもので代用できるようになるイメージだ。
そして、【自らの意識にある「自分の縄張り」という感覚】が拡張されるというのは、つまりは「自分の意識」がどこまで広がるかということだ。
たとえばTwitterなんかもこういう意味での身体性の拡張だ。自らの居場所を物質的な世界、人間関係の世界、だけでなく、バーチャル的な言葉やアバターによって作成される「自分」にまで広げている。
縄張りの拡張はこうしたイメージだ。
2.身体性は時代の進歩と共に拡張されてゆく
さて、本題。
僕達の身体性は時代の進歩と共に拡張されてゆく。
特に生活における発展というのはこの側面が強い。
古来、人間はまずもって影響を与えられる範囲、影響を受容できる範囲は限られていた。少なくとも、自らの手、足を用いる、もしくは声を上げて他人に命令する程度のことしかできなかったわけだ。
それが、徐々に広がっていった。
たとえば、電話。これは「話す」という対面でしかできなかった行為を超長距離でも可能にした。まさに身体性の拡張である。
また、発展という意味からは少し逸れるが、こうして考えてみると文書も身体性の拡張手段の一つではないか。
手紙とかそういったものではなく、そうした「世界」に対する拡張ではなくて「時間」に対する拡張だ。これらは自らの意思、命令、行動を後世に残すことができる。
これも言うなれば、時間を横断する形で身体性を拡張できると言える。
とはいえ、今日では「今ある形而下の世界」に対する拡張こそが発展の主眼だ。
最大の拡張と言えばインターネット。
これは知の集積として時間的な拡張もできるかもしれないが、その側面は小さい。
どちらかといえば、現在必要な情報、影響を自らが能動的に得るためのツールとしての身体性の拡張の面が大きい。
たとえば、インターネットによって何ができるかというと、世界中に対して「目や耳」を持つことができる。また、能動的には「口」を持つことができる。
こうしたもののおかげで、我々は今日でも世界中に目を持ち、耳を持ち、情報を得ることができるのである。
さて、そんな影響を与える、受容する側面としての身体性の拡張だけれど、何も世界的なことに目を向けずとも日常生活に溢れている。
たとえば最近、Googleより発売されたAlexa。
ポンと置いといて話し掛ければ、それに対応した情報などを提示してくれる。音楽を流して貰うことだって可能だ。
声を掛けるだけで遠隔でさまざまな動作をしてくれる。これこそ拡張である。僕達はもうハンズフリーで検索できるし、音楽を流すことだって可能になったのだ。
そして、他にもスマート家電というのが一時期話題になった。
全ての家電をネット的に繋ぐことで、全てをワンデバイスで管理することができる。
スマートホン一つで簡単に全ての家電を動作させることが可能なのだ。わざわざ家電に近付く必要もなければ、なんなら外出中に操作することもできる。
これは「手」だ。スマートホンに家中の家電を操作できる手が付随するようになったのである。これも拡張の一つと言える。
そして次。
僕達の「縄張り」としての身体性の拡張。
これについては身体性の説明でTwitterを例に挙げたが、ここでは僕はVRというのを取り上げてみたいと思う。
VRというのはこの「縄張りとしての身体性」に加えて、「影響を受容する身体性」というのが兼ね備わっている。
たとえば、VR空間はどうだろうか?
これは双方の身体性ともに拡張していると言える。
縄張りとしては、自らのプライベートな空間が物質的な世界のみならずバーチャルな世界にまで拡張されているという意味で拡張されている。
そして、影響を受容する身体性としては、たとえばホラーゲームなどはこれまでテレビ画面でしか体験できなかったものがリアルな感覚として体験できるようになる。
すなわち、受容できる感覚が増加したのである。
現代の発展というと実生活の便利な器具に目を向けがちだが、それよりも現代ではバーチャルへの身体性の拡張という側面が非常に大きい。
インターネット、TwitterなどのSNS、VR、いずれも自らの感覚を物質界でなくバーチャルに拡張するものばかりだ。
これの意義はとても大きい。
物質世界しか拡張できないのでなく、むしろ、世界そのものを創出して拡張していると言える。身体性の拡張とはまた違った規模での拡張が発展の中では行われているのである。
3.僕たちの身体性の拡張の限界はどこか?
僕達の身体性の拡張の限界とはどこだろうか?
そもそも、バーチャル世界のように世界そのものを拡張できる以上、身体性の拡張に限界はないのではないだろうか?
しかし、物質世界での身体性の拡張の限界は個人的には割りと近いように思える。
なぜならば、影響を与える範囲には制限があるからだ。
最低限、自らが影響を与えて良い範囲は自らが管理でき、そして私有している範囲に限らなければならない。法的にも倫理的にもそれは当然の規制だ。
やろうと思えば、他人のスマート家電を動作させたりなど多少腕のあるクラッカーならば簡単だろう。しかし、これを公に身体性の拡張として提供することは許されない。
そうした意味でも、物質世界に限って言えば身体性の拡張の限界はそこまで遠くないと思う。限界は・・・アンドロイドではないだろうか。
自らの意思の通りに動かせる人間をもう一人、つまり、人間それ自体を拡張する。
おそらく、この辺りが限度だろうとは思う。
けれど、そこにバーチャル世界が関わってくると話は別だ。
可能性は無限大。
とはいえ、それはあくまでも世界を創出し、その世界への拡張を身体性の拡張と捉えた際の話である。
バーチャルにおける身体感覚の提供、新たな形での居場所の創出、という意味で限界があるとすればまあ最高峰は・・・ライトノベルのソード・アート・オンライン的な世界だろうなあ・・・。
・発展とは身体性の拡張の面がある
・特に生活に寄与する発展は身体性の拡張の側面が大きい
・バーチャルは身体性の拡張のブルーオーシャン
以上。
とはいえ、僕達はこれからもこの拡張をいつの間にか、そして、知らない内に受け入れてしまうのでしょう。
それに気付かないのは少し悲しいので、一つ一つ丁寧に発展を受け入れていきたいところですなぁ。